セラミック・タイルと浴室家具の国際展示会「CERSAIE(チェルサイエ)」が
9/22から9/26までイタリアのボローニャで開催されました。
「CERSAIE」は、この分野でもっとも歴史と影響力のある展示会です。
この「CERSAIE」見学及び、
イタリアの有力なタイルメーカー数社を見学する目的で、
9/21(日)から9/26(土)までイタリアに行ってきました。
この展示会には、38カ国から945の企業が出展しており、
来場者数も延べ10万人を超えたとの発表がありました。
館内は、
ほぼ撮影禁止だったため、詳細は割愛しますが、
いくつか気になった点を記載します。
一言で言うと、
これだけの規模と影響力がある展示会であるにもかかわらず、
日本人及び日本企業における関心の低さです。
日本人の来場者は、ほとんど見かけませんでしたし、
日本企業の出展企業も4~5社でした。
それも、
大手の出展は無く、中小企業のみだったと思います。
加えて、
ディスプレイやプレゼン内容も海外企業と比べるべくもなく、
少々情けなく感じました。
その中でただ1社、
株式会社谷口製陶所という岐阜の会社が、
社長が先頭になり熱心にプレゼンをされており、
救われた思いがしました。
もちろん、
製品もクオリティが高く、
いずれ取引したいと思わせる内容でした。
WEBサイトは、
急ごしらえで海外のお客さまに対応させたような内容ですが、
意気込みが伝わってくるようです。
あと数年もすると、
日本でも評判になるのでは!?と思います。
反面、
中国企業の勢いには、驚かされました。
同行していただいた、業界事情に詳しい方によると、
7~8年前までは、
製品の品質、対応ともに、酷いものだったのが、
この2~3年で一気に許容できるレベルになったとのこと。
その影響で、
ヨーロッパのメーカーは苦戦を強いられているそうです。
展示会が撮影禁止なのも、
中国企業にデザインを盗まれないための苦肉の策のようで、
納得させられました。
2日間、
それこそ足を棒にして全館を見学して回りました。
もちろん、それに見合う収穫はありました。
来年以降に、
新サービスとしてご案内できるように、
これから準備を始める予定です。
日本メーカー製は、
完全な手作り商品よりは安いが中国スペインと比べると高い。最新技術は取り入れてないが何か見たことのないような商品がある。こんな位置付です。