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スタッフブログ

Author Archives: a.kubo

糖質オフダイエットにも最適◎こんにゃくラーメンがおいしすぎる!!

急に寒くなり、温かい食べ物が食べたくなる時期ですよね。
糖質オフダイエットをしていた私に、こんなお土産が届きました

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こんにゃくパークの「こんにゃくラーメン」

こんにゃくゼリーをリクエストしてたのに、こんにゃくラーメンかぁ…と思いつつ
糖質気にせず食べれるなら、いいかも!と納得。

しかも、実際に現地で食べた人からは、すごくおいしかったという感想を聞いたので食べるのが楽しみに♪
今回はしょうゆラーメンを作ってみました。

【こんにゃくラーメンの作り方】

お鍋でも作れるのですが、お鍋なしでも簡単に作れるんです。

麺をさっと水洗いし、どんぶり鉢に入れ、水150ccとラーメンスープを入れてレンジで2分30秒温めるだけ。
これなら、レンジのある会社ならお昼ご飯にも食べられそうです。

気になる!こんにゃくラーメンの味

気になるお味は…

スープはちょっと濃いめ、そして麺はいい感じのコシがあり、あっさりしていて食べやすい。
コシの程度は、韓国冷麺の手前くらい。手打ち麺を冷やして食べるときくらいの食感です。
私はこの食感大好きで、ハマりました。

お腹のふくれ具合でいうと、一袋では腹5分目といったところです。
こんにゃくパークでは、無料の工場見学やバイキングもやっているそうです。
私も行ってみたい!

みそラーメン、焼きそばも食べるのが楽しみです。

こんにゃくラーメンの価格は?

お土産類のラーメンは、通常200~300円するイメージですが、このこんにゃくラーメンはなんと100円弱なんです!
こんにゃくパークがあるのは群馬県。
ちょっと行くには遠い…という方のために、オンラインショップもあるようです。

パソコンの方はコチラ>https://www.konnyaku-museum-shop.com/

スマホの方はコチラ>https://www.konnyaku-museum-shop.com/smp/

5000円以上で送料無料なので、お友達と一緒に購入するとよいですね。

こんにゃくパーク詳細

  • 所在地住所:〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
  • 電話:0274-74-3131
  • 開園時間:9:00~18:00(最終受付 17:00)

※工場見学ゾーンについて

・8月11日(日)~15日(木):夏季休業ため機械稼働なし
・土日:機械稼働なし、映像やパネルで見学
・平日:実際の機械の稼働を窓から見学OK

▼詳しいアクセスはこちら▼

地図・アクセス

現在ダイエット中の方も、そうでない方も、一度食べてみる価値ありですよ!

体感型スケーティングパフォーマンス「Get in ice」@岡山でリンクイン!

フィギュアスケートを愛してやまないマーケティング部門の田中(と)による、スケートイベント参戦備忘録です。

8月29日、岡山国際スケートリンクにて、めちゃめちゃレア!なイベントが開催されました。
それがこちら↓  
 ※企画・ご出演のTEAM ORANGECHEERSさんインスタグラム投稿をお借りしてます

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Get in ice 体感型スケーティングパフォーマンス 8月29日(木)にチームオレンジチアーズSPイベント「Get in ice」を岡山国際スケートリンクで開催します! ◆開催時間 10時30分から13時30分  演技、ジャンプやスピンを超至近距離(氷上)で観られたり、みんなで一緒に滑ったりの「体感型スケーティングパフォーマンス」です!  プチサプライズもご用意しています。  是非チームOCに会いに来てください。  詳細・申込みは オレンジチアーズ get in iceで検索 https://npo-ist.com  #体感型スケーティングパフォーマンス #getinice #無良崇人 #川原星 #橋本誠也 #チームオレンジチアーズ #OC #岡山 #フィギュアスケーター #スケート #岡山国際スケートリンク #無良提督 #艦これ #提督スケート部 #20190829 #夏 #? #体感型 #スケーティングパフォーマンスユニット  #サプライズ #ゲットインアイス #むらっち #一緒に滑ろう #大人スケート部 #アイススポーツ鳥取 #コスプレok #ゼロ距離

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この3名は、全国を巡っているアイスショー「浅田真央サンクスツアー」にも出演しているプロスケーターたち。
現在同じマネジメント事務所に所属し、TEAM ORANGECHEERS(チームオレンジチアーズ)というユニット名でも活動されています。

皆さん素敵なスケーターなんですが、なかでも私が昔から注目してきたのが、写真右の無良崇人さん。
スケールの大きな滑りとダイナミックなジャンプを武器に、10代の頃から世界の競技会で活躍してきた元選手です。
と今更私がご紹介するまでもなく、アマチュアラストイヤーの名プログラム「オペラ座の怪人」での熱演は記憶に新しいですよね。

無良くんはかねてから岡山を拠点としつつ、お父上の出身地でもある鳥取でのスケートリンク再建活動を応援中。
そうしたご縁もあって今回、NPO法人アイススポーツ鳥取さん主催でオレンジチアーズのファンイベント開催が実現したようです。

3人はフィギュアスケート未体験の方にもぜひリンクで滑ってみてほしい、日本のスケート界の裾野を広げたい、という願いのもと、浅田真央ちゃんのツアーで全国各地のリンクを回り素敵な演技を披露しつつ、今年からはリンクで直接ファンと交流できるようなイベントもされています。
今年の2月には、東京ミッドタウンの冬季限定リンクで、チームオレンジチアーズとしては初のショープログラムも披露。
8月のイベントは、それに続く2回目のファンイベントとなったわけですが……3人がアイデアを出し合って、ファンも一緒にスケートリンクの上に立ちながら、間近でパフォーマンスやレッスンをしてくれるという素敵なイベントをつくり上げてくれました。

そんな素敵な企画、是が非でも参戦しなくちゃ…!
というわけで、私も岡山国際スケートリンクへと足を運び、氷上に降り立ちました。生まれたての小鹿のようにぶるぶる震えながら。

長年スケート観戦しているとはいえ、私は完全に観るほう専門で、リンクで滑った機会は生まれてから2,3回しかなく。
トップスケーターの美しい滑りをさんざん目の前で見てきたはずなんですが………脳内でそのイメージを再現することはできても、それを自分の身体で再現することはまったくできません!(まぁ、当然ですね。笑)

実は2月の東京ミッドタウン開催イベント時にも、リンク滑走込みでイベントを観覧すれば間近に触れ合える機会がありそうだ!ということで、ほぼ20年ぶり(!)にスケート靴を履いてはみたんですが………氷の上でじっと止まっていることはできても、まったく体重移動ができない。
手すりに頼りまくりながらリンクを何度かこわごわ周回するだけで疲れ果て、次は地元で1日スケートレッスンでも受けてみようかな……と思いながらリンクを後にしました。

それから半年後。オレンジチアーズの滑りを間近で観て、さらにレッスンも受けられるとはなんて有難い!というわけで、「まったく滑れない参加者」枠で思い切って参加したのです。
リンクには降りずに観覧席からウォッチするという選択肢もあったのですが、やっぱり、せっかくの体感型イベントなら体感せねば!と。

当日は、無良くんのご両親をはじめとする地元コーチ陣もスケート指導に参加。完全初心者コースの私は主にお母上の無良千絵コーチに丁寧に教えていただき、時に無良パパにも手を差し伸べていただきながら、オレンジチアーズ3人のパフォーマンスを間近で観ることができました。
オレンジチアーズメンバーの橋本誠也さん、川原星さん、そして無良くんも、入門者・初級者・中級者各レッスングループをまわって一緒に指導してくれるという、なんとも贅沢な時間!
ジャンプやステップも目の前で実際に動きながら、分かりやすく解説してくれました。

なにぶん運動神経ゼロの身ゆえ、すぐにスイスイ滑れるようになるというわけにはいきませんが、よく6分間練習で選手がリンクに降り立った直後にやっている足慣らしの「ひょうたん」や、後ろ向きに滑るといったスケーティングにもトライ。
ブレード(スケート靴の刃)のどの部分に体重をかけるとどんな方向に身体が向かっていくのかなど、滑りの基本も身をもって理解することができました。

当日は動画や写真の撮影もOK、SNSにリアルタイムでアップするのもOKだったので至近距離からスマホで撮影もしていたんですが、自分の足元がおぼつかないのと、リンク上で綺麗に撮るのがなかなか難しい!(一面の白で光がハレーション?するのか、色とピントがキレイに合わないんですよね)のと、なにより被写体のスピードが凄くて追いつかない!のとで、ブレ気味写真しかとれず。雰囲気だけ味わってください。

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(間近で大きな3トゥループを着氷した直後の無良崇人さん。近すぎてフレームに収まりません…!)

固めの貸スケート靴に外反母趾の足を押し込んでいたこともあり、約3時間のイベント終了後は足がじんじん&クタクタのヨレヨレ状態でしたが、とっても楽しく貴重な時間を味わうことができました…!
またこうしたイベントを企画してくださるとのことなので、スケートファンとして、今後もオレンジチアーズの活動に注目していきます!

ちなみに、NPO法人アイススポーツ鳥取さんのイベント報告で、チームオレンジチアーズとトリピー(ゆるキャラ)の背後に私もヘルメット姿で映りこんでます(笑)。

その2日後には急遽、横浜へ移動してアイスショー「Friends on Ice」で高橋大輔選手&宇野昌磨選手の今季競技プログラムお披露目にも立ち会い。
その感想も色々書きたいところなんですが、とても1つのブログ投稿内に収まらない長さになりそうなので、割愛いたします。

ですが最後にこれだけは…!
フィギュアスケートファン必見のアイテムをご紹介させてください!

私たち株式会社アーツが運営している年賀状印刷の「おたより本舗」では、個人様向けの名入れ印刷サービスのほか、全国の雑貨屋さんや文房具店などの店頭に並ぶパック年賀状も手掛けております。
こちら↓はそうした小売店さん・業者さん向けに公開している2020年・子年用の年賀状卸サイトなのですが…。
http://www.nenga-pack.jp/fs/nenga/single/item073

スケート靴を履いた可愛いネズミ選手が、華麗なジャンプやスピン、スパイラルを披露しています!

