こんにちは。フルフィルメント部門の ひきだです。
人生で初めて入院・手術・退院後の通院治療を経験しました。
この半年間、いろいろありました。
まず自分の身体の状態が少しだけいつもと違うな・・と、ふと気づいたことから始まりました。
でも体調が悪いわけでは全くないし別にたいしたことないんじゃないかな と、つい思いつつ
やっぱり一度ちゃんと調べた方がいいんじゃないかな、年も年だし・・と考え直して
ネット検索をした町の病院に電話をしてみました。
話を聞いてくださってすぐに受付の方から
「日時候補を今から伝えますので、できるだけ早く受診してください」と言われて
ありがたいと同時に、これはそんな軽いことじゃないのかも・・と感じました。
初回受診でエコーで診てもらうと
「おそらく何かありますので、今から細胞診をして外部検査に出しましょう」とのこと。
うっすら覚悟していましたがびっくりしました。
翌日すぐ部門の上司に報告して、検査や入院時のお休みの相談をさせてもらい
業務についても、いろんな皆さまに引き継ぎし担当していただきました。
翌週に検査結果を聞きに行ったら、早期の乳がんだと判明、やはり手術が必要だと言われ
手術可能な病院への予約もすぐしてもらって
その後は約1ヶ月間、手術前の検査がいくつも続きました。
次々やってくる検査予定を何とかこなすことで精一杯で
全く現実感がわかなかったです。
その間に、同様の経験がある先輩方に連絡すると
それぞれいろんな経験談やアドバイスを聞かせてくださって、とても心強かったです。
みんな大変な時を過ごした上で今があるんだ・・と、何も知らなかった自分がはずかしかったり
いつかだれかをちょっと支えることができる機会には、私もそうしたいなと心から思いました。
入院と手術が決まり、職場で報告した時も
みなさまから次々「気にしないで休んで、しっかり直してきて」と言っていただけたのも
本当になんてありがたいことだろう・・と涙が出る思いでした。
担当医の方は超まじめで相談もしやすくて、安心して手術にのぞむことができました。
入院して翌日手術。入院期間はたった5日間でした。
精神的に不安定になりがちな私が入院期間を無事乗り切れるか心配でしたが、大丈夫でした。
自宅療養を経て、すぐ仕事にも復帰できて、とてもうれしかったです。
ただ、その後も長かったです。
きずあとが痛くなったり感染したりで放射線治療が始まるまで約1ヶ月半。放射線治療もそこから1ヶ月半。
平日毎日病院に通うという治療だったので、勤務もまた調整していただきました。
今年の夏はとても暑かったのもあり、なかなか大変だなぁ〜と日々ちょっとへこたれそうでしたが
やっと明日、放射線治療が終わる予定です。
もちろんこれからも服薬や受診もあり、引き続き病気と付き合っていくことになります。
病気を経験できて、今まで全く知らなかった新しい経験をして
よかったんだ と思えた瞬間がいっぱいありました。
あたかかい気遣い・はげましの言葉も、本当にいっぱいいただきました。
景色がきれいだな 今生きてるな 奇跡だな しあわせだな・・・と感じることも増えました。
どんなことにもいい面があって、またこれから何かにつなげていける、そんな気がしています。
ここまでがんばってきてくれた自分の体もますます大事にして、この病気とも付き合いながら
感謝の気持ちで、これからもやっていこうと思っています。