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代表ブログ

27回目の創立記念日

1996年3月6日に設立した当社は、本日で27回目の創立記念日を迎えました。

私と妻と私の弟、さらには定年を過ぎていた父親にも参加して貰って、総勢10名ほどでのスタートでした。印刷ショップと外回り営業での受注活動は、幸運にも当時は、それなりの収益を得られました。

創業8年を超えた頃から、先行きに不安を感じるようになりました。1991年に7.9兆円を記録した印刷業界の市場規模は年々縮小していて、今後も先細りが懸念されていたからです。

これまで、大きな転機は2回ありました。

最初の転機は、2008年3月。期待を込めて印刷通販に参入したときです。2種類の印刷通販サイトをオープンしました。翌年には、以降、当社の稼ぎ頭になる年賀状印刷の専門サイト『おたより本舗』をオープンし、予想を上回る成果を上げられたことで、確信を得て、印刷通販専業へと方針を変えることに。

それでも、縮小する印刷業界で、どのように生き残っていくのか? 答えが見つかったわけではありません。

2回目の転機は、2013年にくつろぎホームを設立し、住宅リフォーム事業に参入したときです。全く知識も経験も無い業界だったため、1年以上の準備期間を経て、Webを軸にビジネスモデルを構築しました。

この経験によって、未経験の分野でもWeb戦略が生かせることを検証出来たことが大きかったと思います。その後、当社は多角化経営へと舵を切ることになったからです。

もちろん、口で言うほど、多角化経営が簡単だったわけではありません。

家事代行事業、ベビーベッドレンタル事業、アクセサリー販売事業、リユース事業等、恥ずかしくなるほどの新規事業の失敗を重ねてしまいました。

但し、これらの失敗を経験することで『失敗法則』を学べたと感じています。その後立ち上げた、オリジナルランドセル事業やギフト事業では、その教訓を生かせたと胸を張って言えます。

『Amazonは世界一の失敗をする企業だ』

数年前、Amazon創業者のジェフ・ベゾスが株主に向けて発したメッセージです。私は、社員規模を考慮すると当社の方がより多くの失敗を経験していると思っています。

『失敗を尊ぶ企業文化を創る』

強い企業になるための必須条件だと、創立記念日にあたって、全社員に、このメッセージを伝えました。