秋の陽光に照らされる、出窓に置かれたブドウ。
鉢植えのプチサイズですが、光を浴びた葉や実が窓辺に映えます。伸びる影も秋を感じさせますね。
メインは観賞用として農園で育てられたものですが、2年おきに実も収穫できる!という謳い文句に惹かれ、家庭菜園好きの家族にプレゼントしようと思い立って初夏に購入したデラウェアの鉢です。
鉢植えで届いたものを庭で地植えにして、ささやかに栽培を楽しんでもらえるかも。収穫に至ったら自分もお裾分けがもらえるかも……という下心もあり、特に相談もせずネットで選んでしまったのですが、鉢で届いてから問題が発覚。
庭には鳥が頻繁にやってきて、果物を育てようとしても実の青いうちにすべて食べつくされてしまうのだそう!
なるほど、茄子やら胡瓜やら野菜だけ育てているのはそういう理由だったのか……と菜園に興味ゼロの私はそこで初めて知ることになったのですが、そんな訳で地植えにはできず。独断で購入した手前、朝晩の水やりも私の担当となりました。
窓越しでは風通しもあまり良くないし、日が当たる時間帯も限られているので、ちゃんと実ってくれるだろうか? 水やりはこの頻度で足りているんだろうか? など気がかりではあったのですが、秋に入って実が色づき始めました。
葡萄の実って、陽に透けるものなんですね。
収穫後の熟した房や粒しか目にしたことがなかったので、この様子を初めて見た時は「葡萄が輝いてる!」と新鮮な驚きでした。品種は違いますが、グリーンで大粒の「シャインマスカット」も、きっと農園で光を浴びて輝く姿から名づけられたのだろうなと納得。まさにシャイン。
よく見るとシワシワの実もあり、水不足や日照不足の影響もありそうですが、大きな原因は間引きをしなかったせいで栄養が行き渡らなかったことだろうなと推測。美味しく実らせるには、この鉢サイズだと5房程度が適当なんだそうです。
それでもいち早く色づいたひと房を、この秋分の日の休息時間を利用して初収穫!
数えてみると一房に21粒の初収穫。私のぶんはほんの5粒ですが、うれしいものですね!