HOME > スタッフブログ > 自分でも出来る事

スタッフブログ

自分でも出来る事

先週9月6日は2018年に北海道の胆振(いぶり)中東部を震源とした
「北海道胆振東部地震」から1年という日でした。

私には札幌に住んでいる親戚が複数おりまして、当日はブラックアウトで
道内のほとんどが停電していましたので、親戚の携帯に状況を伝えるメールを
何通か送って、今起きている状況を伝えておりました。

個人的にも大規模な土砂崩れが発生した厚真町の2つ隣の町に住んでいた時期もあり、
震源地付近の被害状況をとても気にしておりました。
1年経って現在の状況が一部ニュースになっていましたが、
現在も再建途上という内容で、現地の方にとっても少しでも早い復興が望まれます。

そんな中、5月末に法事の都合で来道した際に、被害のあった安平町(あびらちょう)・
厚真町(あつまちょう)・鵡川町(むかわちょう)に立ち寄りました。
誤解を恐れず書けば、観光です。
地震直後に助ける目的以外で行くのは迷惑ですが、現段階では被災地に出向き、
物を買ったり・食べたりすることが復興の一助になるからです。

実際に被害の大きかった現場も見ましたが、8ヵ月経ってもほとんど進んでいないのが
現状でした。山が崩れて、土砂で押しつぶされた家屋・ひっくり返った車・洗面器など、
人がそこで生活していたことが手に取るように分かるものがそのままの状態で残って
いました。
見た目での進捗状況は土砂を避けて通る道路が整備されているぐらいのレベルでしか
ありませんでした。

土砂が流れ込んだ田んぼにも、土砂はそのままの状態で残っていました。
農家の方は、昨年国からの保証を受けるには地震の影響が無かった稲も
一切刈り取ってはいけない。
という農家にとっては苦渋の決断を迫られる状況もあり、非常に辛かったと聞きました。

仮設住宅も多く、約1,000名の方がそちらで生活をしているそうです。

自分に出来ることは限られています。

北海道ゆかりの芸人の方が現地でイベントをされたり、ロックバンドの人(狼?)
少しでも元気になってもらおうと、サポートをされたり、自分で出来る事をされています。
私は大きな事は出来ませんが、直接行って物を買ったり食べたりすること、義援金や
ネットで現地の物を買うこと、物産展で現地の物を買うこと。
この胆振東部地震以外の事でも、微力であっても何かが出来ればと思っています。

参考までに町のご紹介
安平町(あびらちょう)は屈指の競走馬の産地です。放牧されている馬の姿は
とてもきれいです。
厚真町(あつまちょう)ブルーベリーよりも抗酸化作用が10倍あると言われる
ハスカップが名産です。
鵡川町(むかわちょう)は本シシャモが獲れる産地です。(安価で多く出回っている
シシャモは代用魚です)

IMG_2288 IMG_2290 IMG_2291
元々は真っすぐな道でしたが、なだれ込んだ土砂で道路が塞がれてしまい、
避けるように道路が作られています。
土砂の上には家財道具が残ったままになっています。

IMG_2274 IMG_2281 IMG_2283 IMG_2284 IMG_2323

地元のお店でパスカップシフォンケーキを頂き、ご当地ゆるキャラの
あつまるくんのファイス(?)タオルを購入。タオルはこの夏、大活躍でした。

IMG_3906
関西の百貨店で厚真産のハスカップスムージーを食べました。美味しかったです!
ソフトクリームなどもありますよ。