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スタッフブログ

遊郭跡地散策

こんにちは。顧客サービス部門の原です。

みなさんそれぞれ色々な趣味をお持ちかと思いますが、私の趣味の一つとして『遊郭跡地散策』があります。ここ最近はなかなか実行できていないのですが、関西であれば京都の島原や五条楽園など今もなお当時の雰囲気そのままの遊郭建築が残っています。美しいステンドグラスや色とりどりのタイル壁…当時の煌びやかな光景に思いを馳せ ノスタルジックな雰囲気を味わいながら散策するのです。

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遊郭跡地には、今なお現役の色街もあります。飛田新地にある鯛よし百番は、文化庁登録有形文化財として登録されており、大正時代に遊郭として建てられた建物そのままを居酒屋として営業しています。以前予約ををして、女性4人でお鍋を食べに言ったのですが、鍋豪華絢爛な内装、淫靡な装飾に圧倒され、いただいたお鍋の味は全く覚えていません(^^;

京都の三条大橋を模した欄干、日光東照宮の陽明門をかたどったインテリア、中庭にかかる太鼓橋など。天井にも色々な絵が描かれ、かつて遊女が並んでいたとされる「顔見世」の間や、天女が壁に描かれた「待合(まちあい)」なども。これでもかというほどの“異世界”が広がっています。

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鯛よし百番の周りは現役の遊郭がずらっと並んでおり、遣り手婆にヤジを飛ばされながら帰路につきました(女性はお気を付けください)

吉原にも足を運びました。夜はさすがに怖いのでお昼にブラブラ散策です。下の写真が現在の見返り栁と吉原大門跡。

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下の写真が明治時代の吉原大門と見返り柳。見返り柳とは、遊郭で遊んだあと名残惜しんで後ろを振り返ったことからこのような名前がついたそうです。また、右下の地図の大門前がS字に曲がっているのは、山谷掘の土手通りに大名行列があった時など、遊郭の中が見えないようにするためだったようです。

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最後に投げ込み寺と吉原観音をお参り。吉原観音は1923年の関東大震災で大火に見舞われ、行き場を失い弁天池に飛び込んだ遊女を慰霊し建てられました。噂によると、誰もいないはずが強烈なおしろいの匂いがすーっと横切ることもあるそうです。。。

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今は遊郭跡地の特徴的な地形やその文化に興味を持つ人が増えており、遊郭専門書だけを集めた書房や、遊女を表現したグッズを手掛けるお店などもオープンしています。

なんだかブラ〇モリみたいになってしまいましたが、みなさんもノスタルジックな色街情緒に浸ってみませんか?