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スタッフブログ

Author Archives: a.kubo

在宅勤務中の血行改善グッズ

こんにちは。マーケティング部門・企画グループ中野です。

私は現在、完全在宅勤務という勤務形態で働いています。

家が職場の在宅勤務、通勤時間がないので、勤務可能な時間いっぱい働ける、子どもの保育園から呼び出しがあってもすぐ迎えに行けるなど、メリットはとても大きいです。

その一方で、デメリットもあります。その一つが「運動不足」です。

前職で電車通勤をしていた時は、家から駅が遠いのもありますが、通勤だけで1日8,000歩以上歩いていました。それが今では保育園の送迎のみ。

移動範囲もオフィスであれば、コピーをとりに行ったり、他のグループへ話をしに行ったりと動く機会も多いですが、狭いアパートの一室で座りっぱなしのため、身体が凝り固まってしまうのが悩みです。

そこで、休憩時間に凝った体をほぐすように心がけています。

私が使っている血行改善グッズは、こちら。

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上から

 

・フォームローラー

・ゴルフボール

・手でかちかちする玉

です。

それぞれ紹介します。


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■フォームローラー
一時期「筋膜リリース」というのが流行ったころに、スポーツグッズ店でよく見かけたフォームローラー。買ったまま部屋の片隅に眠っていましたが、最近掘り出してきました。
ふくらはぎの下などにローラーを置き、ころころすると、足がほぐれます。


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■ゴルフボール
夫のゴルフボールです。床に置いて足の裏でころころすると、足がほぐれます。
ジムに通っていたころに、準備運動として、足裏でボール状のものをころころすると良いと聞き、野球ボール→テニスボールといろいろ試した結果、ゴルフボールに落ち着きました。
手に持って両掌でころころするのもおすすめです。


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■手でかちかちする玉
こちらは手で握るとかちかちする球状の物体です。
定期的にかちかちすると指がほぐれます。


メリットは多いものの、運動不足で体が凝りがちな在宅勤務。

いろいろなグッズを試して、元気にお仕事をしたいものです。

皆さんのおすすめのグッズがあれば教えてください!

 

家にある古いもの

こんにちは。マーケティング部門の小林です。

引越をして1年とちょっと。毎月開催される平安神宮前で開催される平安蚤の市には、時間が合えば必ず行くと決めています。

私は古いものが好きですが、ただ単にデザインが素敵だということ、今までどんなふうに使われてきたり飾られて今こうして私の手元にやってきたのだろうというストーリー性と、あとは希少なものに関しては世界で手にしているのはこの私だけだという優越感。それが理由です。

本日はとっておきの古いもの3選を紹介します。

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藤田嗣治(レオナール・フジタ)作/「獣一党」きのこ/1928年

こちらは25枚組の本の一部です。猫や象、コウモリなど動物や昆虫などの姿が銅版画で描かれているのですが、その中の挿絵の1枚になります。

オークションできのこをゲットしましたが、今コウモリ、ワニを探しているところです。

フジタの絵はとても好きです。飾るとさり気なく洒落ていて、それでいてユニークだからです。

数年前にはオダギリジョー主演で映画「FOUJITA」も上映されていました。

 

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ヌータヤルヴィ社/ツンドラシリーズのタンブラー

こちらは、ヌータヤルヴィ社(現イッタラ)で1970‐1971年のたった2年間しか製造されなかったツンドラシリーズなのです。

こちらはⅯサイズで日常使いしやすいサイズです。何パターンもの雪の結晶が散りばめられていて非常にかわいいです!私の好きなツギハギのようにも見えて◎

見るためだけではなく、使うためのものとしてデイリーにがんがん使うのが私の中で決めていることです。

蚤の市やアンティークフェアでも見つけるたびに、集めました。

イッタラで復刻が作られていましたが、やはり別物。

ものは増やしたくないけれど、、これは購入せずにはいられない。

 

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フランスのミルクピッチャー

何年のものかはお店の方に聞いたのですが、忘れました。が、だいぶん古いはず!!

フェルメールの絵にも登場しそうな古めかしい色と質感、フォルムに即決した思い出があります。

花瓶にしたり、置くだけでも存在感があって素敵です。

 

はぁ、、古いものってどうしてこんなにも魅力的なのでしょうか。

蚤の市での鉄則は「これいいな」と思ったら即決しておくことです。

他も見ながら考えよう…の間に絶対によそのおうちに連れて帰られてしまいます。

以上、家にある古いもの、家宝を紹介しました。

 

 

 

本日はスイーツ

こんにちは。

まだお昼間は暑いですが、それでも風はカラッとした涼しさを感じます。

私は秋がすきなので、年々短く感じるのが寂しいのですが、今年は少しでも長く楽しめたら嬉しいです!

