先日、以前勤めていたお店の同僚と会った時に、彼女が何気なく取り出したハンカチが「手ぬぐい」でした。
お店の取り扱い商品の一つだったこともあり、日頃から愛用していたスタッフも多く、
私自身も、辞めてからもうずいぶん経ちますが、手ぬぐいは生活の一部になっています。
日頃使っている中で感じる、手ぬぐいの魅力を3つご紹介します。
1つ、洗濯が簡単
2つ、デザインが豊富で飽きない
3つ、用途が変化していく
1つ目の「洗濯のしやすさ」がなければ、不精な私が愛用することはなかったと思います。
洗濯機で気にせず洗えて、梅雨にも冬にも乾きやすい綿なので、一年中気兼ねなく使っています。
店頭ではよく「端が切りっぱなしなのが気になる」というお声をいただくことが多かったのですが、
その分速く乾くのと、気が向いた時に任意のサイズに切ってしまえるので、意外と便利なポイントです。
2つ目の「デザインの豊富さ」。
気に入った色柄の手ぬぐいは、家電や棚の目隠しに使うことが多いのですが、
カーテンやファブリックを変えるよりもっと手軽に、飽きたり、季節に合わせて変化を楽しむことが出来ます。
最近気に入って購入した三筋格子(みすじごうし)は、和風の柄なのに、
何となく北欧のテキスタイルのような雰囲気が魅力です。
3つ目の「用途の変化」は、手ぬぐいメーカーのサイトなどではよく「育てる」と表現されています。
買ったばかりの手ぬぐいはハンカチや目隠しなど、見る楽しみを堪能し、
洗濯で綿が柔らかくなってきたら、ハンドタオルや布巾などで活躍して、
生地も色も褪せてきたら、最後は台拭きや掃除用のウェスに。
そんな風に意識していませんでしたが、無理せず生活に密着したSDGSだなと思います。
十年前に買った手ぬぐいもまだまだ現役なので、掃除用に回るのはまだまだ先のことになりそうです。
江戸時代には、ハンカチや日よけ、いざという時に割いて包帯や鼻緒にも使っていたそうです。
それにならって、先日改めて見直した外出の際の防災用品にも一つ、入れるようにしています。
マーケティング部門 タハラ