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スタッフブログ

明石酒類醸造 海峡蒸留所

明石でウイスキー!明石酒類醸造の海峡蒸留所で酒活

しばらく自粛していた”酒活”(私にとっては酒蔵めぐり)。ちょっと前から、ゆるやかに再開しています。

先日は兵庫県明石市にある蔵元へ行ってきました。

兵庫県といえば、西宮市と神戸市にまたがる灘五郷が「日本一の酒どころ」として有名ですね。

実は神戸市のお隣りの明石市にも、「西灘」と呼ばれる酒どころがあり、蔵元が多いのです。

個性的な蔵元も点在しているほか、クラフトビールの会社もあります。

日本酒「明石鯛」は海外で大人気の銘柄

明石酒類醸造の日本酒「明石鯛」

「明石鯛」のラベルは海外のお客さまを意識したデザインだそう

訪ねたのは明石酒類醸造が運営する「明石酒類醸造&海峡蒸溜所ビジターセンター」です。2022年8月24日にオープンした、まだまだ新しいスポットです。

個性的な蔵元のひとつである明石酒類醸造。代表銘柄は日本酒「明石鯛」です。

日本酒の95%は海外へ!英国デパートで並ぶ

その「明石鯛」ですが…実は国内よりも海外で有名で、何と同社が生産する日本酒の95%が、海外へ輸出されているのだとか。「英国では有名デパートで『明石鯛』が並んでいますよ」とのこと!

同社では日本酒のほかに、ウイスキーやジンも造っています。

見学ツアーで日本酒造りの現場へ

今回は、見学ツアー(有料)に参加して、製造工程なども教えていただきました。

明石酒類醸造 日本酒タンク

天井の梁などに歴史を感じます

まずは日本酒の酒蔵から。元は醤油蔵だったという建物には、昔ながらの緑色のホーロータンクと、近代的なステンレスタンクが並びます。

明石酒類醸造 酒蔵見学

スタッフの方から酒造りの工程を丁寧に説明してもらえます

発酵室のステンレスタンクは熱効率などを考慮した、ちょっと細長い形状になっています。タンクの中も見せてもらいました。

明石酒類醸造 日本酒仕込みタンク

泡がブクブクし過ぎないのは吟醸造りだから

大吟醸の発酵タンクの中。低温でゆっくりと発酵が進んでいます。

明石酒類醸造 酒米

38%まで精米された兵庫県産の山田錦

大吟醸で使う、精米歩合38%の酒米(山田錦)を見せてもらいました。

一般的なお米よりも粒が大きな酒米でも、精米するときに割れやすいのだとか。精米歩合が38%というのはコンピュータ制御による精米が進んだからだそう。

ウイスキーの蒸留棟には2基のポットスチル

日本酒の酒蔵に続き、ウイスキーの蒸留棟へ。

明石酒類醸造 ウイスキー 麦汁

麦芽にお湯を加えて、麦汁をつくるマッシュタン。麦汁をつくるところまでは、ビールと同じです。

明石酒類醸造 ウイスキー麦汁発酵

発酵槽の中ではブクブクと大きな泡が

麦汁が発酵すると、こんな泡が発生します。

そして、2基のポットスチル。

明石酒類醸造 ポットスチル

銅製のポットスチル。この風景で、ウイスキー好きはテンションが上がります

ポットスチルのカタチの違いによって、味わいが異なるウイスキーができるそうです。

純米大吟醸やウイスキー、ジンなど4種類のお酒を試飲

見学ツアーの後は、お楽しみの試飲タイムです。

明石酒類醸造 見学ツアー 試飲4種

日本酒、ウイスキー、ドライジン、リキュールを試飲

「純米大吟醸原酒 明石鯛」「波門崎ブレンデッドウイスキー」「東経135度兵庫ドライジン」「吟醸柚子酒 明石鯛」の4種類。

「純米大吟醸原酒 明石鯛」は、精米歩合38%の大吟醸ですが、軽すぎず、まろやかな味です。

明石酒類醸造 波門崎ブレンデ ッドウイスキ ー

「波門崎ブレンデッドウイスキー」は、カラメルなどで着色していないので、ちょっと薄い色合いです。アルコール度数40度のウイスキーのストレートで…しっかり味わう余裕ナシです。「お子ちゃま口」で、申し訳ありません(チェイサーがぶ飲みで、口の中で水割りにしました)。

「東経135度兵庫ドライジン」は、兵庫県産の柚子・山椒・煎茶・シソなどが使われています。柚子の味を強く感じました。こちらはアルコール度数42度。「お子ちゃま口」ですので、リキュールの「吟醸柚子酒 明石鯛」で割って、さわやかに甘い即席カクテル(?)でいただきました。

明石にある酒蔵を訪ねたのは久しぶりでしたが、ウイスキーも味わい、大満足。今年はジャパニーズウイスキー100周年ということで、大手だけでなく小規模蒸留所も注目されると思います。ということで、これからも酒活を続けていきたいマーケ西島でした。