こちらの年賀状は、浅田真央ちゃんショー(チームオレンジチアーズも参加!)の公式ロゴやグッズデザインも手掛けてらっしゃる人気イラストレーター、いわにしまゆみさんがおたより本舗のためにデザインしてくださいました~~!
フィギュアスケートって、冬のご挨拶にピッタリのモチーフだと思うのですが、年賀状にはなかなか無いんですよね。
いわにしまゆみさんは以前から「おたより本舗」に素敵なデザインを提供してくださっているので、いつかフィギュアスケートの年賀状も手掛けていただきたい…!というのがスケオタ田中のひそかな(でもないか、しつこく言ってる)野望でした。
今回、念願かなって素敵な子年年賀状として皆様に楽しんでいただけることになり、とっても感激しております。

約1カ月後には個人のお客様向けにも年賀状サイトから購入していただけるようになりますので、サイトがオープンしましたら是非!大きなサイズでじっくりご覧くださいね。
(2019年10月以降にこの記事を読んでくださった方は、こちらからサイトへGO!)

私の知人の大半には、年明け、きっとこのデザインで2020年賀状が届くはず! ちょっと気が早いですが、お楽しみに~。

きっと次のお正月も、あっという間にやってきます。
皆様、年賀状はおたより本舗 年賀状印刷の専門店から、どうぞお早めにご注文ください! 
王道から個性派まで、バリエーションいろいろご用意してお待ちしています!

熱中症対策にオススメ!使える携帯扇風機

先週から急に暑くなり、クーラーなしでは生活できなくなりましたね。
我が家の娘はバスケをしているため、週末は試合の応援に。
小学校の体育館にクーラーがついているわけもなく、サウナの中でうちわをあおいでいる状態…
あまりの暑さに子ども達にも携帯扇風機の持参OKが出ました(^_^;)

以前から気になっていた扇風機、今年はほとんどのものが充電式になっています。

携帯扇風機の種類は2種類
1)手に持つタイプ
この手に持つタイプの扇風機は、かなり前からありますね。
電池式のもの、充電式のもの、手動のものがあります。
小さなお子さまには、ケガをしないよう手動タイプがオススメ!
こどもは、楽しんでずっとレバーをグッと押さえながら扇風機を回してくれます。
大人の場合は、スイッチひとつで回り続けてくれるものが◎

最近の手に持つタイプは、卓上でも使える工夫がされているものが多いです。

実際我が家で購入したのは、こちら↓
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思ったより静かで風量も十分。

卓上におけるよう、猫の足形プレートがついています。

足形の裏は吸盤ぽくなっていて、面積は小さいけど、こけずに立ちます。

レインボーに光るので、子どもも大喜び!!

Joshinで990円と、コスパも最高!!

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2)首にかけるタイプ

今年流行りなのが、ヘッドホンタイプの扇風機。

ただ、かなり売り切れ続出で、我が家では今、取り寄せ注文中です。

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このタイプは、両手が空き、動きながら使えるのが魅力!

スポーツ観戦やお庭の掃除など外での行動にオススメみたいですよ。

 

保冷剤や扇風機、塩分補給食品などをうまく使って、暑い夏を乗りきりましょう!!

周りの方々には残暑見舞いで涼を届けられるといいですね。

 

 

 

 

西は香川、東は仙台。アイスショーとご当地グルメと猫の旅。

近ごろ、旅といえばもっぱらスケート観戦&鑑賞や観劇を目的とした地方都市遠征。
そんなマーケティング部門の田中(と)がこの春~初夏に訪れた、香川&仙台のお話です。

少し前の話になりますが、4月下旬に楽しんだのは「浅田真央サンクスツアー」高松公演をメインイベントとした香川県の旅。
真央ちゃんをはじめスケーターみんなの絆と一体感を強く感じられた、素晴らしいショーでした。
昔ながらの町の体育館のような、小さな空間に暗幕を張って行われた公演。
暗幕の隙間から光が漏れてリンクに射し込んでいたりするのも、なんだかノスタルジックで素敵な味わいがありました。

会場の様子はこんな感じ↓(出演スケーターの練習風景動画 無良崇人さんらの公式Instagramアカウントより)

真央ちゃんが「全国の街で滑って皆さんに感謝を届けたい」との想いでプロデュースしているこのサンクスツアーでは、毎回地元県民を対象にした優先チケット先行もあって、観客の多くは地元のお客さんたち。
オープニングで真央ちゃんが登場して客席にスーッと滑りながら近づくと、お客さんから本当に嬉しそうな歓声が挙がって、「あの浅田真央ちゃんが目の前に!」という興奮と幸福感が会場いっぱいに広がるんですよね。
真央ちゃんがこのショーで日本中の人に届けたいと願い、届けているハッピーが目の前に広がっていくのを感じて、鳥肌が立ちました。

鑑賞時、私はバイオリンの発表会を間近に控えて毎晩あるクラシック曲の練習に励んでいたのですが、その楽曲に乗せて真央ちゃんが素晴らしいステップワークを披露するナンバーも。
実は、去年の真央ちゃんショーをきっかけに発表会用に選んだ曲なんです。練習大詰めの時期にまた演技を観られたことが、曲想を深めるヒントにもなりました。
私が弾くのはバイオリン、真央ちゃんが滑るのはチェロ版で少し違う部分はあるのですが、音楽を演奏するのも滑りで魅せるのも、曲の世界をどう表現するかという点において同じ。
最近はスケート観戦のたびにバイオリンを弾きたくなる日々です。習い始めてまだ2年なのでとっても未熟ですが!

話がそれましたが、そんな実り多いショー鑑賞を終え、次の日に向かったのは瀬戸内海に浮かぶ小さな島でした。
香川県多度津港からこの島へ向かうフェリー乗り場はGoogle Mapに「猫の島行き」と表示されている、猫好きにとって天国のような島なのです。
しかも、ただ猫が多いだけじゃありません。
「飛び猫」写真を撮れる島として秘かに人気なんです!
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タイミングを合わせるのが難しく、スマホの連写機能の力を借りまくりましたが。背景の海とぽっこりフォルムの島のおかげで、素人が撮っても絵になりますよね!

猫たちはとっても人懐っこく、膝の上に乗ってくれたりスリスリしてくれたり。猫と戯れまくり撮りまくり、帰りのフェリーが出るまで5時間半の滞在があっという間でした。

もちろん香川に行くからには、うどんも食べましたよ!
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こちらは行列店「風月」の名物メニュー「かしわ天おろし」。
そしてこちらは…
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同じく高松の人気店「鶴丸」の「牛すじカレーうどん」。
圧の強い、大迫力のうどんたちですよね…!

DSC_1403カウンターから見える釜の湯気も圧巻。ホテルに帰ったら、茹でたグルテンの香りが服から漂ってきました(笑)。美味しかった!!

そして今月、「Fantasy on Ice 2019」仙台公演のために遠征した宮城県。

仙台は荒川静香さん、羽生結弦選手と五輪金メダリストを立て続けに輩出しているフィギュアスケートの聖地。
日本におけるフィギュアスケート発祥の地「五色沼」もあり、その最寄り駅には二人のモニュメントも作られています。

当日はショーを観に全国から集まった羽生くんファンが、モニュメントとの記念撮影のために長い列を作ってました。
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杜の都仙台でアイスショーの合間に堪能したのは、やはりご当地グルメの牛タン、そして「ずんだ」スイーツの数々。
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マツコデラックスの番組で人気に火が付いた「ずんだ茶寮」の「ずんだシェイク」

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「牛たんの一仙」の、お肉ゴロゴロ「牛タンシチュー」

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お茶の井ヶ田を展開する「喜久水庵」の「プチずんだわらび餅パフェ」

他にも、撮り忘れましたが単体の「ずんだソフト」も食しました。
観光名所のあちこちに、ずんだスイーツのローカルチェーン店があることにも驚き。特にずんだシェイク、こんなにまで名物化していたとは…! 確かにとっても美味しかったです。

アイスショーの方はというと。私の愛してやまない海外スケーターが複数出演していて、ものすごく密度の濃い3時間40分でした!
このショーならでは、ゲストアーティストとの生コラボレーションも今年は特にハイレベル。今回初めてX JAPANのボーカルTOSHIさんの生歌を聴きましたが、なんてスペシャルな喉と声なんでしょう。
MCで「ゆづー!」とシャウトしまくって声が嗄れようが、ここぞという聴かせどころで喉を押せば、会場を音圧で震わせるハイパーボイスを繰り出してくることに驚嘆。まさに規格外の声…!

そして特に感激したのが、イタリアのアイスダンスカップル、アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテのパフォーマンス。
なんと、古き良きモノクロ無声映画の世界観を作り出すために、自らモノクロームにメイクしてのスケーティング。
いつもお洒落&キュートなナンバーで魅了してくれる二人ですが、今回のプログラムはとりわけチャーミングでクリエイティブでした。

幕張公演の記事(読売新聞写真部Twitter)で写真をご覧ください↓

他にも他にも、見所が多すぎて書ききれませんが、尾崎豊の名曲に乗せたステファン・ランビエルの色っぽいスケーティング、王者オーラを漂わせるエフゲニー・プルシェンコにテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアも素晴らしくて! 海外からの来日組はもちろん、日本人スケーターもそれぞれに印象に残りました。スタンディングオベーションの嵐!

ちなみにこの翌週の神戸公演ではまた違った構成で、そちらはさらに密度がアップしていたような(特にテサモエが圧巻!!)。
仙台・神戸と、結弦くんがフィナーレで4回転ジャンプに挑み続け、だんだんレベルアップ(カムバック)していく様子を観られるのも貴重な体験でした。
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欲を言えば、せっかくなら東北の有名な猫の島にも立ち寄りたかった…!
ですが、ショーの長さと濃さからいっても、一泊二日ではとても足りませんね。
猫の島訪問はいつかまた宮城を訪れる時のお楽しみにしたいと思います!

真央ちゃんサンクスツアーも、今年もう何度か行けることを願って。
地元大阪の公演は予定にありませんが、関西圏の公演のチケットとりに励みたいと思います!

糖質制限ダイエットの効果がすごい。食べても10日で驚きの2.7kg減!

今年のGW、みなさん満喫されましたか?

GWは普段より外出することも多く、ついつい外食で済ませ、モグモグ間食していたら……そのツケがやってきてしまいました(´;ω;`)ウッ…
GWが明けて1週間たち、履こうとしたパンツが入らないΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
恐る恐る久々の体重計に乗ると、人生で見たことのない数字が!!
なんと、1月から4kg増えてました。

これはさすがにヤバイ!とダイエットを決意。
春休みに会った友達がやっていた「糖質オフ」ダイエットが頭に浮かびやってみることに。

糖質制限の食事って!?

