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藤の花を求めて~ 平等院へ行ってきました。

春の光に新緑がまぶしく映える今日このごろ、いかがお過ごしですか?
お客様対応部門の吉田です。

色々な花の咲く美しい季節がやってきました。
桜の便りが終わると、私が次に気になるのは「藤」の花です。

コロナ禍でもあるので、どこか近場で名所はないかと探していたら、
宇治の平等院の藤が「関西の藤の名所 10選」に上がっていて、
サイトの開花情報を見ると、ふじは2種類あって、
ノダフジは花房が30~40cm、ヤマフジは満開とありましたので、
少し早いかな~とは思いましたが、16日の土曜日に行ってきました。

お天気は良いものの、風が強く少し肌寒い日でした。
平等院は過去にも何回か行っているのですが、藤の時期は初めてです。

京阪宇治駅を降りて宇治川を渡り、10分ほどで到着です。
修学旅行の生徒さんたちも何グループか見かけましたが、
思ったほど人は多くなく、全然密ではありませんでした。

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肝心の「藤」はと言うと、門の前の藤棚の白と紫の「ヤマフジ」は確かに満開でしたが、
これぞ藤!と思う「ノダフジ」はまだまだ上の方が咲き始めたという感じで、
やはり見ごろはもう少し先かな?と言った感じです。

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中に入って鳳凰堂を透かして見ることができる藤棚の方は、
「ノダフジ」で、こちらも外と同じく、咲き始めといった感じで、
見ごろはゴールデンウィークごろのようです。

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今回は、鳳凰堂の中も見学できるということで(前回来た時には見れませんでした)、
外の受付では1時間待ちとのことでしたが、実際、中の見学受付では、
30分待ちということでしたので、見に行くことに(見学料 別途要)。

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中の物、壁や柱、欄干など、絶対手や物で触れないで下さいと、
係の人に何度も注意を促され、鳳凰堂の中を見学してきました。
建立時には黄金に輝いていただろうという「阿弥陀如来」様や、
五色で彩られていたという柱や、「雲中供養菩薩像」の数々が、
今は年月を経て、その鮮やかな色は失っていますが、
荘厳さは増しているような気がします。

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私は、以前「ミュージアム鳳翔館」(入館無料))は入ったので、
今日は入らなくてもいいや…と思い、鳳翔館を見ずに鳳凰堂を見学したのですが、
見学後、やっぱり先に「ミュージアム鳳翔館」を見ておけばよかったと後悔しました。

ミュージアムでは建立当時の色彩や、鳳凰堂の中の様子が紹介されていて、
これを見てから、実物を見学した方が一層感慨深かっただろうと思います。これから平等院へ行かれる方は、ぜひ先に「ミュージアム鳳翔館」を見てから、鳳凰堂を見学されることをお勧めいたします。

※現在の屋根の上の黄金に輝く鳳凰は2代目で、初代はミュージアムの中に展示されています。
1万円札の裏の鳳凰のモデルです。

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ちなみに京阪宇治駅前の電話ボックスの上にもしっかり黄金に輝く鳳凰が飾られていました。

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世界遺産「平等院」は10円玉で有名ですが、敷地的にはそんなに広くなく、混雑具合にもよるのでしょうが、1時間もあれば、写真を撮ったり、ご集印(平等院はご朱印とは言わないようです)をいただいたり、ミュージアムを見たり(ここは興味の具合で時間のかかり具合は違うと思いますが…)、鳳凰堂の周りをぐるっと1周したりできます。

まだ時間があったので、宇治川を少しさかのぼって、平等院側から同じく世界遺産の「宇治上神社」をつなぐ橘橋と朝霧橋を渡って、帰ってきました。

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お昼過ぎに宇治には到着し、先にお参りを済ませてから…とお昼ご飯を後にしたのですが、
参道沿いには宇治茶を使ったパフェやお団子などのお店が多く、
先にお昼を済ませて、帰りに、パフェを食べればよかったとこちらも後悔…
大のお抹茶好きなのに、今回は3種のお茶団子をお土産に買って帰ってきただけでした。

次はしっかり計画を立てて、「藤の花」ならぬ、「抹茶パフェ」のリベンジをしようと思っています。