先日、出石永楽館に行ってきました。
近畿地方で最古の芝居小屋として知られていますが
最近ではとても話題となっていた場所です。
みなさん映画『国宝』はご覧になられたでしょうか。
もちろんわたしもあの映画に魅了された一人です。
この永楽館は喜久雄と俊介が「二人藤娘」を披露した舞台ということもあり
神聖な空間にワクワクが止まりませんでした。
劇場の中は舞台と客席が近く
客席、升席、広告看板、提灯、天井、柱などすべてのものに歴史が感じられます。
舞台上の楽屋は実際に映画で使われた小道具で再現されていて必見です。
花道を歩いたり、細い階段を下りていくと舞台の下の奈落にも入ることもできました。
舞台袖には作中で使われた 藤の枝が置いてあり、自由に舞台に上がって二人藤娘になれる演出も。
もちろん藤娘、やってみました!
役者の方と同じ舞台に立てるだけでドキドキでしたが
着物を羽織り、小道具を手に作品の世界に触れるという貴重な経験は本当に楽しかったです。
入口では気づかなかったのですが、後で撮った写真をみてみると
作中の「花井半二郎、花井半弥、花井東一郎」ののぼりもありました!
この場所は国宝で撮影を担当されたチュニジアの撮影監督ソフィアン・エル・ファニ氏が
「世界で最も美しい劇場」と絶賛したそうです。
本当に美しく素晴らしく、そして楽しい場所でした。
ロングラン上映なのでもう一度じっくり映画を観てみたいと思います。
管理部 西川