特に糖質制限ダイエットの知識のない私。
とりあえずお米とパンは控えた方がよいだろうというレベルからのスタートです。

はじめの5日間

夕食のお米を野菜に置き換え、おやつを我慢することにしました。
それだけでも3日で1kg減!あまりの効果に自分でもビックリ!!
しかし、3日目と5日目に外食の予定があり…
3日目の外食は少し控えめに食べて体重横ばい

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4日目~お昼ご飯のお米を半分にして代わりにお豆腐
5日目、外食はメイン+バイキング付きで食べすぎ 0.3kg増

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次の5日間

朝食に食べていたパンをサラダに変更
昼食もお米の代わりにサラダに変更

最初の1kgは、最近増えたから減りやすいけど、そのあとは大変じゃ?と思っていましたが、
この5日間で 1.7kg減
10日間で合わせて 2.7kg減になりました。

今日一日の食事はこんな感じです↓

842キロカロリー、炭水化物96.4g

朝食

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ヨーグルトは自家製のR-1。フルグラとの相性抜群です。

大好きなフルグラ&ヨーグルトは食べたいので、一番消費できそうな朝ごはんで。

ヨーグルトの作り方はこちら→『インフルエンザ対策!ヨーグルトメーカーが大活躍☆』

インフルエンザ対策!ヨーグルトメーカーが大活躍☆


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サラダとたんぱく質を摂るようにしてます。昼食は3時半~4時頃に食べることが多いので、たくさん食べなくても夕食までもちます。
夕食

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メイン料理は心持ち少な目にしてますが、基本は野菜をお米がわりにしているだけ。

あとは、なるべく糖質の低い野菜を選択しています。カボチャやじゃがいも、レンコンなどは糖質が高いみたいです。

ある程度の量を食べてるのと、野菜は細切りなので、噛みごたえがあり、時間もかかるので満足感があります。

野菜は時間のあるときに2日分くらいをカットしてストックしてるので、準備も楽です。

おやつが食べたくなった時はどうする?

ちょっと小腹がすいた、なにか食べたいなって時には、のど飴や煮干しを食べています。
飴は糖質の塊なんですが(;^ω^) 仕事で煮詰まったときには疲れを癒してくれます。
お菓子の糖質含有量を調べると、小豆系の和菓子は結構低く、さらにゼリーが低いようなので、冷蔵庫にはコーヒーゼリーを買っています。

「おいしく楽しく適正糖質」を提唱しているロカボのサイトはすごく分かりやすいです。
ロカボ辞典では、主な食品の糖質一覧もありますよ。

ロカボ辞典:https://locabo.net/dictionary/

 

糖質の吸収を抑える3つの技

糖質が多いとされる米・パン・果物をずっと控えるのは難しいですよね。
そこで、先日のテレビで紹介していた糖質の吸収を抑える技のご紹介です。

ちなみに、ご飯は食べるとしても半膳にしておいた方がよいみたい。

1)食べる順番はお肉から!

食事をする場合は、ご飯(お米)からではなく先にお肉を先に食べると血糖値が上がりにくく、糖質の吸収率が下がるようですよ。

2)炭水化物は脂質と一緒に!

お米やパンを食べる場合は、脂質と一緒に摂ると良いそうです。
パンなら10ℊ程度のバターをのせて、ご飯なら大さじ1程度のマヨネーズをのせてという例が紹介されていましたよ。
また、ローソンには低糖質のパンも豊富に売られているので、そちらを利用するのも良さそうです。

LAWSONの「ロカボで健康、はじめませんか。」コンテンツも参考になりますよ↓

http://www.lawson.co.jp/lab/kenko/art/1350949_4665.html

3)果物を食べる前には濃い目の緑茶!

果物にも糖質が多く含まれています。
果物の糖質吸収を防ぐには「カテキン」が有効なようで、果物を食べる前に濃い目に作った緑茶を飲むと良いそうですよ。

 

楽しめる♪おすすめの健康管理アプリ『S Heslth』

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「やるなら楽しむ♪」がモットーなので、ダイエットも楽しんでいます。
スマホで万歩計代わりに使っていた『S Heslth』というアプリ。
今回、詳しく見てみると、体重だけでなく、食事や運動なども記録でき、目標設定をしてグラフを作ってくれる充実ぶり。

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はじめは体重のみ入力していましたが、今は食事やちょっとだけの運動も入力しています。

食事は例えば「フルグラ」と入れると候補がたくさん出てきます。飲食店やコンビニのメジャーな食べ物も登録されているので、わざわざカロリーを調べなくても、おおよその食べた量を設定すればOK。

カロリーだけでなく、栄養素の構成も教えてくれるので、炭水化物量や栄養バランスのチェックもできるんです。糖質制限前の食生活(左)と今日の食事(右)を比べてみました↓

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そんなに頑張ってるつもりも我慢してる感じもないので、どうしてこんなに体重が減るんだろう?と信じられない感じでしたが、比べると歴然!少し気を付けるだけでカロリーも炭水化物の量もこんなに変わるとは!

運動も同様、かなりの量のスポーツや筋トレが登録されているので、内容を選択してスタート・ストップを押せば自動で消費カロリーが登録されます。

ちなみに私の運動は、

スクワット10回×3→太ももに筋肉をつけて、寝てても痩せる体になる

腹筋30秒×3→お腹を引き締める

虎のポーズ左右5回ずつ→後ろ姿を美しくする

という、5分で終わる内容です。

目標の4.1㎏減まで「あと1.4㎏」頑張ります!!

LAWSONの低糖質なパンやおやつも試してみよう♪と楽しみが増えました♪

アーツには「禁煙プロジェクト」があり、禁煙を宣言して成功した人には褒賞金が授与されます。

「ダイエットプロジェクト」もできないかなぁ?と期待します!

 

 

神試合!世界フィギュアスケート選手権大会2019マニアック覚書

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近畿ブロック全日本選手権に続く、アーツのスケオタライター田中(と)による2018-19シーズンのフィギュアスケート観戦記、第3弾です!

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スケート好きの方は現地やTV観戦で堪能されよくご存じかと思いますが、ガッツポーズ続出のハイレベルな神試合でしたね…!

私はアーツの皆さんのご協力でなんとか仕事を前倒し、開幕前日にあたる19日の公式練習から24日のエキシビションまで、現地で通してウォッチする幸運に恵まれました。
(今回もまたチケット難民続出で皆さん大変でしたよね、当日まで探されていたスケートファンの方は本当にお疲れさまでした…!)

あまりに盛りだくさんで書ききれないため、かいつまんで印象に残ったことだけ覚書のようにしたためることにします。タイトルにもありますが、コーチ愛ほとばしるマニアック目線で失礼いたします、とまずお断りしておきますね(笑)。

鬼神モードから一転、笑顔も。コーチ観察も楽しい公式練習

遠足前夜の小学生よろしくなかなか寝付けず、朝5時にむくりと起床した19日。突然の雨のなかキャリーケースを引きずり保安検査締切数分前に空港に駆け込むという綱渡りの末、10時半には会場であるさいたまスーパーアリーナのメインリンクに到着。無事、11時にスタートした男子シングル公式練習から見ることができました。

男子シングル選手にとっては競技開始の2日前でしたが、シーズンを締めくくる大一番の直前とあって、選手たちの気迫がヒシヒシと伝わってきます。

なかでも注目は、やはり秋以来の復帰戦となった羽生結弦選手。登場すると客席からはこの日一番の大歓声! 
身体が温まってくると軸の細いキレッキレの超高速回転で4回転ジャンプを着氷しまくり、「ここにバッチリ合わせてきてるな…!」と強く感じさせる仕上がり具合でした。
後日出したコメントによると実際には右足の怪我が完治していなかったとのこと! ですが、この日はそんなことはつゆほども感じさせない、超人的なジャンプを跳びまくっていました。

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この何年か、ショーでは滑りを観ていたものの、日本開催の大会では怪我によるキャンセル続きでなかなか生の羽生選手を見られずにいた私。久しぶりに「競技モードになった鬼神・羽生結弦がここにいる…!」と圧倒されつつ、ひたすら客席からウォッチ。

少しでも触れるとポキリと折れて血を流しながら壊れてしまうのではないかと思うほど極細の、圧倒的に美しいジャンプの軸。だからこそいろいろなものを引き寄せてしまう、キケンな美しさとでもいえばいいでしょうか……。
あまりに研ぎ済まされていて、鋭利。神々しいというか、魔的な香りすら漂ってきそうな4回転ジャンプ。彼が飛ぶたびに息をのんでしまいました。

そして、全員順番で回ってくる曲かけ練習が終わったころだったでしょうか。
だいたい同じレベルの選手たちが同じグループで練習する場合、なんとなく練習の流れというものがあるようで。みんな一斉にスピンやステップ、ジャンプの練習を開始することが多いように感じます。
この日もそうで、羽生選手がイーグルを滑りだしたころ、ラトビアのデニス・ヴァシリエフス選手も超超!ディープエッジのスプレッドイーグルをすぐ横でスタート。これで立っていられるの!?というほど後ろに傾きながらの見事なイーグルに、客席からは「おおーっ」という声が上がりました。

たまたまタイミングが重なっただけで、デニスくんに他の選手と張り合うつもりは皆無だったと思うのです。ただ、そこは「負けは死に等しい」と口に出すほどの負けず嫌い神・羽生選手。
デニスくんの足元の角度を見て驚いたような表情を浮かべて悔しげに笑っておられました。きっと、もっとイーグル練習しよう、と思ったことでしょう。素敵なものを見られた!(笑)

フリー当日朝の公式練習でもさらに気合いが入っていた羽生選手ですが、queenの楽曲で滑るマッテオ・リッツォ選手の曲かけ練習で「Don’t Stop me now」がかかると口ずさんでみたり。時折ふとリラックスした素顔も覗き、そんな瞬間だけは鬼神から普通の青年に戻ったかのようで微笑ましかったですね。

さらに、その次のグループで続けて滑ったネイサン・チェン選手も圧巻でした。彼も練習時から絶好調! 名門イェール大学進学のためホームリンクのカリフォルニアから単身東海岸にわたって一人で練習していた時期が長くあったそうですが、それでこんなに調子を維持できるものなんですね…!
公式練習を続けて観ていると、羽生選手とネイサンとで4回転の持ち味、魅力が全く違うことを改めて実感しました。

羽生選手が研ぎ澄まされた鋭利な刀、宇宙的なものを感じさせる金属質のジャンプだとしたら、ネイサンはジ・アース。
母なる大地・地球に根を下ろした、しなやかで柔らかく強い巨木の枝とでもいうのでしょうか。もちろん力強いのだけれど、それ以上にしなやかなんですよね。
羽生選手とどちらも超人であることは間違いないのですが、宇宙的というよりは地球代表のスーパーヒーロー。そんな違いを感じ取れたのもまた面白かったです。

念のため書いておきますが、どちらのジャンプも大好きです! ネイサンのフリーレッグの美しさもたまりません。さらに言うと私は宇野昌磨選手の音の拾い方、リズムにバシっとハマった身体表現もたまらなく好き。無良崇人さんやハンヤン(中国選手)のトリプルアクセルも最高ですし、ボーヤンのルッツも圧巻。トップ選手はそれぞれに魅惑的な個性がありますよね…!