最近はゆるりと過ごしつつ~な感じなのですが、ふと並んでるけど食べてみたいからいっか~という感じでお店に行っていることに気が付きました。笑

わたしは普段、行列のできるお店ってあまり行かないのですが、友人にも付き合ってもらいました。(感謝です)

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中崎町にあるケーキ屋さん「hannoc」

有名店なので1時間以上待ちましたが、夕方ごろの涼しい時間でそれほど苦なく待てました。

インスタの投稿に毎回釘付けだったので念願です~

人気店なので結構早くにお目当てはなくなりがちですが、予約販売もできるそうです。

20代やり手のパティシエさんの、各々のこだわったデザインがすきなので新作出た時はテンション上がります◎

次回の冬限定も楽しみです。

マーケティング部門:菅田

行きたいところ

こんにちは。

GWも明け、活動的になりつつある世の中ですが、
個人的にはインドアな日々を過ごしています。

そんな中でも行きたいかも!と思ったのが
ゴッホアライブ 神戸展~~~

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写真は行って来た友人のを拝借しました。(Thank you!)

五感でゴッホを体感できる体験型の展覧会みたいです。

昨年、あべのハルカスの展示会に行った時もゴッホの作品を見たのですが、

有名どころのひまわりはなかったように思うので

行ってみようかな~と思いました。

ブルメも久しぶりです。

 

今日もあと少し、頑張ります。

 

マーケティング部門 菅田

GoToどんどこ森

こんにちは。いつの間にかブログ当番が回ってきたので、つらつらっと書かせていただきます。

やっと?急に?冬らしくなり、急な四季の変化に戸惑っていますが、

この前までは暖かい秋の風景でした。

 

紅葉に囲まれながら行ったところはジブリパークです。

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抽選だったので、全エリアを見られなかったのですが、

わたしはとなりのトトロの舞台を再現した

どんどこ森を堪能してきました。

トトロかわいいです!

 

感動したのは再現度の高さでした。

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写真はサツキとメイの家&近所のバス停です。

家の中も入れるので、ワクワクしながら見させていただきました。

引き出しや押し入れなど、本当に住んでいるのでは???と思うほどに

服や当時の日本を彷彿とさせるキッチン用品などが

ちゃーんと入っていて。写真を撮りまくってしまいました。笑

何も入っていない引き出しや押し入れは1つもなくて、

丁寧に再現してくれたことに感謝したくなりました!

他のエリアも1年後また増える予定のようなので、機会があれば

また行ってみたいです。

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パークへ向かうリニアの駅もかわいく装飾されていました。

大倉庫が何より行きたかったのですが、次回に期待です。

 

マーケティング部門 菅田

First Love初恋

こんにちは。マーケティング部門小林です。

先日、待ちに待ったNetflix『First Love 初恋』をみました。
待っていたポイントは2点。
・宇多田ヒカル楽曲『First Love』『初恋』にインスパイヤされたストーリーという点
・満島ひかり主演という点
宇多田ヒカルさんの大ファン!というわけではないのですが、35歳の私にとって青春そのもの。歌を聴くだけで当時の記憶がふわっと蘇ります。
あとは満島ひかりさんの作品は好きなものが多く、中でも「満島ひかり×脚本家坂元裕二」の作品は絶対チェック。
しかし…ちょっと気になっていたのが今回の相手役は佐藤健?!どんな感じになるのだ…
と思いながら、見始めた矢先。。
もう第1話を見終える頃にはタケルマジックにかかり、佐藤健さんに夢中になっていました。
9話まで見終わるころには夜中の3時でした。

中でも私の好きなシーンは第8話のラストシーン。
ここで話したいけれど、やめておきます。
最後の展開も話したいけれど、やめておきます。

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そして劇中に出てくる料理の担当は、「エジプト塩」で有名な料理家たかはしよしこさんだとか。
どうりでお洒落でおいしそうな料理の数々なわけだ!
実際に登場した印象的な#初恋ナポリタン、北海道美瑛のカフェで食べられるみたいですよ!

ナポリタン、、食べたくなってきました。

カーデコしてきました◎

こんにちは。気が付けば梅雨になり、今年も早いもので半年がもうすぐ経とうとしています。
最近は久しぶりにイベントらしいものに参加しました。

先々週ぐらいに、海外では割とスタンダードなCar Decorationというフラワーアレンジがあり、意味はそのまま、車を花でデコレーションするというウエディング系アレンジです!


