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スタッフブログ

卒業公演

こんにちは。生産部門の磯淵です。

先日演劇科に通う高校3年生の娘の学校の卒業公演を観に行きました。2年生の夏から約1年かけて講師の先生方のご指導のもと生徒39人全員で、舞台監督、音響、衣装、制作、演出、台本、照明、歌唱、舞踊、舞台美術、小道具の11チームに分かれてそれぞれの役割りで実際にテレビ局を訪問したりして約2時間のストーリーを1から作りあげたそうです。

『夕凪になびく狼煙』というお話でした。

夕凪村という風力発電の風車が回る小さな村。 しかしその村は風を操ることができる力を持っていると信じていてよそ者が入ると災いがおきるという古くからのしきたりを受け継ぎひっそりと暮らしている閉鎖された村。 その村人の1人だった男の子が20年前に海に投げたレターボトルが、会社の運命をかけたテレビ制作会社のもとに。 テレビのロケ隊がその村を訪れたのだがその時嵐がおこり風車の羽が落ちた。 そのことで、伝承と嵐に翻弄され狼狽える村人たちやテレビ局のロケ隊など人々の想いが交錯し20年前の真実が蘇るというストーリーでした。

タイトルを見たとき難しくどんな物語なのか想像もつかずちゃんとできるのか大丈夫なのかと心配しましたが、観に来た人たちはみな歌や踊り、セリフの裏に隠されている秘密などに引き込まれていました。 高校生がここまでできるのかと感心しました。

娘は舞台監督の役割りだったので受験勉強そっちのけで毎日遅くまでみんなの意見をまとめたりスケジュール管理をしたりしてました。39人が真剣に作品を作り上げようとしたからこそ公演直前まで意見のぶつかり合いなどがあり、時には泣きながら帰ってくる日もありました。この厳しい環境のなかみんなで一つのことに真剣に取り組み全エネルギーを使った経験は娘の将来に必ず役にたつものだと思いました。 やり遂げてキラキラしている姿に感動した一日でした。

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