宇野選手はこの世界フィギュアでは足の調子が万全ではなかったようで、本当に悔しそうな表情が印象に残りました。が、彼の「天国への階段」は今シーズン、私的ベストの男子ショートプログラムです。国別対抗戦では最高の演技を見られますように!

―――話を19日の公式練習に戻します(笑)。

その日は男子公式練習を全グループ見たあと、ペアのトップカップルたちと女子前半を観たのですが、女子シングルの練習も個人的に、とっても興味深いものでした。

女子で印象に残ったのは「かおちゃん」こと坂本花織選手。今シーズンは表現がぐっと良くなっていて、全日本の後もTVを通して滑りを見るたびに足元も振りもブラッシュアップされていることに驚いたスケーターです。

今年のショートでは今までの溌溂としたイメージとはちょっと違う、女性らしい雰囲気の衣装を身につけて柔らかい身体表現に挑戦していましたが、赤のTシャツに黒スパッツというシンプルな練習着でショートプログラムを滑る姿を観た時、初めてちゃんと分かった気がしたんです。「かおちゃんが、このプログラムで何を表現しようとしているのか」ということを。

何度もプログラムを見て音楽を耳にし、英語の歌詞も聞き取れるようになった影響も否めませんが……。
何より、衣装という飾りをそぎ落として純化されたプログラムの本質が、今季磨き上げられた表現力によってダイレクトに伝わってきたのではないかなと。
翼を授かって羽ばたき、最後には天上へと舞い上がっていく。そんな世界観を自然と体現できるスケーターになっていたことに、感動を覚えました。

ショート本番でも素晴らしい演技でしたよね! フリーではひとつのジャンプの抜けで表彰台乗りを逃す惜しい結果となりましたが、今シーズンの彼女は本当に素晴らしく成長したのではないでしょうか。来シーズンが楽しみでなりません。

さらに、イケメンコーチウォッチングもライフワークとしている私にとってたまらなかったのが、ステファン・ランビエルコーチと田村岳斗コーチの男前コンビ揃い踏み。
19日の公式練習では日本女子陣と一緒にステファンに師事する女子フィンランド選手も滑っていたので、二人が揃ってリンクサイドに立ち、選手を指導する姿が見られたわけです。

二人とも現役選手の頃から応援してきたスケーターで、選手引退後もショーで滑りながら、コーチとして活躍する姿を観られるのはとても嬉しいこと! 

コーチはただただ技術を教えるだけではなく、選手のメンタルコントロールをサポートしつつ的確な助言をし、競技直前に必要があれば手直しや変更を施すといった判断力やマネジメント力も必要。
岳斗先生は濱田コーチの弟子としてそのあたりも随分経験を積んでこられたと思いますが、ステファンはまだ新米コーチということもあり、どう指導しているのか興味津々でした。特に彼はアーティスト肌のスケーターなので、選手に必要なエッセンスをどう言語化して伝えるのか。その片鱗を公式練習で目の当たりにできたのは貴重な体験でした!

詳細は省きますが……ジャンプの精度を上げたい門下生に対して、跳ぶ瞬間にグッと力の入る選手の表情をリンクサイドで再現しつつ「こう動いて、こんな顔で跳んで!」「違う、この顔!」(注:表情から意訳しています)と仕草で指導している様子が、ああ、ステファンらしいな…と。
顔のニュアンスでジャンプ指導を受けているぺルトネン選手も思わず吹き出してしまってました。かわいい(コーチも選手も)。

ステファンはまだコーチ歴が浅いこともあって、大会中も時折「こんな時は選手にどう声をかけてあげればいいんだろう…」と迷うような顔を見せることもありましたよね(と、私は勝手にウォッチしながら感じました)。
でも、どんどんコーチとしての風格が増してきたように思います! スーツも似合うイケオジになってきた!!

この冬は大きなショーでパフォーマンスしながら一気に増えた弟子を指導していたので相当大変だったと思いますが、これから彼がコーチとしてもどう進化し成長していくのか、そのあたりも楽しみにしています!

――――公式練習の感想を書いただけでこの長さ……毎度毎度ロングなブログですみません。
(そういえば今回ショートサイドの席ばっかりだったので、アイスダンスだけでもロングサイドから見たかったです…!って関係ない!)

カザフスタンに想いをはせて。デニス・テン選手メモリアルに涙

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ワールドの会場ロビーでは、世界各地を巡回しているカザフスタンの名スケーター、故デニス・テン選手の写真を展示するブースも。

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昨年の7月、暴漢に襲われ出血多量で命を落とすという、あまりに突然の最期を迎えてしまったテンくん。
彼は一流のスケーターで最高の表現者であるだけでなく、スケートファンから「カザフスタンの皇太子みたい!」と言われるほど気品のある人格者でもあったので、これからどんな道に進んでいってくれるのか、個人的に楽しみにしていた青年のひとりでした。

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ブースではテンくんの映像を見られるコーナーもあったのですが、彼の動く姿をみると泣きそうになってしまい、とても最後まで見られませんでした……。ごめん、テンくん。

彼は写真撮影にもそのアーティスティックな感性を発揮し、とても才能あふれる写真を撮っていました。どの写真も素敵で、被写体のスケーターの表情からも、彼が慕われていたことがよく分かります。
カザフスタンにとって、スケート界にとって、あまりにも大きな損失だということを改めて感じました。

今回、女子シングルでカザフスタン代表のエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手がシニア女子初の4回転ジャンプを決めて表彰台に乗る快挙を達成。見事でしたよね!
きっとテンくんも喜んでるに違いない、と思うと、余計に感慨深いシーンでした。

カップル競技最高!ふたりの絆とシンクロ率にシビレます

世界選手権だからこそ味わえたなーと思うのが、アイスダンスやペアといったカップル競技を生観戦する楽しさ。
カップル競技、とりわけアイスダンスは海外では人気が高い種目なのですが、日本では地上波でほとんど放送される機会がありませんよね……。実際に観たらハマる方、絶対多いと思うのです!

私は2007年、東京開催の世界選手権でアイスダンスの虜になりました! 
この時、特に印象に残ったのがイタリアのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ組。まだシニア1年目の初々しい、でも当時からチャーミングで目を引くカップルでした。
オリジナルダンス(現リズムダンス)でミスがあり、演技直後にアンナちゃんが氷上で泣き出してしまったんですよね……。そこから巻き返し、次のフリーダンスでは会心の演技! リンクの上で嬉し泣きするアンナちゃん、熱く抱擁するふたりの姿に、アイスダンスってなんて燃えて萌えるスポーツなんだろう!と。

カペラノ組はその7年後、2014年にさいたまで開催された世界選手権で見事優勝! 
長く見ているとこうしたドラマにもたくさん立ち会えて、ますます深み(スケオタ沼)にハマってしまいますよね。

今回もカップル競技、本当に見ごたえありました。アイスダンスはもちろんのこと、ペアも素敵でしたよ…! 
生で見るとカップルごとの個性の違いがよく分かりますね。この大会では、ペアスピンの最中に、寄り添うポーズのバリエーションで愛おしさを表現していたカナダペアにハッとさせられました。

ペアもダイナミックでアクロバティックなだけではないんです。本当に息の合った、ソウルメイトともいうべきふたりの一心同体の演技、ふたりだからこそ出せる表情。ロマンティックだったり濃密だったり、切なげだったり、この上なく楽しげだったり、爽やかだったり。それぞれの絆と個性を目の当たりにできるのは、生観戦ならでは!

ペアスピンやアイスダンスのツイズルでも、100%に限りなく近いシンクロ率の滑りに心奪われてしまいます。願わくば、今後トップ3組だけでも、地上波で放送される機会が増えますように…!!

 

シンクロ率といえば、田中刑事選手のフリー演技時に「客席の日本人の99.5%は手拍子してるんじゃない!?いま、見渡す限り全員手を叩いてるよ…!」なんてこともありました。羽生選手のフリー演技後に隣の席の中国人ガールが嗚咽していてワールドワイドな結弦人気を実感…!とか、いたるところで客席の一体感や盛り上がりも感じられましたね! 
アドレナリンが出まくって、高揚感がいまだに収まりきっていません(笑)。ああ凄かった。

他にも他にも、中国ペアのシビれずにはいられない劇的な盛り上げっぷりとか、アイスダンス王者パパダキス&シゼロン組のあまりに美しい滑りとか、エンターティナーっぷりが素敵すぎたメキシコ新星男子とか、ヤグディンの解説と場内レポート面白すぎるとか、メドベージェワの見事な脱皮復活劇とか、マライア・ベルの「To Love You More」はヴォーカル入りショートプログラムの最高峰じゃない!?とか、ネイサンの衣装はマレーバクなのかペンギンなのか?フリーの衣装はレントゲン写真のようだけど演技がかっこいいから許せてしまう!だとか……。書き出したらキリがありません。

感想を書いていくとそれこそ宇宙的な壮大なブログになってしまうため、この辺で無理やりおひらきとさせていただきます! 
細かいことを言えば、大会の運営にうーん…と思う場面も時にあったり、周りの見えてない特定の国・選手だけのファンによる残念な言動や、選手を振り回す連盟の大人たちに閉口した出来事もあったりはしましたが。

一言でいってしまうと、本当に熱かった。フィギュアスケートというスポーツに出会えたこの人生に心から感謝!

スケートファンのみなさん、国別も張り切って応援しましょう!

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昌磨くん国別ガンバ!!みんな神演技になりますように!!!

 

【確定申告】医療費控除は12,000円からOK!?セルフメディケーション税制を賢く使う

明日、2月15日からは確定申告の受付が始まります。
医療費控除と言えば、10万円を超えないとと思っている方が多いと思いますが、
実は12,000円から受けれる医療費控除もあるんです。
ドラッグストアでよくお薬を買うという方は必見です!!

