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リニアモーターカーに試乗してきました。

ポインセチアの紅色が華やぐ季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
フルフィルメント部門の吉田です。

11月14日(土)にリニアモーターカーに乗ってきました。
春先にJR東海が「『出会う』は、変わる。“リニアのあるわたしの未来プロジェクト”」で
リニア中央新幹線開業後の「未来の出会い」の姿を文章またはイラストで募集していたのに
応募したところ、
[金賞]リニアのある未来体験ツアー(100組200名)
山梨リニア実験線でリニアに乗車できるスペシャルツアーへ招待
に当選しました。

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当初は9月開催の予定だったのですが、当選案内が来た時にはすでに11月開催に変更されていて、早速Go to トラベルを申込みました。
コロナ禍で、開催案内は開催予定日の10日ほど前にお知らせしますと連絡が来て、本当に開催されるかどうか心配でしたが、無事に案内が届き、参加してきました。

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山梨県の大月駅にお迎えのバスが3台来ていました。
100組200名ではあるものの、当日は体験会が3回に分けられていて、1回は70人ずつぐらい、送迎バスは大型の観光バスでしたが、席は十分に確保されていて、1台に20人チョットでした。

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大月駅から15分のところに『山梨県立リニア見学センター』があり、バスごとのグループでまずはこちらを見学。
ここは一般公開されていて、本物のリニアが展示されていたり、リニアの仕組みや、ジオラマなどもあり、多くの親子連れの方たちが見学されていました。
実験線の線路沿いにあり、約8分に一度横を走り抜けるリニアモーターカーを窓越し(屋外もあるようです)に見学することができます。

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JR東海のリニア担当の方たちがグループごとに付いて、リニアには液体窒素が搭載されていて、極低温まで冷却された超電導磁石が生み出す強力な磁力で、車体全体を浮かせて走行すること、運転士は乗車せずコントロール室で運行を管理することなど、いろいろ説明を受けながら回りました。
しばらく見学した後、実験センターに移動し、リニアモーターカーの開発に携わっている方たちのお話を聞き、いよいよ実際のリニアに搭乗です。

まるで飛行機の乗降口のような入り口。
車内は2列シートが左右にあり、新幹線よりは少し狭い感じです。
窓も思った以上に小さく、飛行機のような感じです。

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実験線は全長42.8キロの距離を約8分で駆け抜けます。
実験線のほぼ中央(やや東京より)の実験センターから乗り込んで、まずは東京方面へ向かい実験線の東端へ。
こちらは距離的に短いので、最高時速は350㎞。
走り出し、時速150㎞に達したころ、車輪走行から浮上走行に移りますが、音が少し変わる(静かになる)くらいで、ふわっと感などは特にありませんでした。
反対に浮上走行から車輪走行に移るときは、飛行機のランディングのように、ガクンと衝撃を感じます。

東京方面から一気に大阪方面へ走る際に、リニアの代名詞時速500㎞超え(実際は最高速度503㎞でした)を体験しました。

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車内にはいくつかモニターがあって、車体に取り付けられているカメラが映す前方画像や、現在の時速などが表示されます。

特にGなどは感じず、乗り心地は快適です。
音や揺れもさほど気にならないので、読書や睡眠、もちろん食事も大丈夫そうです。
実験線はほとんどトンネルで、一部区間(見学センター前や操車場など)だけ、地上に出るのですが、景色はあっという間で、富士山も少し見えるのですが、ホントに一瞬でした。
端から端(最高速度500キロ超え)を2回体験し、最後は、大阪方面行の途中のカーブのところで停車してくれました。

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すごく傾いていて、立っているのも少し大変なくらいでした。
通常走行では遠心力が働いて平衡になるそうなのですが、止まると傾くとのことです。
まず、カーブで止まることはないそうなのですが、貴重な体験をさせていただきました。
(リニアの試乗会は定期的にされているそうですが、カーブでの停車は、今回が初めてとのことでした。)

30分ほどの乗車でしたが、近未来の乗り物を体験でき、とても感動しました。
降車後は、建物のガラス越しに乗車したリニアと、1組ずつ記念写真を撮ってくれました。
全員が撮影後は、「白線まで下がってください」とのこと。
ホームでもなく建物内なのに、なぜ?と思っていたら、リニアが動くときには強力な磁界が発生するので、携帯などの機器や人体が影響を受けてしまうそうです。

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リニアモーターカーは、2027年に、まずは東京⇔名古屋間が開業。
東京⇔大阪間は2045年とのことで、コロナ禍であることはもちろん、他にもいろいろ問題もあるようですが、技術者の皆さんは、目をキラキラさせて、その日のために取り組んでいることなどを話してくださいました。
東京・名古屋間が開通したら、ぜひ乗りに行きたいと思います。
あと7年後、まだまだ改良されるでしょうから、今回の体験をしっかり覚えておいて、実験車はこんなのだったけど…と思いながら、乗りたいと思います。
リニア中央新幹線 (詳しくはこちらを)

おみやげもたくさんいただきました。スタッフの方からの手書きのメッセージカードも入っていて、とっても感激しました。

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体験日は、川口湖畔に泊まり、翌朝の部屋の窓からの富士山の眺めは最高でした。

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ちょうど開催されていた紅葉まつり会場や、川口湖畔を散策し、帰りがけに富士急ハイランドで『FUZIYAMA』にも乗車し、今回は、スピード体験の旅となりました。

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