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こんな祇園祭も

はじめまして。生産部門の太田です。
先日祇園祭の前祭と後祭の両方の宵山に行ってきました。

家が京都方面にあるので毎年行くのですが、
今年は宵山の期間が週末だったこともあり、
両方に行くことが出来ました。
行くとビールを飲みながら各町の山と鉾を巡りますが、
家で飲む時とは違って美味しく感じます。

祇園祭と言えば山車の「山」「鉾」。そして「巡行」というイメージですが、
ちょっと違った祭りの見方もあるので一部ご紹介を。(来年まで使えない情報ですみません…)

◇前祭と後祭(さきまつりとあとまつり)

2014年から1965年以来ぶりに後祭りが復活。
山と鉾が前祭23基、後祭10基の2つに分かれて巡行することになりました。
「祇園祭」というイメージは前祭の方をイメージする方が多いかもしれません。

前祭は大きな通り(四条通り・烏丸通り)が歩行者天国になり、
屋台も出て人手も相当多いです。
後祭は屋台は出ませんし、人も少なめでかなり歩きやすく、
山・鉾をじっくりと見られます。
人手が苦手な方や、雰囲気だけを味わいたい方は後祭がおススメです。

長刀鉾1長刀鉾2
↑前祭の様子

南観音2烏丸御池
↑後祭の様子 右の写真は烏丸御池付近。前祭の時は歩行者になります。

◇屏風祭

山と鉾を巡る最中、各山鉾町の家やお店が所有している屏風を公開している場合があります。
見ながら歩くことが出来ます。新町通りは特に公開しているところが多い通りです。

屏風祭1屏風祭4屏風祭3屏風以外にも色々あります

◇お神輿と馬

祇園祭りにお神輿や馬が登場するのは知らない方もいらっしゃるかも知れません。
前祭・後祭の巡行が行われる同じ日に登場します。

前祭の日に行わる神幸祭では三基の神輿が夕方に八坂神社に出発。
後祭の日に行われる還幸祭では三基の神輿と馬が寺町商店街へ入っていきます。
あまりメディアにも紹介されないので、イメージつかないですよね。
僕も京都に来るまでは知らなかったです。
商店街を馬が歩いている姿は「え、ここを歩くの?!」って感じで、
違和感しかなかったです。

還幸祭1還幸祭2

◇きゅうり

祇園祭は7月1日から約1か月続くお祭りなのですが、氏子の方や祇園祭の関係者の方は
この期間きゅうりを食べない習わしがあるそうです。
「きゅうり」とは、あの漢字で「胡瓜」と書く緑色の食べ物です。

何故かというと、祇園祭は八坂神社のお祭りなのですが、その八坂神社の
御神紋がきゅうりの輪切りの断面に似ているという事で、口にするのは恐れ多いという事で
「きゅうり封じ」として、きゅうりを食べないそうです。

ちょうど祭りが始まる前日の6月30日に京都でお酒を飲む機会があったのですが、
祭りに参加する知り合いの方は「明日から食べられないから…」と、
きゅうりをボリボリと食べていらっしゃいました。
ちなみに祭り期間中はきゅうりを出さないお店もありますが、
宵山の屋台では「きゅうりの一本漬け」は売られております。

御神紋←御神紋です。確かにきゅうりの断面に似ています

きゅうり張り紙←お店によってはこんな張り紙も

来年行かれる際はご参考にしてください。