基本の医療費控除

医療費控除は、その年の1月1日~12月31日に支払った医療費を所得から控除できるシステムです。

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医療費控除額 = 医療費控除の対象となる医療費 × 所得税率

例)支払った医療費が35万円、保険の補填が15万円、所得税率が20%の場合

医療費控除額 = (35万円ー15万円ー10万円)×20% = 2万円

iryouhikoujo_3▲画像引用元:国税庁「No.2260 所得税の税率」

対象となる医療費

■生計を共にする家族分の医療費
■その年に実際に支払った医療費

※未払いのものは対象外。ただし、年末に近いクレジットカード払いの場合は、クレジットを利用した日が基準になります。引落しが翌年になる場合でも、利用日で判断してください。

※歯科医院での詰め物が高額だった場合、市町村の高額医療の対象にはなりませんが、
医療費控除の場合は、支出額が著しく高額でない場合は対象となりますので、歯科医や税務署に確認してみてくださいね。現在、金やポーセレン(セラミック)は対象のようです。

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対象外となる医療費

■医療費の内、保険金や健康保険などで補填される金額
例)入院費給付金、高額療養費、家族療養費、出産育児一時金など

■10万円
※その年の総所得金額等が200万円未満の場合は、総所得金額等×5%

ポイント

所得控除の対象となる医療費は、最後に「10万円」が引かれるため、医療費が10万円を超えないと控除が受けられないことになります。
また、この医療費は、診断や治療代として支払われたものに限られ、健康診断や病気を予防するために支払われたものは含めることができないんです

詳しくはこちらでご確認ください。
>>国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」
>>医療費の集計フォームダウンロードページ

セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)って?

医療費を払っていても、10万円を超えることってなかなかないですよね。
そんな時に適用できるのが「セルフメディケーション税制」です。

セルフメディケーション税制の要件

セルフメディケーション税制は、誰でも適用を受けれるわけではなく、一定の要件(一定の取組)を満たす必要があります。
「一定の取組」と聞くと、大そうなことをしていなければならない気がしますが、健康に留意している人ならほぼ満たしていると考えられる以下のような取り組みです。

  • 予防接種
  • 保険者(健康保険組合・国保等)や勤務先が実施する健康診査
  • メタボ健診・特定保健指導
  • 市町村が健康増進事業として実施する健康診査・がん検診

上記の内、1つでも満たしていればOKです。
ただし、家族の一人が満たしていればよいのではなく確定申告をする方が取り組んでいる必要があるので気をつけてくださいね。
証明書類として、予防接種の領収書や健康診断等の結果通知表の添付が必要となります。

セルフメディケーション税制による医療費控除の計算方法

控除額の計算は、引き算のみなのでとってもシンプル!

医療費控除額 = セルフメディケーション税制の対象となる医薬品代 ー 12,000円
※控除額はMAX88,000円

例)支払った医薬品代が82,000円の場合

医療費控除額 = 82,000ー12,000 = 70,000円

セルフメディケーション税制の対象となる医療費

対象になるのは、医師によって処方されていた医療用医薬品から、ドラッグストアで購入できる OTC医薬品に転用された医薬品(スイッチ OTC 医薬品)の購入費用です。
本税制の対象となる OTC 医薬品は約 1,500 品目あり、厚生労働省のホームページに掲載されています。
ドラッグストアのレシートに「●」や「★」が付いている場合は、対象となる医療費の支払いがありますので、捨てずに保管しておきましょう。薬の箱に次のようなマークがある場合もあるようです。

セルフメディケーション税制 共通識別マーク

病院に支払う医療費や、適用要件となる予防接種・健康診断費用などはセルフメディケーション税制の医薬品代の対象外となりますので、お気を付けください。

セルフメディケーション税制と従来の医療費控除は選択適用!

セルフメディケーション税制と従来の医療費控除のW適用はできません。
その年に支払った医療費と医薬品代を集計し、どちらか有利な制度を選択しましょう。

W適用に近い賢い制度の使い方

一人の申告者で2つの制度の適用を受けることはできません。
ただし、申告者が異なる場合、同一家族内では、2つの制度の適用が可能です。
例えば、ご主人の確定申告で従来の医療費控除を適用、奥様の確定申告でセルフメディケーション税制の適用ができます。
所得がないと医療費控除はできないため、例えば、奥様が所得が0(収入103万円以下)の場合には、ご主人のみ(いずれか一つの制度)となります。

医療費控除をすると、所得税だけでなく住民税も安くなるので、これからはドラッグストアのレシート保管も忘れずに!

 

坂本花織選手おめでとう!宇野昌磨選手やりきった!髙橋大輔選手ありがとう!熱狂と感動の2018全日本フィギュアスケート選手権大会観戦記

またしても長すぎるタイトルで始まりました、マーケティング部門ライター・田中(と)のスケオタ観戦記第2弾です。
10月投稿の近畿ブロック編は「いくらなんでも前置きが長すぎる」と身内にダメ出しされたので、今回はギュギュッと濃縮絞りレポを心がけますよ!

熱戦を終えた出場選手たち

 

大変有難いことに、アーツの繁忙期ピークにもかかわらず3連休取得を許され、現地で男子ショート、女子フリー、男子フリーと生観戦させてもらえる幸運に恵まれました。
2018年はいろいろとありましたが……終わりよければすべて良し、これで1年を最高の形で締めくくれた!としあわせに浸れた3日間。なかでも特に印象深いのは……

「かおちゃん」こと坂本花織選手の劇的勝利!
なんと、ご家族と感動を共有するレアな体験!

演技終了直後、ガッツポーズする坂本花織選手

 

個人的なエピソードになるのですが、濃密な体験をぜひシェアさせてください。

私の座席目の前に座っていたご年配の婦人と紳士、しばらくは静かに観戦なさっていたのですが、最終グループの6分間練習スタート直前になると巨大な横断幕を広げ始めました。
そこには鮮やかなカラーで

坂 本 花 織

の文字が。このご夫婦、なんと坂本花織選手のお祖母さま&お祖父さま!
お隣には昨シーズンまで所属していたスケーティングクラブの会長さんも。つまり、めっちゃ「かおちゃん」(坂本花織選手の愛称)応援エリアだったんです。
それも、たぶん会場じゅうで一番濃密かつピンポイントな熱狂的ファンゾーン(そりゃあ身内ですもんね…笑)。

どの選手にもとにかく悔いが残らないよう納得いく演技をしてもらいたい。順位関係なく、ただそう願いながら目の前の選手を応援していた今年の女子シングルなのですが、最終滑走が始まるころには前から後ろから聞こえてくる「かおちゃん頑張って!」「いける!」の声に囲まれ、自分もかおちゃん熱烈応援隊の一員に加わっていました。

応援バナーを握りしめて「かおちゃーん!」と声援を送るお祖母ちゃま、堅く握りしめた手を何度も左右組み替えて静かに強く祈り続けるお祖父ちゃま。
3連続ジャンプを跳んでいる最中にも、後ろの列から関係者さんらしき人の「よし!次つくよつくよ!」「回れ~~!!」「降りたーー!!!やったーーーーー!!!!」という声が飛び、ひとつ、またひとつと、成功するたびにぐわあっと熱狂が高まっていきます。

そして見事、見た目ノーミスの素晴らしい出来でフィニッシュ!!!
会場中が大興奮の渦のなか、お祖母ちゃま&お祖父ちゃまがひときわ喜んでらして、その目には感動の涙も。
表彰式後、リンクサイドに上がったところでバナーを振るお祖母ちゃんを見つけた花織ちゃんは、「やったよ!」と満面の笑顔で親指を立てるサムズアップポーズを送っていました!
こんな素敵なお孫さんをもって、さぞかししあわせで誇らしいことでしょう…!

坂本花織選手、とりわけ素晴らしいと思ったのは、つい2週間前のグランプリファイナルからぐっと進化していたこと。
直近の試合で見つけた課題を見事に修正し、ジャンプの安定という面でも観客を引き込む表現の深みにおいても、見違えるように成長していました…!
あの圧巻のパフォーマンスはちょっと神がかり的でしたよね。4分があまりにあっという間でした。
直前に好演技が続いた最終滑走でそのプレッシャーに打ち勝ったことももちろん見事。
花織ちゃんとご家族、神戸フィギュアスケーティングクラブの皆さん、最後までプログラムのブラッシュアップを続けた振付のブノワ・リショー先生にも心から祝福を贈ります!!!

そしてお祖母ちゃまは表彰式の間、宮根キャスターもリンクサイドに駆け付けるなかテレビカメラが向けられて「あらっ。あのカメラこっち向いとる」「全国デビューしてしまうわぁ~」と恥ずかしそうにしてらっしゃいましたが、放送されたのでしょうか(笑)。
ちなみに私も巨大応援幕と一緒に中継に堂々映りこんでました満面の笑顔で。あの瞬間、すっかりかおちゃんファミリーと一体化していて嬉しかったです! ご家族の皆様、関係者の皆様、貴重な喜びの瞬間を共有させていただきありがとうございました。

四大陸選手権には大親友の三原舞依選手と一緒に出場できるとのこと。舞依ちゃんの滑りは全日本最大の癒しでした、心洗われるとはこのこと…とウットリでした。220点超えても表彰台に乗れない日本、どうかしています! いや本当に!
おふたりとも、今後の活躍を心から応援しています!!!

ベートーヴェンの精神を氷上に浮かび上がらせた宇野昌磨選手の『月光』

怪我を抱えながら魂の演技をぶつける宇野昌磨選手

 

男子フリーではなんといっても宇野昌磨選手の『月光』がハイライト。素晴らしい名プログラム、圧巻の技術と気迫、このうえないほど極上な音楽との調和、ベートーヴェンが描こうとした世界を氷の上に体現してくれた演技力。客席で見ていて、感動で涙がこぼれました。
なかでも、あの静けさを切り裂くように繰り出されるオイラー(元ハーフループ)のタイミング…!!
あれ以上の音ハメがこの世に存在するでしょうか。否!!!

山本草太くんとか島田高志郎くんとか木科雄登くんとか山隈太一朗くんとか(以下書ききれず割愛)注目選手の健闘にも勇気や笑顔や萌えや燃えをたくさんもらいましたが、24日のクリスマスイブは「宇野昌磨選手の日」でしたよね。
最初は足の怪我が思わしくないと聞いて「無理せんといて…大丈夫かな…」と心配するおかんモードで見ていたのですが、いつしか怪我のことも忘れ、昌磨くんのつくり出す世界にただただ引き込まれていました。

ベートーヴェンの『月光』は「月の光に照らされた湖上で波に揺らぐ小舟のようだ」と詩人が評したことでこの通称になったと言われていますが……
今シーズンかつてない重圧に苦しみ、滑りたいスケートの世界と求められる成績との間で揺れるアスリート宇野昌磨の心の揺らぎや葛藤、スケーターとしての決意、表現者としての信念がプログラムの音楽と重なって溶け合い、原曲の精神性をさらに深化させていたように感じます。

足の痛みの原因は強い捻挫だったとのこと、どうかお大事にしてください…!(表彰式でのペンギン歩きはたまらなく可愛かったけど…!!あれで見納めにしたい)
ちょっと休んで、課金はほどほどにゲームを満喫しながら肉たくさん食べて栄養つけようね! 野菜もなるべく、たまには食べようね!(おかんモード)

後輩とスケート界の未来を想う髙橋大輔選手。
その器の大きさに最大級の敬意と感謝を。

スポーツライター・矢内由美子さんのTwitterより。全文必読です!

