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枠を超えていくこと

こんにちは。顧客サポートグループの ひきだ です。
先週末にも映画館に行ってきました。

今回見てきたのは「熊野から」という作品です。
私のふるさと「熊野」の映画です!
熊野地方の神社・お寺・修験者道場などをルポライターがめぐるお話ですが、
冒頭に「熊野は遠い。遠いから、いい。」というナレーションが入るところで、
「そう!そのとおり!」と共感してしまいました。

地元の神倉(かみくら)神社からはじまり、
私も大好きな森の中の落ち着いた神内(こうのうち)神社、
ご近所でなじみ深い阿須賀(あすか)神社 などなど・・・

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有名ではありませんがすばらしい場所も、たくさん紹介されています。

また、駅前に建てられている「志を継ぐ」~大逆事件の犠牲者を悼むための石碑 と、
犠牲者の一人である大石誠之助さんの人間味あふれる側面を取り上げていたことに
大きな意味を感じました。

絵を書きながら野宿で旅をしている若い女性が出てきたり、
地元なのでなんとなく存じ上げている方が出演されていたり、
直接の知り合いも偶然写っていたり。

とてもきれいな景色と、素朴な人たち。

なんだか懐かしくて仕方がなかったです。

そして、ずっとドキュメンタリーのようにしか思えなかったのに、
突然、フィクション(お話)に。
なんだかわけがわからずびっくりして、不思議に心をぎゅっとつかまれてしまいました。
わかりにくさも魅力になるんだ~!ということにも、気づきました。

偶然、監督さんが舞台挨拶にいらっしゃってましたが、
私よりもかなり年上の第一印象はふわっとした上品な感じの女性なのに、
目の奥のかがやきと、熱っぽい声が心に残りました。

興味を持ったらまっすぐに進んでいかれるんだろうなあ~!!
とっても自由に、枠を超えていけるんだろうな~!!!
と、勝手に想像がふくらみました。

心をひらくこと。
こどもみたいに「わー!」って喜んで、向かっていくこと。

仕事の上でも、それが一番大切なのかも知れないなあ、なんて思いました。