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シンボルツリーを自分で植える!【イロハモミジの地植えに挑戦】

モミジは、紅く色づいたところを眺めるのも素敵ですが、初夏、小さな青葉が重なり合ってキラキラと影を落とす様子が、私は大好きです。

昨年引越した我が家のシンボルツリーには、ぜひともモミジちゃんをお迎えしたい!
新緑が美しいイロハモミジを!
……ずっとそう考えてはいたものの、外構をつくるときに庭木を植えてもらうことはしませんでした。

ネットであれこれ検索し、「雑木の庭(里山の雰囲気をそのままもってきたような庭。狭いスペースでも工夫すればステキに仕上がるらしい)」とかいいよね等々、調べはしたのですが……
プロに作庭してもらうのは無理、ぜったいムリだ(予算的に)、ということが判明。
かといって、木を選ばずに適当に植えてもらうのも嫌だったし、その見積もりでさえいいお値段だったので、外構工事時には芝生と砂利でカバーしてもらうことになったのでした。

雑木の庭があるようなめっちゃ素敵なお庭のおうちは、庭基準で建てられているのだということ、そもそも植栽にこだわりたいなら家を建てる前から計画しておかなければならないことは、あとから知りました。

イロハモミジはどこで買う?

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とはいっても、とにかくイロハモミジだけは植えようよ、と考え始めたのは、引っ越して数か月経った昨年末ごろ。

近所のホームセンターや園芸店等、あちこち出向いてみましたが、置いていたとしても2~3本あるかどうか、思い描くようなモミジちゃんにはそう簡単に出会えません。
ネット販売もありますが、どんな子がどんな状態でやってくるのかが分からないのは不安……。

そこでまたあれこれ検索し、たどり着いたのが、大阪は池田市に庭木を扱うお店がいくつもあるという情報。
というか、植木は池田市の特産品で、古くは室町時代から生産され、日本の四大産地に数えられているのだということ(そういえばメディアでお見かけするプラントハンターさんの会社もこのへんやったわ、と思い出し、合点がいった次第)!
一般人でも気軽に入れそうなお店もいくつかあることが分かったので、さっそく訪問してみました。

行ってみると、広い敷地に値付けされた植木がずらっと並んでいて、まさによりどりみどり。
「そうそう!こうやって選びたかったの!!」とのんびり散策気分で見ていると、「いいやつはすぐに売れてしまうし、来週来てもないかも」とお店の方。
えっ、植木ってそういうものなの?そんなにポンポン売れるの?
まずは見るだけのつもりだったので、産地の勢い(?)に気おされそうになりつつも、そのお店の方(いかにも職人ふうのおじさま)に詳しく相談することに。

イロハモミジはいつ植える?

まず尋ねたのは「いつ植えるのがいいんですか」ということ。
落葉樹は葉っぱを落とした後の休眠期に植えるとよい、という情報は(これまたネットで)得ていたのですが、モミジの休眠期は短い……との説も。
ちなみに訪問したのは2月半ば。
店員:「今時分までやね。もうギリギリのタイミングかな」
私 :「えええっ、じゃあ買うならすぐ決めたほうがいいんですね……で、これは配送してもらうことになるんですか?」
店員:「(ウチの車の車種を尋ねて)その車やったら2mくらいまでは乗るよ」
私 :「自分たちで植えられますかね?こちらでお願いしたほうがいい?」
店員:「そんなんしたら木の値段より高くつくで。植え方書いた紙あげるけど」
……と、あれよあれよという間に、自分たちで持ち帰って植えてみることに話はまとまっていました。

選んだのは2m弱の高さの株立ちのイロハモミジ。
「株立ち」というのは、一本の幹が立ち上がった「一本立ち」に対し、根元から複数の細い幹が伸びた繊細な雰囲気の樹形をいいます。

「枝と枝がクロスして、小さい葉っぱが重なり合って、影がちらちらってなるのが理想なんです!」と店員さんに語ると、「葉っぱは大きくなることもあるよ。西日が強いのもダメ。きれいに紅葉するかどうかも、植える場所や育て方次第」と釘を刺されました。
相手は生き物。思い通りには行かないと心得ます……!

シンボルツリー5
▲このモミジちゃん、じつは「見本品」のラベルが付けられていて、「若い子らにはよっぽどでないと売らんようにって言ってるんやけどな……」と、ちょっと渋い顔をされつつも分けていただきました。ありがとうございます!大事にします!!

自分で植えてみた!

そんなこんなで我が家に連れ帰ったイロハモミジ。

帰宅後すぐ、教わった通りに植えてみました。

シンボルツリー1 シンボルツリー3
▲芝生をぐるっと大きめにカット。穴を掘ります。芝生が根元を覆っていると水も光も根っこに行き届かないのだそう。芝生の根がしっかりついていて、結構骨が折れる作業でした。

シンボルツリー4  シンボルツリー2
▲根巻(移植のとき根の周りの土が崩れないように布やロープで巻いたもの)の素材のうち、ビニール紐などの土に還らないものを取り除きます。麻布などは取らなくてOKとのこと。元あった土に堆肥を混ぜ、根の周りに入れたら完了!

傾斜面に植えたので、まっすぐ配置するのに少し手間取りましたが、思っていたよりも簡単にできました!

春の気配が感じられる昨今ですが、芽吹きまでにはもう少し時間がかかりそう。
今は玄関を開けるたび、その気配がないか確認する毎日です。

とにもかくにも、我が家にしっかり根付いて、元気に育ってくれますように!