少し前のお話。
まだうだるような暑さの8月下旬、娘たちの夏休みが終わる直前
滑り込みで思い出作りに「舞洲クラフト館」へ家族4人で行ってきました。
舞洲クラフト館について簡単に説明すると…
大阪市内の様々なクラフト活動を体験することができ
陶芸、ガラス工芸、木工、紙工芸、布製品の作成など、
多岐にわたるクラフトワークショップを提供してくれる施設です。
いくつかのワークショップの中から、私たちが選んだのは
陶芸の「電動ろくろ体験」です。
講師をしてくださる方がいて、まず電動ろくろの使い方や
基本的な作り方の説明があり、少し練習の時間があります。
その後、何を作るのかを決めます。
娘たちの中では、家族みんな同じものを作りたいという思いがあったので
いろいろ悩んでお揃いで「お茶碗」を作ることに。
粘土は当然練られた状態のものが用意され、ろくろにセットしてくれます。
手を水で濡らし、ろくろの回転レバーを足で軽く踏んでろくろを回しいざ陶芸開始です。
まずは、両手で粘土を包み込むように持ち、中心に向かって圧力をかけて形を整えます。
これは粘土を安定させ、中心に配置するための重要なステップのようです。
粘土が安定したら、指で中心に穴をあけます。
穴を中差し指と親指で広げていき、粘土の壁を高めて形を作ります。
内側と外側から均等に圧力をかけ、壁を均一の厚さにします。
これがなかなか難しい!
腕と指をしっかり固定していないと均等にならないのですごく力が入ってしまいます。
形がある程度出来上がったら、ふちなどを滑らかにするのですが、
これはわりと技術が必要らしく、講師の方がやってくれました^^;
あとは、糸を使ってろくろから出来上がった粘土を切り離してくれるのですが
これも講師の方がやってくれます。
もう一つ作らせてくれて、焼きたい方を選ばせてくれます。
焼き色は
・海青磁釉:ほんのり淡い透明感のあるグリーン
・ルリ釉:鮮やかな青色
・アメ釉:照りのある飴色ブラウン
・ワラ白釉:純潔な白
の4つから選ぶことができ、ちょうど家族4人なので全員違う色を選びました。
焼き上がりまで2か月ほどかかるとの事で、楽しみに待っているということと
お世話になったお礼を告げクラフト館を後にしました。
そして2か月後の10月下旬。
届きました!
どれもとてもきれいな色で形も素敵。
このお茶碗で食べるご飯はより一層おいしく感じました。
いつまでこうして家族4人でテーブルを囲みわいわいと
このお茶碗でご飯を食べることができるのか。
いつか娘たちが成長して巣立って行った後も
帰ってきたときには、子どもたちの好きなおかずをいっぱい作って
このお茶碗にご飯をよそって、迎えてあげられたらいいなと思っています。
ちなみに、陶芸は焼くとひとまわり小さくなるらしく
作ってる間は「うどん鉢?」ってくらい大きくて心配だったんですけど
ちゃんと「お茶碗」サイズで出来上がってきましたw