先日、あべのハルカス美術館に、ジャン=ミッシェル・フォロン展を観に行きました。
全然知らないアーティストですが、SNSの広告で見かけるうちにどうしても行きたくなってきて、今しかないっというタイミングで観に行くことができました。
ふんわりした色合いの可愛らしいイラストがいっぱいーーと思いきや、
入ってすぐのところには不思議な形の彫刻(タイトル面白いです)
フックや引き出しがついてる絵や大きなメガネのオブジェ。
そうかと思うと隣にはかわいらしい、ユーモアたっぷりの線画。
思ってたより断然面白くなってきました!
さすが、自ら「空想旅行案内人」と名乗るだけあって、空想が広がります。
観ていくうちに、ふんわりした優しい印象とはうらはらに、戦争や環境破壊など、テーマは現実的な深刻なものも多くて意外でした。
また、そんなフォロンさんの人となりが分かる展示もあって、それも興味深かったです。
きれいな色合い、ユーモアのある優しい作品はもちろん、どきっとするような怖い作品も、そこに込められたメッセージや、興味の方向に共感するところもたくさんあって、思ってたよりずっと充実した時間を過ごせました。
と、たくさんの作品をみて、いろんなことを感じたり考えたりしましたが、結局私が1番好きだなーと思ったのは、ポストカードにもなってなかった、クスッとほっこりするこの一枚でした。
結び目をぴっと押さえてあげている指がたまりません笑
生産:ちねん