 

近畿ブロックから観戦している身として、この話題に触れないわけにはいきません。
髙橋大輔選手。今シーズン、復帰を決断しこの舞台に戻ってきてくれて、全日本までの闘いを私たちスケートファンに見守らせてくれて、本当にありがとうございました。
一度現役を退いたアスリートにとって、闘いの最前線に戻るための体と心作りがどれだけ大変だったことか。それが分かるだけに、「世界と戦う覚悟を持ちきれなかった」との言葉で飾らずに心境を表現した髙橋選手に心からの敬意を表します。

引退直前、2014年さいたま開催の世界選手権を怪我で棄権された経緯があるので、2019年に同じ会場で観たかったという思いは正直とーーってもあるのですが……(笑)。
何より、フィギュアスケートの未来のために、後輩のチャンスをつくりたいという想いに胸打たれました。それを「後身に道を譲るため」と説明せず、一番は「自分の覚悟の問題」として説明したところにも、人柄が表れていますよね。

「もうちょっとワガママを貫いて、出たいなら出たいって言っていいんだよ…!? 挑戦するだけの権利も実力もこんなにあるんだよ…!?」という思いも正直めーーっちゃめちゃあるのですが(笑)、一番は、まず大ちゃんの決断をリスペクトしたいなという気持ちです。
そして「この人、やっぱりとことん男前だな!」と。

ほんの少し前まで進む道に迷っていた大ちゃんが、引退直前は試合でも辛そうな表情ばかりだった大ちゃんが、今シーズン本当に楽しそうに、キラキラとした少年のような笑顔で奇跡のような復帰劇を私たちにシェアしてくれた。今シーズン、日本のスケートファンはそのことが何より嬉しかったんですよね。

全日本選手権という一年で最も重要な、もしかしたら世界選手権よりも熾烈な大会で、出来に悔いは残るでしょうけれどそれでも正面からプレッシャーを受け止めて闘いの舞台に立ってくれたことが素晴らしかったと思います。
くれぐれも膝を大事に、来シーズンも頑張ってください!
そして皆さんおっしゃってますが、どうか、未完成の凄フリープログラムを来年も継続して滑りこんで、ノーミスで私たちに見せてください!!!
(まだまだ演技を見足りないファンからの精一杯のワガママ発言をお許しください…。まあ、続けてくれるだけで充分うれしいんですけどね!笑)

近畿選手権から全日本まで、2カ月半の旅がもたらしてくれたもの

トリプルアクセルをすべて成功させた細田采花選手

 

さらに、髙橋選手の復帰が無ければきっと足を運んでいなかったであろう近畿ブロックで出会った選手が、全日本でとてつもない感動を届けてくれました。
フリーでトリプルアクセル2度成功させた関西大学の細田采花選手、20年近いスケート人生の積み重ねを最後の全日本にぶつけて満場の涙を誘った笹原景一朗選手。
近畿ブロック大会から2カ月半でこんなにもアスリートは成長するものなのか、と驚嘆と感動で胸が震えました。
大ちゃんが語っていた「全日本には全日本だけの、その選手ごとの闘いがある」という言葉をまさに今大会、身をもって示してくれた2人だったと思います。
そういう意味でも、大ちゃん、近畿ブロックから参加してくれてここまでたどり着いてくれてありがとう!(笑)

余談ですが、毎年中継を担当しているフジテレビさんが今年は全選手生中継という英断に至ったのは、髙橋大輔選手のおかげなんじゃないかなと勝手に思っています。
近畿ブロック、西日本ブロックと毎回CSでの生放送があり、放送こそないものの東日本勢にもブロック大会から取材カメラが入って。取材スタッフも選手たちのバックボーン、全日本やスケートに賭ける熱い想いを肌で感じてくれて、それが全日本での好インタビューと実況放送に繋がっているんだろうなと。
甲子園出場高の野球部員に地方大会から密着取材し続けるローカル記者が、甲子園の季節にとっておきのエピソードを詰め込んで露出させてくれるのと同じですよ!
こうした取材姿勢がフィギュアスケートにも浸透してくれるよう、期待しています!
(アナウンサーさんの実況も、とーっても選手に寄り添った、貴重な裏話満載かつ的確で分かりやすく素晴らしいものだったことを書き添えておきます。この嬉しい変化の影には、中野友加里ちゃんの働きもあるんでしょうかね…!?)

そうそう。まだチェックされていない方は、ぜひ全選手インタビュー笹原景一朗選手編を動画でご覧ください(できればどうにか滑りも見てほしいですが)。
泣けます!これが全日本だ!!

全日本最大級の楽しみ、それはコーチウォッチング!

島田高志郎選手とステファン・ランビエルコーチのKiss & Cry

 

まだ続きますよ(笑)。全日本観戦の楽しみ方は選手の演技を観ることだけじゃありません!

何をかくそう、私は大のコーチ好き。特に、元選手のイケメン&美女コーチの奮闘をウォッチするのが楽しいんですよね(現おじいちゃん・おばあちゃん先生を含む)。
今年のジュニアグランプリファイナルでは引退して間もないブライアン・ジュベール先生とステファン・ランビエル先生がそれぞれコーチとして帯同するという素敵な光景を拝めましたが、ステファン先生は全日本のキスアンドクライでも島田高志郎くんの隣で熱く細やかな指導の一端を見せてくれましたね!
現役時代から周囲にステファン・ランビエル愛を叫び続けている私としてはたまらなく嬉しかったです。

キスアンドクライ映像、何度も見返しつつ耳を澄ませて聞き入ったんですが、得点が出てバックステージに引き上げる直前、ステファン先生は最後に“This battle has done.”(闘いは終わった)と一言。なんてカッコイイ…!!
ちなみに宇野昌磨選手のキスクラでも山田満知子先生と樋口美穂子先生が「終わった、終わった!」と昌磨くんを連行するように退場していて、言ってる内容は同じはずなのにその雰囲気のギャップが……(笑)。

満知子先生&美穂子先生はさすがに世代が違うのですが、私が生観戦を始めた頃に現役選手として活躍されていた方々が、今はコーチや振付師として全日本出場選手に帯同している姿を見ると、いつも胸が熱くなります。
今回、私が常日頃ご贔屓にしている田村岳斗先生の愛弟子・木科雄登くんが熱演を見せてくれましたが、木科選手、いたるところに選手時代の岳斗先生の面影が…!! お顔立ちもちょっと似ていますし、跳び方や手足の使い方、足首の柔らかさも共通しているような?
そんなポイントも味わいながら、コーチ陣の日々の奮闘の成果がお披露目される大舞台を見られるのがたまらなく嬉しいのです。

そしてこの楽しみは年々、年を重ねるごとに大きくなっていくものだから、一度全日本を生で見てしまうとスケオタはやめられません!
個人的には佐々木彰生くんや太田由希奈ちゃんがコーチとして全日本でキスアンドクライに座ってくれる日をいつ見られるのか、とっても楽しみにしています。

ふー……まだまだ語りつくせないのですが、さすがにこの辺でお開きにしましょうか(笑)。
今回は前回よりちょっとだけコンパクトに、それでもだいぶ長く総文字6,000字以上。
ますますマニアックな内容になりました…(笑)。最後までお付き合いありがとうございました!

追記:
最後に、会場で振った手づくり手ぬぐいバナーを載せておきます(作りかけで糊の乾いていない状態で撮影)。
裁縫や工作が大の苦手な私、取り出して隣の方に笑いをかみ殺されるような中学生の手習い工作レベルな仕上がりですが、愛だけはこもっています!愛だけは…!!
頑張れ山本草太選手!な応援バナー。フリーの『信長協奏曲』、めっっちゃシビれました……!

頑張れ山本草太選手!な応援バナー。フリーの『信長協奏曲』、めっっちゃシビれました……!

子どもや家族を守るため!GPS4種比較と目的別選び方

 


お子さんの通学や習い事、また災害や交通機関のトラブル発生時に家族の無事を確認したいときがありますよね?

そんなときに役立つのがGPSです。

子どもの携帯電話には、かなり前からついている機能なので、GPSと言えば子どもの居場所を探すものという認識の方も多いと思います。

今は、GPSの機能をもつ端末やスマホにインストールできるGPSアプリなどもあり、子どもだけでなく家族全員の位置や無事を確認できるようになっています。

GPSと言っても、その機能や制度は様々です。使う目的により良いGPSは違ってきます。我が家で使っているGPS4種をもとに、機種ごとのメリット・デメリットを紹介します!

GPS4種

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スマホを持っているならアプリがおすすめ

我が家では、Life360というアプリを使っています。スマホにアプリをインストールし、それぞれのコードを共有することでグループを作ることができます。グループのメンバーの居場所が地図上に表示されます。探すだけで探されないという設定もできます。

このアプリは、無料にも関わらず精度も機能もとても充実しています。ポイント登録も2箇所までできるので、自宅と学校を登録しておくとポイントに到着したときに通知が来ます。課金するとさらに登録ポイントを追加できます。

また、移動履歴の画面では、通過したポイントをタップすると時間が表示されるので便利です。

同じ場所にいる場合は30分おきにしか検索しないという設定もできますが、テーマパーク等でずっと動き続けるようなときは、その都度検索されるため電池を消耗します。

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電話禁止、でも行動範囲が広い人におすすめなのがBot

学校等では、電話の持ち込みが禁止されている場合が多いです。学校まで電車で通学したり、徒歩でも距離がある場合には、通学の道中も心配になりますよね。

こんなときにはBotがおすすめです。わざわざ検索しなくても移動履歴を見ることができます。検索時間は1~2分間隔、3~5分間隔の2パターンから設定します。我が家の場合、3~5分間隔、通学片道分1時間強で充電は2日もちます。

地上では精度が良いですが、梅田の地下街では、一駅分ズレて表示されます。使いはじめは、かなり電池の消耗が激しいですが、学習機能があり、2週間程度でよく行く場所を認識し、同じ場所にいる間は検索回数が少なくなり、電池が長持ちするようになります。電池が少なくなると通知が来ますが、通知の後半日ももたないので、通知が着てから充電するのでは間に合いません。

スマホと違い、充電し忘れることも多いので、スマホ用のバッテリーチャージャーも常備しておくと安心ですよ。

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難点は、ストラップ等をつける場所がないことでしたが、最近はケースが販売されたようです。また、定期的に居場所はわかるけど、何かあったときに通話をしたりブザーで知らせたり、今の居場所を調べるという機能はありません。

小学校の行き帰りだけならミマモルメが便利!

