フランスの有名ファッションブランドであるエルメス社が、
馬具工房として創業したのはよく知られた話です。
そのエルメス社の今日があるのは、
自動車の発展によって馬車は衰退するだろうということを、
早期に予見し、鞄や財布などの皮革製品に事業の軸足を移したからだといわれています。
当社が属する印刷業界も、
10数年前から、業界の未来について様々な議論がなされてきました。
「印刷会社で生き残れるのは三分の一ほどじゃないだろうか?」
「印刷物は資源の無駄遣いだから、印刷業界は逆風が吹き続けるはずだ」
「デジタル化で、ペーパーレスが加速するのは明白だ」
「印刷物は無くならなくても、企業も個人も印刷会社へは注文しなくなると思う」
、、、、 等々。
どちらかといえば、
ネガティブな意見が多かったように思います。
もちろん、
業界の存亡を疑うことなく、努力を重ねて成功している印刷会社も数多く存在しています。
それでも市場規模が縮小しているのは事実であり、
今後も縮小し続けるだろうというのは、
印刷業界の共通認識になっているように思います。
私は、
アーツの代表として、
未知の領域へ挑戦する道を選択しました。
3年を経て、少しずつお客様の評価を頂けるまでに新事業が育ってきました。
このリフォーム事業を、印刷事業と張り合える柱にしたいと、
心から願ってサービスの改善に取り組んでいます。