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『選択と集中』or『多角化戦略』ではない

「力を入れる製品やサービスを一つに絞る」

この「選択と集中」という考え方が、バブル崩壊後は常識のように考えられていたと思います。

しかしながら、私は一つに絞ることのリスクを感じていたため、時代に逆行して『多角化戦略』を採ってきました。

設立当初、当社は総合印刷業を標榜してプリントショップと深耕営業を軸に収益拡大を図りました。創業10年が過ぎた頃から、今の取組ではジリ貧になると考えるようになり、新規チャネルとしてECに取り組みました。

このECへの取組が、その後の当社に大きな影響を与えることになります。

ECへ取り組んで5年ほど経って、本業の『印刷通販事業』で一定の成果を上げられたため、この経験を生かして『住宅リフォーム事業』に進出。さらには、『オリジナルバッグ事業』へと多角化を進めてきました。

昨年からは、『ギフト・ノベルティ事業』を開始しています。

どの事業も全て、WEB戦略が軸になっています。WEBを軸にすることで、異業種への進出も勇気を持って進めることが出来ました。

コロナ禍において、WEBを軸にした多角化戦略が当社存続の鍵になるように感じます。

 ・多角化戦略によってチャレンジすることが当たり前の文化が生まれる

 ・多角化戦略で、経営リスクを分散できる

 

『選択と集中』を最初に唱えたのは、ピーター・ドラッカーとのこと。

但し、彼は『力を入れる製品やサービスを一つに絞れ』とは言っていないらしく、『何を軸に事業を運営するかをはっきりさせよ』との意で『選択と集中』と言ったようです。あるコラムで目にしたとき、『WEBを軸に事業を運営』してきたことに間違いは無かったとの確信を得ることが出来ました。

来年からは、5番目の柱になる新規事業を開始する予定です。

もちろん、『WEBを軸に』運営する事業になります。