有名レストランで使われていたり、メディアでも紹介されたことのある、岡山県の吉田牧場。
ご家族のみで経営しているため大量生産はできず、最も有名なカチョカバッロはその希少性から「幻のチーズ」などと言われたりも。
そんな出会えることも運次第な吉田牧場のチーズ。
このコロナ禍で飲食店に卸す量が減ったこともあり、母が岡山駅前にある高島屋で偶然見つけ、帰省前に買っておいてくれました。
母が入荷について店員さんに尋ねたところ、日にちも種類も決まっていないのだそう。
しかも知ってる人しか買わない高価なチーズのため、売れることが少なく、賞味期限ギリギリの半額になって店員さんたちが購入していくことが多いとか。
ということで、今回たまたま買えたのはラクレットチーズです。
原材料は生乳と食塩のみ、価格は126gで1184円。
ラクレットで思い出すのは、『アルプスの少女ハイジ』でおじいさんが火で炙ってとろけたチーズをパンに乗せてハイジに食べさせてくれるシーン。もちろん、我が家でもパンを準備。
冷蔵庫にあった生ハムとともに、カットしたチーズを乗せてトースターで加熱。
チーズがトロ~りとしてきたところで、さっそく実食!
一口かじると、ミルクのやさしい甘みと香りが口中に広がっていきます。塩気はあまり感じません。後味もしつこくなく、エグみなども残らないため、小さなお子さんでもパクパクいけそうです。
一緒に食べた家族からも好評で、「生ハム要らんかったな~、ない方が美味しい」という意見で一致しました。
私の趣味は海外旅行で、フランス滞在中に朝市や地元スーパーなどでチーズの量り売りを買ったりしたことがあります。現地で食べたチーズは独特の風味があったり塩気が強めだったりと、どちらかといえばしっかりしたうま味と香りが印象的でした。
それに比べて吉田牧場のチーズは、ミルクを感じる雑味のないあっさりした味わいなので、こどもから年配の方まで、年齢を問わずにおすすめできそうです。
チーズ専門の通販サイトなどで検索すると、たまに商品が入荷していることも。そういう偶然の出会いも楽しみのひとつかもしれませんね。
また、このようなこだわりの食材に出会えたら、お知らせしたいと思います。
マーケティング部門 吉村靖子