開発原田(航)です。
最近妻が全国的にもかなり珍しい「けいれん性発声障害」の診断を受けました。
けいれん性発声障害は、声帯が痙攣することによって発声に障害を引き起こす病気です。主な症状には、声のつまりや途切れ、のどの締め付け感、息苦しさ、声のふるえなどがあります。この病気の原因はまだ完全には解明されていませんが、神経系の障害が関与していると考えられています。治療法には、音声療法やボトックス注射などがあり、症状の軽減が期待されます。
程度にもよるのですが、妻の場合はまだ軽度な部類で、声が出ないというわけではなく、コンディションによっては声が出しづらい日もある、そんな状態です。
普段から頻繁に声・喉を使う習慣のある20代~40代の女性がなりやすいみたいです。
前兆なくある日突然この症状が出るみたいで、妻の場合は約7年ほど前、仕事の朝礼を行っている際急に声が出しづらくなり、その日以降、声が出にくい日があったりなかったりで、かなり長く付き合ってきました。
声が出ないわけではなく出しづらい、ということで軽く考えてしまいそうな症状なのですが
食事の注文やあいさつ、日常会話をためらったり、生活や仕事で声を使うシーンで大きなストレスがかかってしまいます。
通常の耳鼻咽喉科では、そもそも医者がこの病気を知らない場合がほとんどで
「気持ちの問題」「声の出し方の問題」と言われ、理解してもらえないつらさもありました。
今回症状が長く続いたため、けいれん性発声障害の手術実績のある京都の音声外来に
発声の録音データと症状内容を事前送付し問い合わせたところ
すぐにけいれん性発声障害の可能性が高いという返事を頂き、実際に診療してもらいました。
注射治療で改善の経過観察中ですが、このまま一生声が出にくいままなのかという不安も大きかったので、希望が見えてよかったです。
似たような症状で困っている方もいるかもしれないので、紹介しておきます。