長い夏休みもまもなく終了。やれやれ…と思っているお父さんお母さん方も多いのではないでしょうか。
わが家では例年お盆には、夫と私それぞれの実家に顔を出すことにしているのですが、折しも身近でコロナ感染が広がりつつあったため、今年は用心してやめておこうか、ということに。
自宅で過ごす時間が長い夏休みとなりました。
そんなある日。
私の母から、幼稚園児の娘あてに荷物が届きました。
中から出てきたのは、キレイな水色の箱。なんだこれ…??
開けてみると、じゃーーーん!
リカちゃんのクローゼット!!
これ、すべて母の手づくりなのです。
お盆休みに遊びに来るであろうかわいい孫のために、せっせとつくってくれていたようで、来られないのなら…とわざわざ送ってくれたのです(感謝)。
こちらクローゼット、なんと、箱そのものも手づくりで、芯材となる硬い厚紙(専用の、ちょうどいいのがあるらしい)を切るところから製作。
表面は、薄い綿をのせてから布で包むことで、ぷっくりふわふわに仕上げてあります。
チェストの引き出しも、もちろん開きます。
中にはミニチュアの絵本まで!
娘のお気に入りの絵本を模したものだったので、「これ持ってるやつ!」と大喜び。
クローゼット本体には、ちゃんとハンガーバーが。
針金を曲げてつくったハンガーもあるのでお洋服が吊るせますし、
側面のウォールフックにはバッグなんかも掛けられます。
写真にうつっているお洋服も小物も、靴以外はすべて母の手づくり。
ワンピースにブラウス、スカート、ショートパンツにサロペット、さらには浴衣まで、わが家のリカちゃん(3体)のワードローブはなかなかの充実ぶりです。
バッグや帽子、アクセサリーにいたっては、いったいどうやってつくったの?と思うものも。
ちなみに、リカ様がお掛けになっているゴージャスなソファも、母の作品。
娘のリクエストをききながら、いろいろなタイプのお洋服や小物を作ってくれるので、じつは買ったときに着いていた以外の服をほとんど購入したことがありません。
このクローゼット、ちゃんと持ち手がついており、蓋を閉じれば持ち運びもかんたん!
娘は、以前につくってもらったリカちゃんとおそろいのワンピースに自らも着替え、ご満悦のようすで遊んでいました。
そして私はといえば…
『飲み会帰り、散らかった部屋を見て見ぬふりするリカちゃん』
…などと、娘の見ていないスキを狙ってこっそり、人気のインスタアカウント「現実を生きるリカちゃん」ごっこをしているのでした。
とにもかくにも、退屈してしまいかねなかった長い巣ごもり夏休みに、楽しい時間を贈ってくれた母には、感謝しかありません。
次に実家へ行く日には、このリカちゃんセットを一式持っていって、親子三代で遊んでみようかな、と思っています。