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スタッフブログ

猫と引越し

梅雨明けが待たれる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

我が家は約10年ぶりに引っ越しすることになりました。
結婚後、4回目の引っ越しとなりますが、今回初めての猫を連れての引越しです。

私には、富士山の見える畑付きの平屋1戸建てを終の棲家にする夢があって、そこを購入するまでは、賃貸に住むと決めていたのですが、今回の家探しをするにあたり、猫3匹が大きなネックになりました。
2匹まではOKのところはあるのですが、3匹は多頭飼いとなり、某有名不動産屋でスタッフ総出で探してもらいましたが、大家さんが犬5匹飼っているというマンションでも、猫3匹はお断りされてしまいました。
会社に自転車で通勤できるところが第2条件でしたので(第1条件はもちろん猫と住めるところ)、かなり地域が限定されたせいもあるのですが、結局、賃貸をあきらめ、一戸建てを購入することに…。

家族は5人から3人に減りましたが、3人と猫3匹の引越しは大変でした。
まず、人間の荷物が多すぎる。
独立した子どもたちの荷物はもちろん、私も、一緒に暮らす娘も荷物が多くて、また、「もったいない」精神に満ち溢れているため、捨てることができず、ここ1か月はそれでも捨てないと…となり、かなりストレスが溜まっています。
過去の年賀状からアルバム、学校関係の物、趣味の物…と捨てられません。
年賀状は、写真に撮って捨てれば?と言われるものの、今となっては、写真を撮ることさえ、大量すぎて、それをするのは今ではない!と、とりあえず、段ボールに詰め込みました。
詰め終わった段ボールを廊下などに置いておくと、すぐさま猫の爪とぎの餌食になり、詰め直しが必要となるような箱も出てきてしまい、前もって詰めるのはあきらめました。

爪とぎの餌食に…

爪とぎの餌食に…

「お任せパック」にしたので、引っ越し当日の午前中にスタッフさんが5人来て、詰めてくれ、段ボールは、ざっと100箱ぐらいになりました。

そして、猫の引っ越し準備。
ネットで検索すると、引っ越しは、多くの人間が出入りし、出入り口も開放されるため、猫へのストレスは半端なく、脱走も多いとのこと。
ペットホテルに預けようかという話も出ていたのですが、預けるためには、前もってワクチンを打ったり、のみ取りをしたり(家猫なんですが、しないといけないそうです)、なんやかんやとかかるようで、宿泊費別で、1匹1万円近くかかり、ここにホテル代となると、ちょっとした旅行代くらいになるので、そこはあきらめ他の方法を考えることにしました。

引越しは2日間にわたり、1日目は、箱詰めと、1階の家具の運び出し、2日目は、すべての運び出しと新居への運び込みでした。

1日目は猫は2階から降りれないようにしましたが、2日目の本格作業中は、猫はお風呂場に入れておくのがいいとあったのですが、暑いさなかにお風呂場に3匹はかわいそうとなり、結局、引っ越しスタッフさんに頼んで、早めに2階の一部屋開けてもらい、そこへ閉じ込めることにしたのですが、まずその部屋に集合させるのが大変でした。
時間より少し早く到着されたスタッフさんの声に驚いて、逃げてしまい、家の中で行方不明に…。
総出で探したら、ソファの下に隠れていて、大好きなチュ●ルで誘っても出てきません。
部屋に入れようとしても何度も何度も足の間をすり抜けて、出ようとします。

普段あまり一緒にいない「そらまめ」と「あんず」

普段あまり一緒にいない「そらまめ」と「あんず」

何とか、猫用のキャリーケースに捕獲しましたが、人間も引っかき傷だらけです。
部屋には、大型のケージも組み立て、くつろげるようにしたのですが、いつもとは違う置き場のトイレ、多くの人が行き来する声や物音に、すっかりおびえてしまい、今まで、動物病院でしか聞いたことのないような声で鳴いていました。
2日目は、私は、新居で配置の指示をするために、朝早くから出かけましたが、あの時の窓越しに大きな声で鳴く声が忘れられません。

窓際で大きな声で鳴く「そらまめ」

窓際で大きな声で鳴く「そらまめ」

その後、猫たちが新居に引っ越してきたのは、すべての作業がほぼ終了した夜の8時過ぎでした。
もちろん、家じゅう段ボールの山、引っ越し業者さんが帰られた後、すぐにキャリーケースから解放しましたが、見慣れない家に2匹はどこかに隠れてしまいました。

窓と段ボールのすき間で息をひそめる「りんご」と「あんず」

窓と段ボールのすき間で息をひそめる「りんご」と「あんず」

猫によっては、何日も新しい環境に慣れず、ご飯を食べず、オシッコもしないことがある…とネットで見てとても心配しましたが、我が家の3匹は、初日こそ、おとなしかったですが、次の日からは、それぞれが、家じゅうの探索に出かけ、私が、片付けにクローゼットや収納場所を開けると飛んできて、まずは中をチェック!
納得すると、いなくなるか、そこに居座り続け、片付けの邪魔をしてくれます。

窓からの景色も確認

窓からの景色も確認

入り心地を確認

入り心地を確認

今でも、まだまだ片付かず、開けかけの段ボールに埋もれて暮らしている人間を横目に、3匹はそれぞれのお気に入りの場所を決めて、悠々と生活し始めています。

お気に入りの2段ベッドの上

お気に入りの2段ベッドの上

猫のために購入した家なので、「猫ハウス」と呼んでいるのですが、こうなったらとことん猫のための家作りをしようと秘かに心に決めた今日この頃です。