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NT京都2025 参加レポート

開発部門の大久保です。

2025年3月23日(日)に京都で開催された「NT京都2025」に参加したので、その様子をレポートします!

NT京都とは

ニコニコ技術部有志が中心となって開催している、自分で作ったモノを展示する展示・交流会です。プレゼン発表やワークショップもできます。展示する人が楽しむ事を重視していて、自分の展示を抜け出して他の人の展示を見たり、話有ったりできる雰囲気が特徴です。

初心者にとっては参加しやすい、ハードルの低い展示会であり、慣れた人にはゆったり展示を楽しめる展示会を目指しています。もちろん見学のみの参加も大歓迎です。

引用:https://makezine.jp/blog/2016/02/nt-kyoto.html

 

参加したきっかけ

Ruby技術コミュニティで紹介をいただたのがきっかけでした。私は普段Web業界を主体にした技術で業務を行っていますが、特にこのイベントは自分の携わるWeb業界にとどまらず、自由でオープンな雰囲気と聞いていたため、技術的な刺激を得たい!と思い参加しました。

印象に残った展示

会場では機械工作と音楽を融合したイベントや多彩な展示が並んでおり、終始知的好奇心が刺激されっぱなしでした。中でも印象的だったのを写真をアップします。

動画にならないおもしろさ 謎の技術 人力3Dとは?

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赤と青のフィルターレンズが付いたメガネを使って、赤と青のLEDでオブジェクトを投影することで立体的に見る3D投影プロネタリウム。アナグリフ方式。映画館のあれです。

子供も大人もしっかり楽しめる空間でした!

全自動2進数そろばん

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プログラマーの方は、2進数の計算をさくっとしたいな~という時ありますよね!!

なんと全自動で計算をしてくれる非常に便利なそろばんでした!

 

巴波重工の卓上減圧蒸留装置

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富士山の山頂だと沸騰温度が低くなるって小学生のころ習いましたよね!

圧力を下げて沸点を下げることで、原料に与えるダメージを少なく蒸留することで香り高い蒸留でできるみたいです

何よりこの小ささなのでバーで実験を見つつ、非常に香り高いカクテルが飲めるなんて日が来たら素晴らしいですね!

 

しんどいサイネージ

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原則出社に回帰する今日この頃、さりげなくこれを使ってアピールできますね!!

オライリーっぽいビールくずTシャツ

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エンジニアの皆さんが御用達のオライリーっぽいジャケのTシャツ、白であればほしかった~

感想

イベントを通して、自分にはなかった視点や技術にたくさん触れることができ、新しい分野への興味や学びたいという意欲がとても高まりました。普段はソフトウェアの開発を中心に取り組んでいますが、ハードウェア開発もとても魅力的で楽しそうだと感じました!

また、現在京都に住んでいることもあり、身近な場所でこのような素晴らしいイベントが開催されたことが本当に嬉しかったです。ぜひ来年も参加したいと思います。

RubyKaigi

Osaka Ruby Kaigi 03

こんにちは!開発部門の大久保です。

先日Osaka Ruby Kaigi 03に参加してきました。

非常に刺激の多い一日となったので、RubyKaigiについてまとめてみました!

 

Rubyとは

Ruby(ルビー)は、まつもとゆきひろ(通称: Matz)により開発されたオブジェクト指向スクリプト言語(スクリプト言語とはプログラミング言語の一分類)。

引用: Wikipediaより

国産のプログラミング言語で、多くのWebアプリケーションに利用されています。

例えばクックパッドや食べログ、ShopfyなどはRubyを使っています!

 

RubyKaigiとは

RubyKaigi(ルビーかいぎ)とは、日本で開催されているRubyコミュニティ主催のオブジェクト指向プログラミング言語Rubyに関する年次イベントである。名称は過去何度か変遷しており、2013年からは通称であったRubyKaigiが正式名称として用いられている[1]

引用: Wikipediaより

RubyKaigiサイト

要するに、Rubyを愛する者たち(Rubist)が集まって、お祭り騒ぎをする会です(意訳)!

RubyKaigi自体は年次行事で、全国津々浦々、世界から人が集まる大きなイベントなのですが、もう少し規模をコンパクトにした地方イベントがあって、今回参加したのが大阪開催のOsaka Ruby Kaigiです。

 

“Rubyで笑おう”

大阪Ruby会議02が開催されたのが2019年でコロナ禍の影響で、長らくリアルなイベントが開催されていなかった大阪Ruby会議。

待望の開催で、テーマは「Rubyで笑おう」です。

非常に大阪っぽく大好きなテーマで、そして名実ともにRubyで笑わせてもらった一日でした。

 

タイムテーブル

https://regional.rubykaigi.org/osaka03/

詳しくはリンクのページを見ていただくとわかる通り、びっしりと朝から晩まで11時間ほど予定が詰まっておりどの登壇も最高に濃密でした。すべてご紹介はできないので、特に印象的だったセッションをご紹介します。

 

Enjoy Ruby programming, Enjoy Ruby community! 伊藤淳一さん

伊藤淳一さんはRubyの名著である「プロを目指す人のためのRuby入門」(通称チェリー本)の著者であり、qiitaなどの記事でもよく拝見する有名人です。

そんな伊藤さんのセッションでは、Ruby on Railsのバージョン7から標準搭載されたHotWireを使ったフォームのモーダル化を15分でやっちゃおうという内容でした!

