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スタッフブログ

夏マスク自由研究

この夏、皆さんはどんなマスクを着けていますか?
さまざまなメーカーから「夏向けマスク」「夏でも快適なマスク」「通気性の良いマスク」などなど、熱中症を避けながら感染予防するための商品が登場していますよね。

もともと、冬の時期には自転車通勤時の寒さ対策&風邪予防として、毎日のように不織布マスクで会社に通っていた私。マスクで顔半分が覆われると、なんとな~く守られているような安心感もあったりして、マスクに嫌なイメージはまったくありませんでした。

ですが、夏のマスクとなると話は全く別。顔が薄い布で覆われているだけで、こんなに息苦しさ、蒸し暑さを感じるものだとは……。もともと湿気や暑さが苦手、肩こりの影響かのぼせやすい体質ということもあり、少しでも暑苦しさを感じずに済むような良品を手に入れたい!と、この数カ月、即席夏マスク研究に励んでいます。

ただ、自分のクジ運の無さを自覚しているため、メディアで話題の的になるような高倍率の抽選品や、行列のできる新発売系にはほとんど手を出さず。シ●ープさんやユニ●ロさんのマスクも買っていません。(●ズノさんの抽選には挑戦してみましたが……予想通り当選メールは届きませんでした)

鳴かぬなら鳴くまで待とう…じゃないですが、抽選に勝てないなら、先々のものを予約して、届くまで待とう夏マスク。そんな戦法で、5月末から6月上旬にかけて「7月入荷予定」の商品をネットで予約。待ち構えていたマスクが、この半月ほどの間に続々と到着しています。

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まだ数度しか使っていないものもあり、メーカーごとの感想やレビューのようなことは控えますが、この自由研究を通じて感じていることを書いてみます。

1.「夏でも快適」と「夏向け」は違う

わざわざ、見出しとして大きな文字にするほどの情報でもないのですが(笑)。

夏に涼しくつけるために開発されたマスクであれば、その工夫や性能をプレスリリースなり、販売サイトなりでしっかり書くはず。某行列ができた衣料メーカーさんのマスクは吸湿・放湿性に優れた素材を使っていて「きっと涼しいだろう!」という期待をさせるものでしたが、「夏用」とは一言も書かれていないんですよね。しっかりとした作りで、着け心地はいいけれど夏向けではない、冬にぴったりかも、という口コミが多いのも頷けます(買ってないけど)。

商品説明の中に「夏でも快適に着けられます」等とあるものは、裏返せば「夏のために作ったわけではない」ということ。ベースは通年仕様、ただ素材的に夏もそこまで気にならないよ~と受け取ったほうがいいのかな。と解釈して、夏向けと明言された商品だけを試すことにしました。

2.通気性が良くても、フィルターを挟むと途端に苦しい

接触冷感機能にこだわったもの、肌触りの良い素材を使っているものを中心に購入しているのですが、着けてみると「確かに心地いいけど、飛沫すら通しそうな薄さ…」と感じるような透け感だったり、密な場所には不向きかなという印象のマスクも。通気性に優れた薄手の布の間にフィルターを挟める仕様の商品も使ってみたのですが、フィルター無しならめちゃめちゃ快適、でも1枚挟むと途端に息苦しい…。

人気の少ない屋外を歩く際にはぜひ着けたいのですが、室内で人と話をするような場では、フィルター無しでは不安になるような薄さ。パッケージにも「感染を防止するものではありません」云々の但し書きがしっかり書かれていて、不織布マスクのような性能は期待してはいけないんだな、と感じました。

3.男女兼用ゆったりサイズは、視界の妨げになることも

伸縮性のある小ぶりなマスクを顔にフィットさせるタイプのものだと、鼻や口のラインが出て恥ずかしいし、張り付いて呼吸しにくいのでは……。そんな思い込みから、空気を含みやすくゆったり感のある布マスクを中心に選んでいた私。ですが、そうしたタイプの男女兼用大きめサイズだと、趣味のヴァイオリンを練習する時に差し障りが出てしまいました。

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普段、こんな状態で手元を見ながら弾いているのですが…(なるべく練習中の視界に近い角度になるように、スマホから撮ってみました)

ゆったりマスクだと、顎当てに乗せた部分の布が鼻側にずり上がってきて、こんな視界になってしまうのです。(↓スマホにマスクをかけて再現してみたイメージ画像。ちょっと大げさかも!?)
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演奏中は伏し目がちに弦を見ながら指と弓を動かすので、こうなると、かなり集中力を削がれてしまいます。急きょ不織布マスクに取り換えてレッスンを受けると普段通りに集中できたので、ある程度フィット性がある&小ぶりなサイズのほうが、視界&思考はクリアになるのかもしれません。

プロ奏者の方はどうしているんだろう?と疑問に思い、オーケストラにスポットを当てた「情熱大陸」を見ながらヴァイオリン&ヴィオラ弾きさんのマスクに注目したりもしていたんですが、大きめ布マスクを使っている方も映っていたんですよね。それぞれの顎当てや弾く時の姿勢のクセ、熟練度によっても左右されるのでしょうか。

他に、ピラティスのレッスンを受ける際にも「最適なマスクを見つけないと…」と感じている今日この頃です。深い呼吸の妨げにならない、けれど室内のレッスンでしっかり飛沫を防げるマスクであること。その両方の条件を満たせるマスクって、やっぱりなかなか難しいですよね…。いろいろな趣味にあわせて、最適なマスクの仕様も違ってくるのでしょう。

いま注目しているのは、「高島ちぢみ」やそこから発展した「ビワコットン」素材のマスク。そして、保冷剤をポケットに入れるタイプのマスクの使い心地も気になるところです。ビワコットンのマスクと保冷剤入りタイプはちょうど昨日今日、発送完了通知メールが立て続けに届いたので、今週末には試せるかな?と期待中。

この夏はまだまだ、始まったばかり。引き続き、快適な肌触りで安心できる性能の逸品を求め、探求を続けていきます!