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大腸カメラ、前日の食事は検査食にすべき!?

大腸カメラ検査を2度経験。
1回目は前日自炊食、2回目は大腸内視鏡専用検査食を摂取して検査に臨みました。
結果は如何に?検査の痛みや便秘気味の方へのおすすめの過ごし方もご紹介します。

1.自炊食で検査に臨む

1回目の検査は約4年前。一応検査食の案内も受けたような記憶がありますが、前日に摂取したほうがよい食べ物、摂取しないほうがよい食べ物の例をもらい、これなら苦労せずに作れそう!と自炊にしました。

前日夜にW下剤を飲み、検査当日も錠剤と2Lの水に下剤を溶かしたものを2時間かけて飲みます。水分は少しずつとる私にとって、2時間で2Lはなかなかハード。
2Lの下剤の味は、スポーツ飲料を少し薬っぽくした感じで、おいしくはないけど、まあ飲めるというレベルです。飲み切れなかった場合は、病院で残量報告ができるようにしておきましょう。

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↑ 上が前日の下剤、下が当日朝の下剤

こんなにたくさんの下剤を飲んだのに、病院に行く時間が近づいてきても一向に便が出ない…。病院に電話したら「とりあえず来てください」と言われ、向かいました。
病院についても下剤を飲み続け、便意が残る中検査へ~

検査は麻酔(鎮静剤)をしていたので痛みはなく、無事終了しました。
検査中の記憶はあったので、鎮静剤はゆるーく効いていたようです。

2.前日の食事を検査食「クリアスルー」に

2回目に受けた病院では、「帰りに病院内のコンビニで検査食を買って帰ってください」と言われました。前回、苦労した経験もあったので、迷わず購入。

クリアスルー3色セット 1,260円

20210414_194334検査前日の3食をこの食事に置き換えます。
朝食:鶏とたまごの雑炊
昼食:肉じゃが、鮭がゆ
夕食:チキンクリームシチュー、クラッカー
※食事の順は変更してもOKだそうです。

すべてレトルトになっていて、容器に移して1分半温めれば食べれます。
お味は、思っていたよりしっかりした味付け、お肉やお野菜も予想以上に入っていました。食べた直後の満腹感はあるものの、雑炊やおかゆは水分量が多いので、すぐにおなかがすいてきましたね(汗)。

寝る前にピコスルファーナトリウムという下剤を1本服用。

検査食の効果は?

検査当日、朝6時から下剤を飲み始めます。今回、2Lの水に溶かす下剤はニフプラスという薬が出ました。基本的にはスポーツ飲料味ですが、子どもの時に飲んだシロップ薬のような味でした。前回のマグコロールのほうが透明感のある味で飲みやすかった気がします。

今回のほうが下剤の投入量は少ないはずなのに、飲み始めて1時間以内に便意が!!!そして病院に行くまでに便の状態が合格ラインの⑤になりました。(この画像は、検査前にもらえます)
さすが、検査食。その効果に驚きです!もし、検査食を迷われている方がいたら、一度試してみてくださいね。

今回の検査は、検査が始まったこともわからず、「終わりましたよ~」と起こされて、「え?もう終わったんですか?」と聞いてしまったくらいです。途中おなかがチクチクした気もするけど、現実なのか夢なのか、わかりません。今回は、鎮静剤がよく効いていたようです。

大腸カメラの鎮痛剤(麻酔)、メリット・デメリットは?

私は2回とも鎮静剤をお願いして大腸カメラの検査をしました。看護師さんいわく、血圧の低い人は鎮静剤が回りにくいらしいので、メリットの感じ方には個人差があると思いますが、私の感じたメリット・デメリットについてご紹介します。

メリット

・痛みを感じない
・恥ずかしくない

デメリット

・検査当日は車や自転車を運転できない
・鎮静剤が効きすぎた場合、呼吸困難、意識低下などのリスクがある

お医者さんからは、リスクについて念入りに説明され、同意書も求められるので、かなり不安になりますが、ほとんどの人が鎮静剤を使っているそうです。
痛みを感じないのと、知らないうちに検査が終わっているので、恥ずかしさも感じないのがよいと思います。私の父は、鎮静剤なしで検査をしたことがあるようですが、上手な先生にあたると全く痛みなし、そうでない場合は、カーブを曲がるところで痛みがあるようです。

便秘の人におすすめの検査の受け方

大腸カメラ検査を受けるときは、腸の中をきれいにしなければなりません。もともと便秘気味の方は、検査当日の便も出にくいので、検査1週間前くらいから便秘薬を服用して、便の調子を整えておくのが良いようです。

まとめ

大腸カメラ検査を受けるときは、前日を検査食にする、便秘気味の方は、薬で便の調子を整えておくことで、スムーズに検査を受けることができます。
痛みが心配という方は、鎮静剤を利用すると痛みなく検査を終えることができます。帰りは、家族のお迎えやタクシー、電車で帰れるような段取りもお忘れなく。
検査を受けるまでは、恐怖心が大きいものですが、大腸カメラ検査は胃カメラより断然楽というのが私の感想でした。