政府が2017年から進める一連の『働き方改革』の中で,もっとも難関であるのが『同一労働同一賃金』の実現だと考えています。
この制度は、2021年4月から中小企業にも完全適用されます。
避けて通るわけにはいきません。
当社には、優秀な準社員(パートタイム社員)が多く、責任と権限を持って多様な職務を行っています。
一方、勤務年数は長くても、余り成長できていない正社員も僅かながら存在します。
公平な人事制度の実現は大変難しい。その原因をあげるとすれば、人は自分自身を客観的に評価できないからだと思います。他人への評価は自己評価の3割引とも言われます。
『同一労働同一賃金』を実現すれば、賃金総額が増大するのは間違いないでしょう。これは、経営者にとって、本当に悩ましい問題です。
準社員の役割がより大きくなることで、会社全体の収益力が高まることを期待して、人事制度改革に取り組んで参ります。