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RubyKaigi

Osaka Ruby Kaigi 03

こんにちは!開発部門の大久保です。

先日Osaka Ruby Kaigi 03に参加してきました。

非常に刺激の多い一日となったので、RubyKaigiについてまとめてみました!

 

Rubyとは

Ruby(ルビー)は、まつもとゆきひろ(通称: Matz)により開発されたオブジェクト指向スクリプト言語(スクリプト言語とはプログラミング言語の一分類)。

引用: Wikipediaより

国産のプログラミング言語で、多くのWebアプリケーションに利用されています。

例えばクックパッドや食べログ、ShopfyなどはRubyを使っています!

 

RubyKaigiとは

RubyKaigi(ルビーかいぎ)とは、日本で開催されているRubyコミュニティ主催のオブジェクト指向プログラミング言語Rubyに関する年次イベントである。名称は過去何度か変遷しており、2013年からは通称であったRubyKaigiが正式名称として用いられている[1]

引用: Wikipediaより

RubyKaigiサイト

要するに、Rubyを愛する者たち(Rubist)が集まって、お祭り騒ぎをする会です(意訳)!

RubyKaigi自体は年次行事で、全国津々浦々、世界から人が集まる大きなイベントなのですが、もう少し規模をコンパクトにした地方イベントがあって、今回参加したのが大阪開催のOsaka Ruby Kaigiです。

 

“Rubyで笑おう”

大阪Ruby会議02が開催されたのが2019年でコロナ禍の影響で、長らくリアルなイベントが開催されていなかった大阪Ruby会議。

待望の開催で、テーマは「Rubyで笑おう」です。

非常に大阪っぽく大好きなテーマで、そして名実ともにRubyで笑わせてもらった一日でした。

 

タイムテーブル

https://regional.rubykaigi.org/osaka03/

詳しくはリンクのページを見ていただくとわかる通り、びっしりと朝から晩まで11時間ほど予定が詰まっておりどの登壇も最高に濃密でした。すべてご紹介はできないので、特に印象的だったセッションをご紹介します。

 

Enjoy Ruby programming, Enjoy Ruby community! 伊藤淳一さん

伊藤淳一さんはRubyの名著である「プロを目指す人のためのRuby入門」(通称チェリー本)の著者であり、qiitaなどの記事でもよく拝見する有名人です。

そんな伊藤さんのセッションでは、Ruby on Railsのバージョン7から標準搭載されたHotWireを使ったフォームのモーダル化を15分でやっちゃおうという内容でした!

結果としては15分を切るスピードで、ページ遷移を行うフォームからモーダルでのフォームに切り替えることができ、会場も大盛り上がりでした!詳細は下記リンクをご参照ください。

■伊藤さんが使われた資料

https://twitter.com/jnchito/status/1700326891528606161?s=12&t=-HOfczc-FPTHzLkiZE-NUg

■ライブコーディング映像

https://www.youtube.com/watch?v=Pu4-xMTb_TQ

 

GVLのお話 Yukihiro “Matz” Matsumoto

まつもとゆきひろさん(通称Matz)はRubyを開発された方で、Rubistにとっては絶対的なアイドルです。Matzさんは現在もRubyの開発を進められており、開発者としての熱い思いを語られており、より深い信仰心が芽生えました!

GVLのお話自体非常に興味深い内容で、パフォーマンスと安全性のバランスをとることが非常に難しいんだなあと感じました。

 

ブラウザから「今すぐ」gemをロードする方法 lni_T / ルニさん

今回最もRubyで笑ったのはこのルニさんのセッションでした。

普段私たちがWeb上であれこれ触っていられるのは、Rubyのようなプログラミング言語のほかに様々な技術が組み合わされて実現しています。

ただ開発者としては、様々な技術を準備するのが面倒でブラウザでRubyを動かしたいという課題を解決したいという内容です。(めちゃくちゃ内容そぎ落としています)

その題材が、Rubyを使って音階を作り、波形を表示して簡易鍵盤で曲を弾いちゃうという内容でした。

Rubyを使ってピアノを弾こうと私は考えたこともなかったので、その時点で目から鱗でしたし可能性をすごく感じました。

またルニさんが奏でる「Get Wild」やハリーポッターのテーマ曲など、曲選が会場にドはまりして、まさに「Rubyで笑おう」を実現していました。

技術で笑わすことができる、そんなエンジニアに私もなりたいと思いました。

■ルニさんのスライド

https://twitter.com/lni_t/status/1700705155455590887?s=12&t=-HOfczc-FPTHzLkiZE-NUg

■「ruby-wasm-synthesizer」

https://lnit.github.io/ruby-wasm-synthesizer/wave/

■デモ動画

https://twitter.com/lni_t/status/1700438218930589762?s=12&t=-HOfczc-FPTHzLkiZE-NUg

■Get Wild

https://tatsuyaimai.net/singpiano7/

 

Oasaka Ruby Kaigi 03を通して感じたこと

私自身、Ruby Kaigiに参加すること自体初めての体験で非常に刺激的な1日でした。

1日を通して感じたことは

①コミュニティのすばらしさ

②Rubyの楽しさ

この2点に尽きます。

①コミュニティのすばらしさ

Rubyは国産のプログラミング言語ゆえ、日本人のユーザー数も多くコミュニティが大規模です。私はオープンソースの思想が好きで、活発に情報が公開・共有されることで技術の進歩が加速すると思っています。なので、コミュニティメンバーがGemなどを開発したり、バグ報告をすることでRubyの進歩につながり、またメンバーが活発に発言したり情報共有できる場を大切にすることが重要だなあと思いましたし大切にしようと思いました。

②Rubyの楽しさ

Rubyはやっぱり楽しいと感じました。プログラミング言語を多種書いているわけではありませんが、直観的に書けます。伊藤淳一さん言葉を借りると「書き心地が良い」です。加えて、自分では想像もつかない活用事例を知ることができ、創造力が膨らみました。プログラミングの魅力は実現したいことが実現できる点だと思うので、日々楽しみながらできることを増やし、業務の幅を広げたい意欲が高まりました!

総じてOsaka Ruby Kaigi 03は最高でした!

運営した下さった方々・登壇してくださった方々・スポンサー様・場を盛り上げてくださった方々本当にありがとうございました!

Ruby Kaigi 2024は沖縄で開催されるみたいなので、ぜひ参加したいなと思います!

 

参考リンク

https://regional.rubykaigi.org/osaka03/

登壇者のスライド・動画、ツイート(ポスト)を伊藤淳一さんが下記リンクにまとめてくださっています

https://togetter.com/li/2221571

https://togetter.com/li/2221531