マーケティング部門、高島です。
暖かくなり、昼は20℃を超す日もでてくる季節になると、私は決まって言い出すことがあります。
それは「暑さによるパソコンの不具合」
最近はパソコンの性能も良くなって、そんな心配をすることも少なくなりましたが、何年か前はよく部屋の温度が上がるとパソコンの動きが遅くなったものでした。ネットワークがつながらないな。。と思うと、社内のサーバの管理部署から「現在サーバがダウンしています」と連絡が来たりして。あ~サーバも暑さで温度が上がってダウンしたんだな、などと想像をしていました。
じつは最も気温の高い夏はエアコンを付けるので意外と大丈夫で、恐れていたのは5、6月あたりに時々ある季節外れな暑い日でした。その時期はいくら暑くてもエアコンを付けるには早すぎるというムードが漂ってるので、部屋はずっと暑いまま。熱がこもりがちなオフィスではパソコンもどんどん熱くなっていきます。そんな春から初夏にかけてがパソコンにとって最も警戒すべき季節なんだと、そんな事に気づいたのは自分だけやで、などと得意気に思っておりました。
繰り返しますが、最近のパソコンは性能が良くなってか、本当にそんなことが少なくなりました。
それでもコンピュータにとって、高熱が大敵というのは今も同じことです。
今それを身近に感じることができるのは、スマホではないでしょうか。スマホも使っていると本体が熱くなってきます。ゲームなど動きが激しくハデな映像が出るようなアプリだと熱くなるのも早いですよね。そして熱さがピークになると動きが遅くなったり、ひどいと電源が落ちたりします。
スマホも気温が高いとよけいに熱くなるのは同じことで、ある暑い日に私の家族が、保冷剤をタオルでくるんだものを当てながらスマホを操作しているのを見たときは「なかなかやるな」などと、またも独りよがりに思っておりました。
ただこれ、タオルにくるんでいればおそらく大丈夫ですが、保冷剤を直に当てるとスマホが冷えすぎて、内部に結露が起きて最悪の場合、故障することもあるのでご注意を。
ところでスマホは大きな箱に覆われているパソコンと違って、外の空気が当たりやすく放熱しやすいんだそうです。なるほど~。
。。。と、
なんでまたそんな話を長々としているかと言いますと。
最近読んだマンガで「オーバークロック」というものを知りました。
知っている人は何を今さら、と思われると思いますが、初めて知った私としては「ほら!!やっぱり!!!」と叫びたい気持ちです。
オーバークロックとは、簡単に言うとコンピューターの限界を超えて動かすことだそうです。で、限界を超えてパソコンを動かすためには、激しく発熱するマシンを「冷却」する作業がが不可欠となります。
オーバークロックの世界には「空冷」「水冷」「極冷」といったマシンを冷却する手法があるそうで、極冷にいたってはなんと液体窒素を使ったりするんだそうです。液体窒素といえば、バラの花にジュワーと流しかけると煙が出て一瞬でバラが凍りつく、アレです。アレを機械に流し込むんだそうです。
そんな、ハデに煙を出しながらパソコンの限界をどこまで超えられるかを競う大会なんかもあるそうで。。
何にしても、もうブームも過ぎてしまったことみたいで、知っていればよかったな、見たかったな、なんて思います。
ちなみにそのオーバークロックをテーマにしたマンガはヤングジャンプで連載中の「87clockers」。あの「のだめカンタービレ」の作者、二ノ宮知子さんの作品です。面白くって、オススメです!