みなさんは、浮気をしたことがありますか?
僕は、ありまぁす!(O保方さんふうに)
マーケ部門・新垣です。こんにちは。
いや、のっけから違うな。
つまみ喰いでも二股でもないので
厳密には浮気ではなく「浮気性」の話です。
* * *
この20数年を振り返ると、いかに自分が
移り気な性格なのかを思い知らされます。
まずは1996年のエピソード。
F子(仮名)を知ったのは同年春のこと。
当時、僕には鈴子(仮名)がいました。
しかし、F子を知れば知るほど、
その魅力にとりつかれていったのです。
F子は、いま思えばかなりのポッチャリ型。
僕は、そんなF子をものすごく可愛がりました。
F子とは2年ほど一緒に過ごしたでしょうか。
1998年初め、僕は突然、TH子(仮名)に心変わりしました。
ポッチャリ型のF子をあんなに気に入っていたのに
スリムなTH子に魅かれるとは、我ながら自分勝手です。
TH子との蜜月関係は1年と少し続きましたが…。
1999年5月、P子(仮名)が現れたことで
TH子への興味は急速に薄れていきました。
くだんのP子、ルックスに大きな特徴がありました。
顔の大きさが歴代パートナーの倍ほどもあったのです。
僕的には、そこが一番のお気に入りだったように思います。
メールを始めたのもP子が最初でした。
ところが、しばらくするとP子にも飽きてしまい、
2000年秋、新しくN子(仮名)を迎え入れることに。
N子は関節が非常に柔らかく、独特の心地よさがありました。
それまでのパートナーにはなかった“明るさ”も
僕を夢中にさせた理由のひとつです。
その後も僕は1年から1年半おきに
節操なくパートナーをかえていきました。
いつも一緒にいろんな音楽を聴いていたJ子(仮名)。
100万画素のカメラで写真を撮りまくったV子(仮名)。
N子以上に関節が柔らかかったSH子(仮名)。
シャキーンッ!と勢い良く飛び上がるD子(仮名)。
ある日の夜、タクシーで離れ離れになったW子(仮名)。
タイプは異なりますが、どのパートナーも、
いつも僕の手のひらで甘えているようでした。
そして2008年夏、I子との運命的な出会いが訪れます。
あの日、僕はI子と最低でも2年間は付き合おうと誓いました。
もしもこちらの一方的な都合でI子と別れようものなら、
少なくない額の「契約解除料」を請求されるからでした。
(終)
* * *
いったい何を言ってるんだ、この男は?
そう思われた方も多いことでしょう。
以前、「ケータイ小説」がブームになりました。
ああいうのなら自分にも書けるんちゃうか?と
十数年前、ヒマつぶしに「携帯電話 私小説」を創作。
「***」の内側の文章がそれです。
意味ちゃうか。
~ Fin ~
illustrations by 妻
[補足]

ぽっちゃり型のF子…富士通製『F II』(ツーカーホン関西)
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