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イベント参加者の車をお借りして、3種類のデコカーが完成しました。
わたしはそのうちのナチュラル系ひまわりカーを担当して、前方左部分をデコらせていただきました。


ギャラリーの方々や通りすがりの方など、写真を撮影している方もたくさんいて、ちょっとだけ鼻高々。
日本ではあまり見かけないだけに、かなり貴重で楽しい経験ができて嬉し満足+出店していたお店のフードも食べられて満腹でした。

このまま運転して帰るのか???と思った方がいるかもしれませんが、走れたとしても時速20km走行が限界だそうです。笑(もちろん土台は固定しているのですが、それ以上の速度だと花が散り散りに飛んでいくそうです。なぜか極端に高速を走る姿を想像して笑ってしまいました。)

この日頑張ったメンバーと仲良く分け分けして、飾りきれない分は欲しい方にお渡ししました。

お天気も良く、夜まで美味しいものをたくさん食べた充実した1日でした。

マーケティング部門 菅田

カンタについて

こんにちは。はじめまして、マーケティング部門の小林です。

私の好きなもの、それはヴィンテージカンタです。カンタとは、インド地域の伝統工芸のひとつ。

小さな布(使えなくなったサリーなど)をつなぎ合わせて大判の一枚にしたものです。そんなカンタ、特に昔に作られたものを中心にコレクションしています。

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敷物として使うことが多いですが、掛布団にしたりソファーにバサッとかけたり、、。写真は今年の花見の際に敷いたカンタの様子です。

何が好きなのかというと、チクチクと刺された刺し子・何でもありの色合わせ・時々あるツギハギです。突然別の柄や色のツギハギが出現して、あぁここは破れちゃったから応急処置だな…と愛でます。

そんなカンタは息子たちにも人気です。

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シャチの親子。よく見ると青色の上に置かれています。海に見立てて遊んでいるのです。その他にも花柄は花畑、赤色は火事の現場に(怖いですが)。

お手入れ…私は気にすることなく家でもガシガシ洗っています。しっかりと手縫いされているので、とても頑丈で取り扱いもしやすく何にでも使えて本当におすすめです。

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次男です。令和4年に撮影したものです。

皆様もお気に入りの一枚見つけてください!

 

私の好物を紹介します~”アバイスンデ”

こんにちは、マーケの”よく食べる子”こと栗山です。

前回、前々回とゾンビ映画について書いているので……今回もゾンビ映画か?とお思いのパソコンの先のあなた!今回はちょっとゾンビ映画から離れてみることにします。

と、いうことで食べることが好きなので、私の好物を一つ紹介してみたいと思います。

たぶん今日紹介するものは私の好物界のなかで5本の指に入る、

好物オブ好物。

韓国料理のアバイスンデです!そうそう、私は家でする料理も週の8割韓国料理で、残りは中華とイタリアンと最近はメキシカンも試してます。

なにそれ、アバイスンデ

こちらです、アバイスンデ。
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右端に盛られたもち米的なものが何かの中に詰まっているものがアバイスンデで、周りにはブタの肝臓や頭の肉が盛られています。

これがなんなのかと言いますと、韓国料理にはスンデと呼ばれるものがあります。これは豚の小腸に豚肉、タンミョン(春雨みたいなもの)、香草、そして豚の血などを入れた、腸詰料理です。蒸したものに塩を付けて食べたり、スープに入れたり、甘辛く炒めたりもします。

なかなかな材料でクセが強そうな食べ物に見えますが、ええ、クセが強い食べ物です。でも、はまる人にはめちゃめちゃハマる病みつき料理と言えます。

そして私はそのスンデが大好き!蒸したものもスープに入れたものも全部大好きです。

一緒についてくる肝臓なども大好きです。

 

そんなスンデ好きの中で、あこがれの存在がアバイスンデです。

ハムギョンドという地域の郷土料理なのですが、スンデの元祖なんです。

いうなればキングオブスンデ!

普通のスンデとの違いは小腸ではなく大腸に具が詰められていて、皮の弾力感が高いのです。

中の具もまたモッチモッチでたまりません!

アバイとはサトリ(韓国語で方言)で「おじいさん」などを表す言葉らしいです。

ちなみに、スンデの変化球としてオジンオスンデというものもあります

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こちらは小腸の代わりにオジンオ(イカ)で具を包んでいます。これは普通のスンデよりクセがなくて、スンデが苦手な私の友達も食べられました。オジンオスンデはソクチョというソウルから高速バスで三時間半くらいの場所の名物でして…食べた過ぎてソクチョまでバスで行きました。ソクチョは海辺の街なのでビーチも素敵です!