学校が近かったり、登下校はお友達が一緒という場合には阪急阪神のあんしんサービス「ミマモルメ」がおすすめです。お通いの学校にミマモルメが導入されていることが必須条件になりますが、ランドセルに入れておくだけで校門通過時にメールが届きます。GPSではなく、ICタグが埋め込まれているため、充電は必要なく、6年間ランドセルに入れっぱなしで使えます。

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無事に学校についたか、何時に学校を出たかがわかるので、帰りは途中まで迎えにいったりすることもできますね。早帰りの日を忘れて外出し、このミマモルメの通知を見て慌てて帰るなんてこともありました。

ミマモルメの料金体系には、兄弟割引があり、2人目は割引、3人目は月額料金が無料になるようです。

遊びや習い事も一人で!そんなときはキッズケータイ

子ども達も学年が進むと一人で行動できることが増え、その範囲も広くなっていきます。しっかりと成長していくとはいえ、もしもの時連絡がとれないのは心配ですよね。

そんなときには、居場所もわかって通話もできるキッズケータイがオススメ。

キッズケータイは、月額料金も安く、電話帳登録者以外とは通話できないなどの設定もできます。電池の持ちもよく、一度充電すれば一週間程度もちます。

ただ、GPSの精度としてはおおよその位置(300メートル前後の誤差有り)なのと、検索しないと場所がわからりません。また、検索するとキッズケータイにブザー通知がいくので、学校や試験中などに検索するのは難しいです。

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また、検索の度に5円かかることと、移動履歴が見れないのも難点です。

まとめ

どのGPSがいいかは、目的によって違います。我が家では中学生の息子がスマホアプリとBot、小学生の娘がキッズケータイとミマモルメを併用しています。ミマモルメは1年契約なので、来年四月から、娘はミマモルメをやめてBotにしようかと思っています。トラブルや災害はいつ起こるかわからないので、何かあっても家族の無事を確認できる手段があると安心ですよね。ご家庭に合う手段を見つけてくださいね。

髙橋大輔選手の復帰戦、2018近畿フィギュアスケート選手権大会の模様を蔵出しエピソードと共にお届け!

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髙橋大輔 “選手” 。もう一度、こう呼べる日がくるとは……!

本日のブログはフィギュアスケートをこよなく愛するマーケティング部門所属のライター・田中(と)が、マニアックに&熱量たっぷりにお送りいたします。
タイトルの長さからもだだ漏れている通り、相当な長文ですので、良ければ気力&お時間のある時におつきあいくださいね。

髙橋大輔選手への、幻のインタビューの思い出

近畿ブロック大会について書く前に、私のバックボーンについて少し。
私は1998年冬季オリンピック@長野でフィギュアスケートの魅力を知り、2001年2月にグランプリファイナル@東京で生観戦の楽しさを知った、いわゆるスケオタ(フィギュアスケートオタク)です。

アーツ入社以前は、TV雑誌や演劇カルチャー誌を中心にフリーライターとしてエンタメ界隈の記事を書かせてもらっていました。
そのなかでも印象深いお仕事のひとつが、2008年10月に取材してお蔵入りになった、髙橋大輔選手のインタビュー記事なんです。

なぜお蔵入りになったのか。
もし今これを読んでくださっているのが、検索でココにたどり着いたコアな大ちゃんファンの方ならば、ピンと来るかもしれません。

2008年10月。
髙橋選手が、右膝の前十字靭帯損傷・内側半月板損傷という選手生命すら危ぶまれる大けがを負う、2週間前のことでした。
バンクーバーオリンピックを1年4か月後に控え、再びエンジンを加速させて本格的にリスタートしよう。
そんな大切なシーズンの開幕目前に、グランプリシリーズへの意気込みをマンツーマンで伺える機会を得て、取材に駆けつけたのですが……。

2008‐09シーズン、髙橋選手はカップ・オブ・チャイナ(中国開催)と3連覇のかかるNHK杯(日本開催)にエントリーし、グランプリファイナル(韓国開催)への出場も確実視されていました。
ですがカップ・オブ・チャイナの直前、練習中に負ったこの大けがのため、そのシーズンの試合はすべて出場キャンセルに。
翌シーズンの五輪出場も危うい状況になってしまいました。

当然、NHK杯に合わせて取材し、用意していた原稿も掲載見送りに。
荒川静香さんにもお話を伺えたためフィギュアスケート展望という形で特集記事にはなりましたが、その後今日まで10年間、髙橋選手の原稿は私のPCの中に眠っています。
貴重な取材だっただけに、あまりに勿体無い…!

10年前、髙橋大輔選手に伝えて心から悔やんだ言葉

印象深い理由は「お蔵入り」以外にも、もうひとつ。
当時、所属事務所のマネージャーさんからは「せっかく取材してくれたのに申し訳ない」とお詫びの言葉をいただいてしまったのですが、とんでもない!
私のほうこそ「高橋選手に申し訳ない……どうしよう……!!」という気持ちでいっぱい、いたたまれない思いでした。

なぜならば、彼が怪我をするちょうど2週間前の取材日。
何気ない会話のやりとりの中で、私はうかつにもこう伝えていたんです。

「怪我だけはしないでほしい、ってファンはみんな思ってますよ」

髙橋選手への取材はその日が初めてではなかったのですが、その取材日、高橋選手はそれまでの取材での印象とは少し違っていました。
半年前の世界選手権前には「パーフェクトな演技を見せます!」と記者たちに向かって自分を鼓舞するように宣言していたのですが、
その日は「この先どうなるかは誰にも分からないですし」「怪我するかもしれないし……」と、やや不安そうに漏らす場面も。
その時、私がとっさに返したのが「怪我だけはしないでほしい」という言葉でした。

スケートファンとしての本音が口をついて出てきたのですが……
今思い返しても、失言以外の何物でもありませんね。
だって、怪我したくて怪我するアスリートなんていない。
怪我とつきあいながら闘い続けるスケーターに、かけていい言葉ではなかった。
取材させてもらう立場としてプロ意識と配慮に欠けていた、と猛省しました。

髙橋選手は繊細で優しいアーティスト肌の人だから、もし私の発した言葉が記憶の片隅にでも残っていたなら、
怪我をしたとき「ファンのみんなに申し訳ない」という思いにより強く、とらわれてしまったのではないだろうか。
私の言葉で余計な重荷を背負わせてしまったのではないだろうか……。
いちライターの身分で自意識過剰だと言われれば、その通りでしょう。
けれど私の心にはその時の後悔がずっと残っていて、とれないトゲのように、チクチクと痛み続けていました。

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2008年に書いた高橋選手のインタビュー原稿。大人の事情により不明瞭に加工しましたが、10年経ったいま読み返すと感慨深すぎる内容…!

皆さんご存知の通り、翌シーズン、彼は奇跡のカムバックを果たし、バンクーバー五輪で日本男子スケーター初の五輪メダリストに輝きます。
髙橋選手が怪我に屈せず、無事に競技の世界に戻ってきてくれただけでも私は心底ホッとし、勝手に救われたような思いになったのですが、
そのうえ五輪で銅メダルまで獲得してくれるなんて!
髙橋選手のハートの強さ、ひたむきさに心から勇気づけられ、感謝しました。

それ以降は私自身の仕事環境の変化、髙橋選手自身の立場の変化もあって10年間、直接取材させていただくような機会はありません。
「いつかあの時のことを謝って、お礼を言えるチャンスがあるだろうか……」
そう思いながら、その後の活躍をいちスケートファンとして拝見していました。
引退表明後は、髙橋選手が自分の進路を模索している姿を見ながら、この先どうするのかな、後悔のない道に進んでくれたらいいな……とも。
引退後のインタビュー番組を見ても、なんだかスッキリしていない表情で、それが少し気にかかっていたりもしたんですよね。
怪我で世界選手権を棄権したまま引退会見に至ったことで、
前に進めずにいるのかな、ちゃんと幸せな人生を歩んで行ってほしいな、
なんてことも勝手に思ったり……親心のようなファン心理ですね(笑)。

そんなところに飛び込んできた、「髙橋大輔現役復帰!」の大ニュース。
しかも復帰戦の会場は、アーツからもほど近い尼崎!
祈るような気持ちでチケット争奪戦に挑み、運よく2日連続で観戦することができました。
念のためお断りしておきますが、ちゃんと正規ルートでの購入ですよ!
ノーモア転売! 滅せよ転売ヤー!
(西日本選手権チケット取りに参戦すらできず現地観戦不可能なスケオタの嘆きです、過剰な表現をなにとぞご容赦くださいませ)

人には、時計の針を巻き戻して取り戻したいものがある。

近畿ブロック、ショート当日にTV放送された密着ドキュメンタリーで、こんなコピーが使われていました(注:細部の言い回しはうろ覚えです)。
今の自分なりの挑戦の仕方で、再び競技の世界で闘い抜き、悔いなく次のステージへ進もう。
そう決断した髙橋選手の思いをかっちょよくフレーズにしたものですが、まるで10年前の失言を引きずったまま、ひょっこりはんのように、もしくは星飛雄馬の姉のように、こそっと髙橋選手を見つめている自分のことじゃないか。
選手のチャレンジに勝手に自分の思いを重ね、そんなふうにも感じてしまいました。

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近畿ブロックのプログラム。20歳前後の選手に囲まれて、中央に大輔さんが燦然とオーラを放っています!

近畿ブロックのプログラム。10代後半から20歳前後の選手に囲まれて、中央の大輔さん(32)が燦然とオーラを放っています!

 

 

 

 

 

 

 

会場・尼崎スポーツの森は熱かった! 文字通り熱中症寸前。

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こちらは競技開始前、スタンド17列目(実質の最後列)から撮った製氷中のショット。スケオタの多くが愛するザンボニー(製氷機)さんが写っています。

さて、町田樹氏の引退コメントばりに前置きが長くなりましたが、ようやく近畿ブロック当日の感想に入ります(笑)。

まずはショートプログラムの行われた7日のお話から。
阪神・出屋敷駅からスケートファンでギュウギュウ詰めの路線バスに乗り、いざ、会場の尼崎スケートの森・はばタンアリーナ50へ。
たまたま乗り合わせた地元のおじ様が「ふだんは3、4人しか乗ってないバスがこんなに満員になるなんて、初めてやないか?」とこぼすほどのすし詰め状態でした。

会場すぐ前の「尼崎スケートの森」バス停に到着すると、そこには「チケット譲ってください」との紙を掲げて待機するファンの方々と、その様子を取材するTVクルーの方々が。
この記事1枚目の写真にも、入口を斜めのアングルで撮影するカメラマンが写っていますね。

まんべんなくスケーターみんなを応援しているオタクの身としては、大ちゃんだけを観に来る方も多いのかな、男子の前に行われる女子の試合からちゃんと客席が埋まるのかなとちょっぴり気がかりだったのですが。
開始30分前に着いてみると、すでに結構な数の人が観客席に座って待機中。
そうですよね、強化選手Aに指定されているトップスケーターの白岩優奈ちゃんも出場しますし、せっかくチケットが取れたなら女子も観たいですよね!

