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『推し、燃ゆ』を読んでみた

ブログに何を書こうかと、スマホのカメラロールを遡ってみたのですが、最近は推しの写真しかない。笑
今回はそんな私が読んだ本の紹介をしたいと思います。

宇佐見りん『推し、燃ゆ』
第164回芥川龍之介賞を受賞した作品です。

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主人公の応援しているアイドル(推し)が炎上(非難・批判が殺到して、収拾が付かなくなっている事態や状況)したという物語。

この本の帯に推薦文が書かれているのですが、推しのいる私の感想に一番近かったのは
『すべての推す人たちにとっての救いの書であると同時に、絶望の書でもある本作を、私は強く強く推す』という豊崎由美さんの文章でした。

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ある日推しという存在ができ
推しがいるから幸せを感じ頑張れている日々が
ある日突然なくなったら、、、

この本の著者、宇佐見りんさんは芥川賞受賞当時21歳。そしてこの本の主人公は女子高生。
私とはずいぶんと世代が離れているのに、共感できる部分が非常に多かったです。
どうやら推しを推す気持ちに世代は関係ないようです。

『推し、燃ゆ』は現代のSNSやネットとの関わりがとてもリアルに描かれていて、普段SNSなどをやらない人が読んでも面白いだろうなと思いました。

さて、今日も推しの笑顔を胸に頑張ります!!
開発部門丸山でした。