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吉野山と金剛蔵王大権現

もうじき入梅だというのに季節感ガン無視お花見話で失礼いたします。
関西で生まれ育って〇十年、先月初めて奈良吉野山に桜を見に行って参りました。
といってもお目当ては桜ではなく、金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂の金剛蔵王大権現立像。
春と秋の年2回、特別にご開帳されます。
ちなみに私、仏像女子ではございません。夕方の情報番組で紹介されていたそのお姿に圧倒され、これは是非とも生で見てみなくっちゃ!と思い立った次第です。

■吉野山
噂通り、ガイドブック通りの素晴らしい桜の山でした。
当日は恐らく吉野山が一年で最も多くの観光客が集まる日。
マイカーでの入山は禁止され、ふもとの臨時駐車場に駐車してバスで山に入るパークアンドバスライドシステムがとられていました。
お花見というよりもはやトレッキング。バスを降りる場所や目的地によっては「登山」になること間違いなし。
吉野山

■金剛蔵王大権現
金峯山寺のご本尊になります。白鳳時代にあの役小角様が感得したといわれているそうな。
祀られている蔵王堂は金峯山寺の本堂として、国宝・世界遺産に登録されています。
こちらの大権現様、7mあります。普段は非公開とされているため、日本最大の秘仏と呼ばれているそうです。
機会があれば是非ご覧頂きたい、言葉を失うくらいの大迫力でございました。
蔵王権現

■脳天大神
蔵王堂の脇から延々と階段を下りた先にあります、脳みその神様です。
学生二人を子に持つ母として、お参りせずに帰るなんて選択肢はございません。
ひたすら階段を下りるのが大変だという話は事前に聞いておりました。
脳天大神経由で下界にたどり着くのだろうと信じ階段を下りるのですが、どうもすれ違う参拝客の無表情のお顔が気になります。
「もしかして?」「いや、そんなことないやろ!」と淡い願望を抱きつつ到着したその先には非情な立札が。
「下界には来た道を戻らないとむしろ遠回りだよ(要約)」
いや、下り始めるときに書いといてくれー!!と心ではなく声に出して叫び合った我が家族でした。
ご利益ありますように。
脳天神社

吉野山というと江坂の我が家から2時間以上はかかる遠い遠い場所のイメージでしたが、実際には1時間半足らずで到着しました。
来年お花見最盛期に車で行ってみようかと思われた方、遅くとも9時頃までの到着をおすすめいたします。

マーケティング部門 橋本