結果としては15分を切るスピードで、ページ遷移を行うフォームからモーダルでのフォームに切り替えることができ、会場も大盛り上がりでした!詳細は下記リンクをご参照ください。

■伊藤さんが使われた資料

https://twitter.com/jnchito/status/1700326891528606161?s=12&t=-HOfczc-FPTHzLkiZE-NUg

■ライブコーディング映像

https://www.youtube.com/watch?v=Pu4-xMTb_TQ

 

GVLのお話 Yukihiro “Matz” Matsumoto

まつもとゆきひろさん(通称Matz)はRubyを開発された方で、Rubistにとっては絶対的なアイドルです。Matzさんは現在もRubyの開発を進められており、開発者としての熱い思いを語られており、より深い信仰心が芽生えました!

GVLのお話自体非常に興味深い内容で、パフォーマンスと安全性のバランスをとることが非常に難しいんだなあと感じました。

 

ブラウザから「今すぐ」gemをロードする方法 lni_T / ルニさん

今回最もRubyで笑ったのはこのルニさんのセッションでした。

普段私たちがWeb上であれこれ触っていられるのは、Rubyのようなプログラミング言語のほかに様々な技術が組み合わされて実現しています。

ただ開発者としては、様々な技術を準備するのが面倒でブラウザでRubyを動かしたいという課題を解決したいという内容です。(めちゃくちゃ内容そぎ落としています)

その題材が、Rubyを使って音階を作り、波形を表示して簡易鍵盤で曲を弾いちゃうという内容でした。

Rubyを使ってピアノを弾こうと私は考えたこともなかったので、その時点で目から鱗でしたし可能性をすごく感じました。

またルニさんが奏でる「Get Wild」やハリーポッターのテーマ曲など、曲選が会場にドはまりして、まさに「Rubyで笑おう」を実現していました。

技術で笑わすことができる、そんなエンジニアに私もなりたいと思いました。

■ルニさんのスライド

https://twitter.com/lni_t/status/1700705155455590887?s=12&t=-HOfczc-FPTHzLkiZE-NUg

■「ruby-wasm-synthesizer」

https://lnit.github.io/ruby-wasm-synthesizer/wave/

■デモ動画

https://twitter.com/lni_t/status/1700438218930589762?s=12&t=-HOfczc-FPTHzLkiZE-NUg

■Get Wild

https://tatsuyaimai.net/singpiano7/

 

Oasaka Ruby Kaigi 03を通して感じたこと

私自身、Ruby Kaigiに参加すること自体初めての体験で非常に刺激的な1日でした。

1日を通して感じたことは

①コミュニティのすばらしさ

②Rubyの楽しさ

この2点に尽きます。

①コミュニティのすばらしさ

Rubyは国産のプログラミング言語ゆえ、日本人のユーザー数も多くコミュニティが大規模です。私はオープンソースの思想が好きで、活発に情報が公開・共有されることで技術の進歩が加速すると思っています。なので、コミュニティメンバーがGemなどを開発したり、バグ報告をすることでRubyの進歩につながり、またメンバーが活発に発言したり情報共有できる場を大切にすることが重要だなあと思いましたし大切にしようと思いました。

②Rubyの楽しさ

Rubyはやっぱり楽しいと感じました。プログラミング言語を多種書いているわけではありませんが、直観的に書けます。伊藤淳一さん言葉を借りると「書き心地が良い」です。加えて、自分では想像もつかない活用事例を知ることができ、創造力が膨らみました。プログラミングの魅力は実現したいことが実現できる点だと思うので、日々楽しみながらできることを増やし、業務の幅を広げたい意欲が高まりました!

総じてOsaka Ruby Kaigi 03は最高でした!

運営した下さった方々・登壇してくださった方々・スポンサー様・場を盛り上げてくださった方々本当にありがとうございました!

Ruby Kaigi 2024は沖縄で開催されるみたいなので、ぜひ参加したいなと思います!

 

参考リンク

https://regional.rubykaigi.org/osaka03/

登壇者のスライド・動画、ツイート(ポスト)を伊藤淳一さんが下記リンクにまとめてくださっています

https://togetter.com/li/2221571

https://togetter.com/li/2221531