システム投資は難しい、
つくづく、そう思わされます。
しかしながら、
ほとんどの事業において、システム投資無くして、
事業の成功もあり得ないとも言えます。
当社を設立した18年前、
基幹系システムには、パッケージソフトを活用しました。
コストとボリュームを考えてのことです。
当時は、資金面を考えると、
他に選択肢が無かったのも事実です。
しかしながら、
どんぶり勘定に陥りがちな印刷業において、
収益計画をサポートする基幹系システムは必須だと考えていました。
そんな時、ふとしたきっかけで、
印刷業のMIS(経営情報システム)として、先駆的な製品と出会いました。
1000万円を超える投資は、
3年目を迎えたばかりの当社にとって、大変な覚悟が必要でした。
それでも、
これが、最重要投資であると思い、
目をつぶって契約したのを覚えています。
このシステムが当社にもたらしてくれた効果は、
計り知れません。
・業務の標準化
・プロセスの管理方法
・原価の考え方
・スケジュール管理方法
・営業の役割の見直し
単なるソフトウェアの域を超えて、経営を考える上で、私の右腕(参謀)とも呼べるほどでした。
このシステムも導入から15年が経ち、
昨年末で、ようやくその役割を終えました。
4年前に導入した、
あたらしい基幹システムにその座を明け渡したからです。
それでも、
このシステムと悪戦苦闘しながら経営した日々を思い起こすと、
感謝の気持ちでいっぱいになります。
本当にお疲れさまでした。
ありがとうございます。