 

スンデが食べれない日々にムキーっ

ところで、現在は美味しいスンデに日本ではありつけず、もきもきしています。

前述のように韓国料理はたくさん作っているのですが、さすがの私も、

豚の新鮮な小腸を取り寄せ、豚の血をピーっと取り出してというのは無理がありまして。

韓国食品店などで輸入の真空パックのスンデなどもあるのですが、味はまぁまぁというところ。それでも食べたくて時々買ってはもきゅもきゅ食べています。

もう少し美味しく食べるようと思い最近はスンデクッ(スンデのスープ)にして食べています。こちらも韓国でポピュラーです。韓国の方々のブログを見るとサゴルスープ(牛骨のスープ*日本の韓国食品店で変えますよ)のレトルトで作られているので真似をしました

じゃんっ!

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サゴルスープに温めたスンデ、それから野菜をとりたいので豆もやし、

薬味としてニラ、ケン二プ(えごまの葉)とお好みでタデギ(辛味)を追加して食べました。

なかなか雰囲気が出ました~らんらる~。

書いていて思いましたけど、小腸とか大腸とか血とか、

ちょっとゾンビ的な食性でしたね!(笑)

マーケの栗山でした!

 

おまけ

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留学中最寄りの駅前の屋台で売られていた、ジャンキーなスンデ。

スンデに衣をつけて揚げて、ヤンニョムソースべったりの逸品(笑)。

ヤンニョムソースは結構カロリーが高くて、週に1回までとか決めて食べていました。

 

ラジオ中継で楽しむ!フィギュアスケート

2022冬季五輪真っ最中ですね!
澄み渡った空気の中、白銀の舞台でアスリートがひたむきな熱戦を繰り広げる冬季オリンピック。
昔から夏の五輪以上に、この冬季五輪の空気感が好きなマーケティング部門の田中(と)です。

今回の五輪では今までにない楽しみ方で、大好きなフィギュアスケートを味わっています。
ご覧のタイトルの通り、世間の注目が集まる五輪では、普段の大会にはない「ラジオ中継」が行われるんです!

人生の半分以上フィギュアスケート観戦を趣味としてきた私ですが、現地で観戦できない場合に楽しむ手段はほとんどテレビ中継。
最近ではYouTubeチャンネルやオンライン配信で楽しむことも増えてはいますが、映像のない中、音だけで競技を楽しむというのは初体験です。

前回の平昌大会でもNHKでのラジオ放送があったようなのですが、当たり前のようにテレビを通して楽しみ、ラジオは全くのノーチェック。
今回はじめてラジオ中継の存在を知りました。
【氷上での滑らかな動作と音楽の調和】を味わうのがフィギュアスケートの醍醐味のひとつだと思うのですが、ラジオ中継だとどこまで言葉で説明して、どこまで音楽を聴かせるんだろう?という好奇心から、休日の日曜朝に行なわれた団体戦女子シングルをラジオの実況&解説で追ってみることに。

といっても、聴いているうちに「今すぐテレビをつけたい!」という衝動にかられるだろうな……と予想し、録画しながらテレビ放送を無音でつけつつ、ラジオを聴きながらビジュアルが気になったらすぐ画面を見よう!という作戦です(笑)。

ただし、その作戦決行までには幾つかのハードルが。
まず、自宅は電波が入りにくいエリアで、いわゆる「難視聴地域」。BS放送もアンテナでは綺麗に入らないのでケーブル放送が無料で提供されているエリアです。
そのため、ラジオを聴こうとすると笑っちゃうくらいノイズだらけ。以前あちこち試したのですが、場所を変え、アンテナを伸ばしてもダメなようで……。
そこで今回は、NHKが提供しているラジオアプリをダウンロードしてアプリで聴くことに。

が、そこへ次なるハードルが。
当日発覚したんですが、テレビ中継の映像を見ながらアプリでラジオ放送を聴くと、時間差が40秒ほど発生するんです。
今思えば、録画しながらテレビ放送を40秒ディレイ再生すればタイミングは合わせられたのでしょうが、その時はそこまで思い至らず。
どうしてもリアルアイムで見たい選手のプログラムは画面でライブ視聴し、音声の情報はほぼラジオから40秒遅れ(かつ時々はテレビも音声をON)という、なかなかややこしい鑑賞スタイルに落ち着きました。

利用したのはこちら。公式Twitterのツイートを拝借します(同内容の聴き逃し配信の案内です)

こうして体験した(ほぼ)耳で味わうフィギュアスケート、なかなかに興味深い体験でした!

