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火災警報器点検こぼれ話

こんにちは! マーケティング部門の上田です。

先日、自宅の火災警報器を業者の方が点検してくださった際に、興味深い話を聞きました。

火災警報器の点検では、棒の先に加熱する器具がついた「加熱試験器」を用います。
ご覧になられたことがある方も多いのではないでしょうか。

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カポっとはめます

 

なんと、加熱試験器は点検のお仕事が生まれた当初から今まで形が変わっていないそうです!

以前から点検していただく度に「原始的だな…」と思っていましたが、
まさか昔から変わっていなかったとは…。びっくりしました。

業者の方いわく、点検のお仕事を昔されていたご年配の方のお宅に仕事で伺うと、
「この棒だけは昔と変わらんなー!」という話で盛り上がります(笑)とのこと。

 

点検の仕組みとしては、加熱性の液体を染み込ませたフェルトを燃やし、
徐々に温度が上がっていくようです。

実際に棒の先端を触らせてもらうと、ほんのり熱さを感じました。
昔のカイロにも使われていた技術らしいです。

 

昔と変わらない理由も聞きました。
結局のところ、コスパが一番良いのが理由のようです。

フェルトを燃やす代わりに、バッテリーを搭載した製品を開発した企業もいくつかあったとのこと。しかし、器具が壊れてしまったり、バッテリーが全然持たず使い物にならなかったり、新型の普及には大きな壁が立ちはだかったようです。

先人が生み出した知恵の凄さを感じました。