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非現実的な臆病者の斜め上をゆく備蓄生活~韓国ドラマ『キングダム』

こんにちは。マーケティング部門の栗山です。

最近、私は玄関のドアチェーンをかけるようになり、冬眠するシマリスのごとく食料をちくちくため込んでいます。

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と、いうのも私は『バイオハザード』シリーズは好きだったのもあり去年の春くらいからゾンビにはまっています。事の始まりは「『キングダム』っていうネットフリックス製作のドラマの評判がすごくいいから観てみよう」とのことで観ました。

*『キングダム』の紹介はブログ末尾をご覧ください。

したらば、これがなんまら面白いのです!当時SEASON2までリリースされていたのですが、面白すぎて寝る間を惜しんだ結果52分×12話を1.5日で全話観てしまいました。

それから現在まで5回くらい観返し、ヨンシン(身分不問の実力主義のトラを捕まえる特殊部隊出身の若者)が村人A、Bみたいな人たちがバタバタただ倒れていく混乱のシーンの中、「ひとりだけ見事な受け身で転倒の衝撃を吸収し立ち上がっていた」という発見をして喜ぶくらいハマりました。

それからは韓国ゾンビの火付け役『感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年、イケメンのコン・ユが切なく、コワモテマッチョのマ・ドンソク兄貴が爽快)『#生きている』(2020年、SNSやドローンなど若者らしいデバイスでゾンビの世界を生き抜く。主演のユ・アインは超ファッショ二スタで演技派)、『ワールド・ウォーZ』(2013年、ブラピだからなせる、ラストのドヤ顔のためだけにでも観たい映画)、『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004年、イギリスが誇る成功したオタクとして私が尊敬するサイモン・ペグとニック・フロストによるコメディゾンビ)『新 感染半島 ファイナルステージ』(2020年、こちらは個人的には残念作品)、そして今は『ウォーキング・デッド』(途中からゾンビより人間が怖い)がSEASON8まできました。

しつこく1年ゾンビを観ていて思ったことがあるんです。

「ゾンビとか、悪い人が押し入ってくるかもしれんから、ドアチェーンかけた方が良くない?!」って。

ようやく冒頭に戻ってきました(笑)。

ということで、ドアチェーンをかけるようになりました。

「よく考えたら非常時って、家のなかにこもることになる可能性も高くない?!」

ということで、家の非常持ち出しを見直しました。

『#生きている』ではラーメンを茹でて食べる瞬間が、御馳走の時間です。今までは持ち出し用に缶詰や即席ご飯を用意していたのですが、よく考えたら家の中にこもるという状況が可能性高いのではないか、と。そうであれば、ラーメンやカレーなど保存がきいて手軽な食品が必要だろうと思い買いました。

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こういうインスタント食品って、少し気が引けますが時々食べるとおいしいし、ごはんづくりをちょっと休憩出来ますよね。非常食は賞味期限がありますし、ある程度の量をストックしておく必要があるので、「今日は非常食の交換の日~」みたいな感じで時々食卓に登場させると、賞味期限の入れ替えと家事の休憩が同時に出来て意外といいのではないかと思っています。気張って買い込むのではなく、日常的に入れ替えていく楽しみのような。

また、火の問題。ガスや電気が止まる可能性ですね。

これまでお鍋や焼き肉用にガスボンベがありましたが、使う都度買っていました。しかし、これを機に家にガスボンベを何本かストックし始めました。

ガスのカセットコンロって、インフラの止まった非常時に、飲み水を作ったり暖かいご飯を作るのに大活躍する上に、平時でもお肉をおいしく焼いたり、お鍋をホカホカで食べたりするという、めちゃんこ素晴らしいオプションまでついてくるので一家に一台必須ではないかと気が付きました。

水の問題に関しては、飲み水と飲まなくてもいい用途の水の2種類を用意しています。飲み水は2リットルペットボトルが常に4本あるように買い足しながら飲んでいます。また、洗い物トイレ用に飲まない用途の水も2リットルペットボトル4本に定期的に水を入れ替えて台所の横に置いています。よくゾンビ作品を観ていると、飲み水が切れて秘蔵のウィスキーなどに手を出してパーティ気分になって最後は悲しくなる、というシーンがありますが、これは良くないですね。やはりたくさんお水を用意しておきましょう。

あとは、非常持ち出しやスリッパ(家が荒れた時に玄関までの道中足を保護)、懐中電灯をベッドの下に置いておいたり、定期的にスマフォのモバイルバッテリーを満タンにしておいたり、iPhoneの緊急連絡先の設定などなど・・・。

「ゾンビとか、悪い人が押し入ってくるかもしれない」なんて、とても非現実的な臆病者です。でも、そんなフワフワした不思議な感情をこうやって、無心で(?)走り抜けると、生活力がアップしました。あら不思議。

この話をしていたら私の知り合いが「ホラーは人の想像力を高める効果がある」というのを本で読んだことがあると言っていました。ちょっと納得です。

みなさんも、ゾンビ…ではなく、非常時の備えはいかがですか?台風、地震など災害の多い日本ですので、確認してみてはいかがでしょうか。

『キングダム』について

2019年にSEASON1、2020年にSEASON2、そして先月スピンオフ『キングダム: アシンの物語』が公開されました。このシリーズはNetflix制作のゾンビ×韓国時代劇という超斬新なドラマ。宮廷の跡継ぎ争いにまさかのゾンビです。脚本は日本でもリメイクされた人気ドラマ『シグナル』(未解決事件を過去からの連絡を手掛かりに解決していきますが、俳優も演技派ぞろいで〇)の脚本家キム・ウニ。主演は男前で演技もキレるジュ・ジフン、実力派と言えばこの人ぺ・ドゥナ。嘘だろー!と言う設定ながら、脚本の破綻部分もなく引き込まれるし、しっかりした俳優陣、美術もカメラワークも素晴らしいと言う作品。主人公に心からお使えしたくなるし、恋愛要素はない、ゴリゴリの大人のドラマです。とにかくドラマとして、信じられないクオリティで、私の推し中の推しです。(ちなみに私はホラーやスプラッターは苦手なのですが、ゾンビだけは結構好きです。人間ドラマやゾンビお家芸とも言える決まりごとが多いから気張らず観れるのでしょうかね…)

『キングダム』予告編はこちら