NHKの実況アナウンサーと、元スケーターの解説者(団体戦では元ペアの高橋成美ちゃん)が現地映像をもとに声で競技を伝えていくのですが、なんとなく映像を眺めているだけでは漫然と見過ごされそうなことも、言葉として拾い上げて届けてくれる。映像を補足する形で説明を入れるテレビ中継とは異なり、映像を声に置き換えて説明していくので、なんとなくは知っていたことも言語化されて「あ、そういうことか!」と腑に落ちたり、「なるほど~」と納得したり。そんな場面がいくつもありました。

何より面白かったのは、演技中の実況。
かなり細部まで言葉でひとつひとつ動きを語ってくれるので、その情報を耳でキャッチし脳内で「今こんな感じかな?」と立体的にイメージを思い描きながら楽しむ体験がとても刺激的でした。脳が活性化される感覚ですね。

選手がプログラムを滑っている間、実況ではまず衣装や髪型を説明し、最初のポーズを語り……
「右手の甲を頬に添わせるような仕草での滑り出しです」
「左手をしなやかに上に伸ばして、ジャンプの助走に入りました」
「右足を高ーく上げた助走から、このまま行く!アクセルジャンプ!」
「身体を波打たせてから連続のターン」
「小さくターンをしてジャッジの目の前を左から右に通過していきました」
「腰をくの字にひねりながらのステップ」
「体をかかえるようにしてしゃがみこみ、左足をピーンと伸ばしたところから…立ち上がった!スピンの速度が上がりました!」
といった調子。

動き一つ一つの説明だけではなく、「背中をそらせる動きを多く使って、大人っぽい雰囲気の振付です」と全体の振付のテイストにも言及。最後のポーズについても「背中越しにジャッジに視線を送ってのフィニッシュ」「大事なものを両手でかかえるようなポーズで終了です」といった感じで、よどみなく語っていくんですよね。
きっとこの実況前に選手ひとりひとりのプログラムを予習して、「この動きをどう言語化するか?」を考えて台本を作られたのでしょう。もし全部を当日、即興で語っているとしたら凄すぎます。実況アナウンサーさんの職人技に拍手!

そして高橋成美ちゃんの解説も的確で「なるほど!」感満載でした。
カメラが追っている対象に話を合わせる必要が無い分、滑走の合間や6分間練習のタイミングには深いところまで掘り下げて語ってくれますし、演技中も「上体を大きく逸らしながら足を動かすステップが上手な選手ですね」「ステップとの境目が分からない、トリッキーでアーティスティックなジャンプです」と選手の個性やプログラムの特徴も、光景が目に浮かぶような言葉に嚙み砕いて説明していました。

現役アスリートの頃は元気いっぱい、ハイテンションなキャラクターで愛されていた女性なので、ラジオ(アプリ)を聴く前には
「成美ちゃんの解説って、世界最高峰の選手が高難度の凄いジャンプを決めた時には絶叫しちゃったりするのでは……?」なんて思ったりもしていたのですが。いざそんな場面になってみると、やけに低い声で言葉少な。
「あれ、落ち着いてるなあ」と思っていたら、ワリエワ(あだ名は『絶望ちゃん』)の演技終了後には「正直私、解説の仕方が分からなくなってしまいました。どこで何を説明していいかわからないくらい、凄いと思って」とその理由をチャーミングに告白していました(笑)。

そうしてラジオを堪能した後は、すぐさま同じ試合をテレビ放送の録画でウォッチ。
テレビ解説担当の鈴木明子さんが高橋成美ちゃんと全く同じことを違う言葉で話している部分もあり、それもまた面白かったです。

団体戦予選は1種目10人(または10組)だけの参加なのでそう長い試合ではないのですが、ラジオの場合、実況担当者が喋り通すそのボリュームは相当なもの。
このラジオ中継は個人戦でも行われたそうで、男子シングルでは解説者として氷上の哲学者・町田樹さんが登場!
(私もこちらはまだ聴けていないので後日、聴き逃し配信で堪能する予定です!)

コロナ禍ということもあり、いつも以上に様々な波乱が巻き起こっている今回の冬季五輪。
フィギュアスケートに限らず、この舞台に賭けて来たアスリートやコーチ、各スポーツに携わるスタッフの皆さんが一人でも多く目標を達成でき、元気にこの舞台で活躍できることを願いつつ。おうちで応援しております!