なんだか嬉しくなりながら、まずは女子ショートプログラムをじっくり観戦。
細田采花選手の綺麗な3アクセル着氷、籠谷歩未選手の3フリップ―2ループコンボには「おお~っ!」と大興奮。
3Aが得意な紀平梨花選手や、柔らかな滑りが素敵すぎる三原舞依選手は残念ながら出場辞退となりましたが、それでもブロック大会でこんなにもハイレベルなジャンプがたくさん見られるなんて驚きでした。

私自身、ブロック大会を観戦するのは田村岳斗コーチが現役だった頃の東京ブロック、佐々木彰生氏現役ラストシーズンの東日本ブロック以来なので、これが3回目。
近畿ブロックは初体験でしたが、いまの近畿スケーターのレベルの高さ、凄まじいですね…!
濱田美栄&田村岳斗コーチ門下生たちはもちろん、中野園子コーチの教え子たち、長光歌子&本田武史コーチの愛弟子も、総じてスケートがキレイでテクニックも高い。
2日目のノービスA男子カテゴリーでは織田信成さんの甥っ子と噂される織田信義くんも出場していたし、ノービスA女子・本田紗来ちゃんの、とことん可愛いのに鬼のようなパワースケーターっぷりといったら!!
そんなわけでシニア男子シングル以外にも見どころてんこ盛り、すごく密度の濃い生観戦になりました。

それにしても、会場の熱気はとにかく凄まじいものでした。
男子シングルが始まると一気に客席のボルテージが上昇し、体感温度も5度以上アップ。
休憩を終えて席に戻るため階段をあがると否応なく体感できるのですが、スタンド12列目以上にファンの皆さんの熱気溜まりのようなものが出来ていて、11列目以下とは明らかに温度が違うんです(笑)。

お隣に座っていた方と「高齢の方は熱中症になるんじゃないですかね?」「大丈夫でしょうかねえ」なんて心配しあうほどでした。
私も結構な中年に差し掛かり、この夏に体調を崩して体力が低下していたこともあってこの温度の中、無事に最後まで観戦し続けられるかちょっぴり不安になったほど。
椅子もほとんど板同然の真っ平らな木のベンチでしたし、体力勝負の観戦ではありました。

でも選手の熱演を観ていたら、そんな辛さも吹き飛びます。本当に熱かった…!
髙橋選手が復帰会見で「全日本選手権には世界を目指すだけじゃない、それぞれの選手なりの闘いがある」といったことを話していましたが、全日本への切符をかけたブロック大会はまさにそんな魅力に満ちています。
今シーズンで競技を引退する大学4年生の渾身の滑り。
シニア上がりたて、フレッシュな高校生の溌溂とした挑戦。
いや~、スケートって本当にいいものですね。
太田由希奈さんの言葉じゃないですけれど
「我、愛すスケート!」
と改めて実感せずにはいられませんでした。

……こうして熱く語っているといつまでも手が止まらないので、割愛。
唐突に大ちゃんのSP感想に移りますね(笑)。

その穴は深淵の表現か、それとも…?なショートプログラム

髙橋選手のショートプログラムは、坂本龍一作曲の映画音楽を用いた『The Sheltering Sky』。
日本語にはなんとも訳しづらい英語ですが、元となった映画のタイトルには、
深淵を覆って包んでくれる天蓋の空
といった意味合いが込められているようですね。
CS放送でTV観戦していた一部ファンは「ショートの衣装、背中に穴が開いてるのはわざと? 破れて開いちゃった?」とザワザワしていましたが、
もしかして、針を通した跡のような小さな穴によってそんなニュアンスを演出していたり、する、のでしょう、か……。
マスコミの方々、どなたかぜひ、ご本人に質問してみてください(笑)。

プログラムを観ていて感じたのは「今の髙橋大輔にしかできない滑り」だな、ということ。
復帰初戦からジャンプを見た目ノーミスにまとめたのも流石でしたが、音楽を身体全体で表現するその滑りは圧巻でした。
振付のデイヴィッド・ウィルソンは、今回も大ちゃんの深みを見事に引き出すナンバーを用意してくれましたね…!
スピンでふらつきレベル1判定になった点は惜しまれますが、今後どんどん改善されていくでしょうし。
これからもっと滑り込んで髙橋選手が目標にしている全日本最終Gにたどり着く頃には、果たしてどんなプログラムに仕上がっているのか。楽しみでなりません!!

まさかのラフまお『鐘』に胸熱!のフリースケーティング

そして唐突に、2日目のFS感想を(さすがに長すぎてアーツの皆さん、ごめんなさい)。
フリープログラムのタイトルは『Pale Green Ghosts』。
事前にタイトルだけ知ってはいましたが、聞いたことのない曲名だな、きっと耳にしたことのない音楽なんだろう。そう思っていたら、演技が始まって数秒後に、衝撃が走りました。


……この旋律……ラフマニノフの『鐘』じゃないですか……!

バンクーバー五輪を知っているスケオタなら忘れようもありません。
浅田真央ちゃんが滑ったあの『鐘』をアレンジした楽曲だったんですね。
選曲は振付のブノア・リショー氏によるものだそうですが、鐘が原曲であることに気づいた瞬間、胸に熱いものがこみあげ涙がこぼれそうになりました。

浅田真央ちゃんはご存知の通り、髙橋大輔選手が同時代を共に駆け抜けた戦友のような存在。
その代名詞ともいえる『鐘』を髙橋選手に託したブノアさん。
どんな思いで振付してくれたのでしょう。

残念ながらこの日はジャンプに精彩を欠き、ご本人曰く「復帰を決めてから一番ボロボロの出来」で、作品の世界観を充分に表現する段階には至っていなかったように思われましたが、
こちらもどんどん滑り込んでジャンプも安定した頃、このナンバーはどんなメッセージを伝えてくれる作品に育っているでしょうか。

シニア男子終了後には、お隣の席で観戦していた大ちゃんファンの方と
「ステップが半端なくかっこいい!凄い!」
「でもでも、ジャンプを入れるのがなんて大変そうな鬼プロっぷり……!」
「全日本まで、だんだんと完成されていく姿を観られると思ったら楽しみでしかないですよね!!」
などと興奮気味に語り合いました。
共感してくださるスケートファンの方が、きっとたくさんいらっしゃると思います。
ね、そうですよね?

普通は演技前に行われる「大ちゃんガンバー!」の声かけが、演技が終わった次の瞬間に頭上から聞こえてきた時にはちょっと笑ってしまいましたが、応援する気持ちはみんな同じ。これからが本当に楽しみですね!

(10月17日追記:
ブログを読んでくださった大輔さんファンの方から教えていただきました…!
実際には『鐘』を採用するにあたって、ブノアさんは“浅田真央ちゃんの曲”という印象が強いことを心配されていたそうです。
それに対して、大ちゃんは「8年も前だから大丈夫でしょ」と直近のインタビューで語っているとのこと。
真央ちゃんの『鐘』も、大ちゃんの『Pale Green Ghosts』も、それぞれの代名詞のひとつとして長く語り継がれていくんでしょう。
“浅田真央が滑った鐘”ではなく、その先へステップを進めた“髙橋大輔の魅せる鐘”へと、『鐘』という曲の意味がこのシーズン、スケートファンの間でさらに育っていくのかもしれませんね…!!

ご指摘くださったF様、ありがとうございました!)

ちなみにブノア・リショーさん、当日会場にいらしていたそうで。
同じく関係者席にいた坂本花織ちゃんとのキュートなツーショットをTwitterに上げてらっしゃいました。

ふたりとも、か、可愛い…! 素敵なショットですねえ。

 

アーツ運営「おたより本舗 年賀状印刷の専門店」に、
真央ちゃんファンお馴染みのあの方もイラストを提供

最後に、検索で辿り着いてここまでお付き合いくださったコアなスケートファンの方に、とっておきの情報をお伝えします!

浅田真央サンクスツアー http://maotour.jp/  でも素敵なイラストレーション作品を提供されている、
真央ちゃん愛ほとばしる応援バナーやファンアートでお馴染みのイラストレーター、いわにしまゆみさん。

 


いわにしまゆみさんの手がけたデザインで、2019亥年の年賀状が作れちゃうんです!

毎年、おたより本舗にキュートな年賀状デザインを提供してくださっている、いわにしまゆみさん。
2019年・亥年バージョンでは、4パターンの作品を手がけてらっしゃいますが、真央ちゃんファンにオススメなのはこちらの1枚です!

いわにしさん

来年の干支のイノシシ、次に控えたネズミさんと並ぶ可愛すぎるマトリョーシカ。
マトリョーシカといえば、ロシア。ロシアといえば真央ちゃん!
(他にもプルシェンコ様とかヴォロノフさんとか最近ではザギトワ様とか勿論たくさんいらっしゃいますが、
大ちゃんファンの方ならやっぱりロシア=タラソワおばちゃん=真央ちゃんなイメージが強いですよね?)

見出しの「あけましておめでとうございます」は「謹賀新年」や「HAPPY NEW YEAR」にワンクリックで変更できますし、
ご挨拶のメッセージは自由に編集OKですので、スケーターへの愛を綴るのにもピッタリ!

ご興味を持ってくださった方は、ぜひ下のurlからチェックしてみてくださいね♪

https://happy-card.jp/ne/page/detail/index.html?design_template_id=20897

私も真央ちゃんのサンクスツアー@博多・広島公演に駆け付けますので、当日参加される方はご一緒に、いわにしまゆみさんデザインのバナータオルをフリフリしましょう~。
当日「アーツのスケオタさんですか?」とお声かけていただけたら、ご希望の方には10年前にお蔵入りした大ちゃんの原稿をこそっとお見せいたします!
(どうやって判別するんだ問題があるんですが、良ければアーツのスタッフ紹介ページもご覧ください。などと言ってみる)

以上、見出しの色にもこだわって(お気づきでしたか? 基本はPale Greenなんです)、
気づいてみれば総文字数8039ワード。
自分でも呆れる長さになりましたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました!