夏はおいしい野菜がもりだくさん。
茄子やトマト、オクラ、トウモロコシ、ピーマンにパプリカ…目にも鮮やかで、料理をするときも気分があがります。
そんななかから今日は、ちょっと珍しい野菜をご紹介します。
こちらは「そうめんかぼちゃ」、別名「金糸瓜」と呼ばれる野菜。
スーパーなどではあまり見かけませんが、道の駅などの直売所で冬瓜やカボチャに混ざってごろんと売られていたり、デパ地下で半割りにされて並んでいたりするので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
なぜ「そうめん」「金糸」という風変わりなネーミングなのか?
それは調理すれば一目瞭然。
▲柔らかくなるまでゆがいたものを水に取ってほぐすと、こんなふうにバラバラに!
何度調理しても不思議なのですが、ほんとうに、そうめんのような麺状にほぐれるのです。
食べてみるとシャッキシャキ。
とても「かぼちゃ」とは思えない食感です。
個人的には酢の物にして食べるのが好きですが(いつも多めに作って常備菜にします)、
マヨネーズ和えにしても、キュウリや焼豚の千切りとあわせて中華風サラダにしても美味。
それこそそうめんのように、めんつゆにつけてツルツルッと食べる方もいらっしゃるそうですよ。
ふつうのカボチャや冬瓜のように角切りにして炊いても、口の中でほぐれる感触が楽しい一品になります。
夏バテ気味の体にやさしい淡白な味わいで、カボチャの仲間にしてはカロリーが高くないというのも嬉しいポイントです。
ただ、たまにあたりが悪いと、キレイにほぐれないことも。
これは完熟する前に収穫してしまったものなんだとか。
個人的には、岡山県の牛窓周辺で生産されている「そうめん南瓜 JA岡山」の金色のシールが貼ってあるものにハズレはないと思っています。
じつはそうめんかぼちゃ、岡山県が国内有数の産地だそうで、大阪のデパートなどで売られているのはこのエリアのものが多いようです。
我が家では、夏のあいだに2~3玉は余裕で消費するくらい、大好きな野菜です。
見つけたらぜひお試しくださいね!