スタッフ×スタッフ対談

生産部門/鴨川 英規(2002年入社 サブマネジャー)×苔縄 忠幸(2014年入社)
生産部門/鴨川 英規(2002年入社 サブマネジャー)×苔縄 忠幸(2014年入社)

生産部門の仕事とは?

封筒、伝票、シール、挨拶状を中心に、アーツが運営する印刷通販サイトで受注した商品の印刷・加工・出荷を担当。年末にピークを迎える年賀状は、協力印刷会社とともに、2016年度は1000万枚以上を出荷した。最短納期・低価格を実現するオペレーションとクオリティの両立を実現すべく、生産プロセスの革新に挑戦し続けている。

効率的な生産と品質へのこだわり
相反する二つを同時に実現する

生産部門は読んで字のごとく、アーツの印刷通販サイトでお客様から注文の入った商品を“生み出す”部門ですよね。印刷から加工、出荷までを担っています。

アーツは封筒や伝票、年賀状といった主力商品をはじめ、病院の診察券だったり、PTA新聞だったり、商品は多種多様。印刷機器を効率よく稼働させて、納期までに商品をお届けするのが生産部門のミッションだ。お客様によって納品のスケジュールに余裕がある時もあるけど、基本は最短納期。これを実現しているのが生産部門だね。

そうですね。そのために欠かせないのが、受注から出荷までを一元管理する社内システムです。

システムには注文商品ごとにサイズや紙質といった仕様が記載された出力指示書、素材の仕入れ指示書、入稿PDFデータがアップされていて、指示書の通りに業者へ素材を発注したり、入稿データをダウンロードして印刷したり……。各工程が終わるごとにシステム上にフラグを立てるので、工程管理にも役立っているよな。

はい。本当に“楽々”なシステムです。……というか、これがないと生産部門は回らない(笑)。ピーク時には膨大な数を印刷しますので。

素材の仕入れだって、業者さんに注文すれば、その日の夕方、遅くとも次の日の朝には届く。社内はもちろん、社外の協力会社さんともいい連携が図れているからこそ最短納期が実現できるわけだ。

スピーディなオペレーションが生産部門の強みですが、品質にもこだわっています。

もちろん、そこがないとお客様の満足はないからね。一般的に最短納期を実現するためには、どこかの工程を省略するしか方法はないけど、それだと品質がおざなりになってしまう。アーツには「絶対にこれは守る」という独自の品質基準があるから、その基準をクリアしながら、省ける工程は省く。スピードとクオリティのバランスが一番のテーマだね。

僕は伝票の生産担当ですが、鴨川さんはシール担当ですよね。社員はそれぞれ担当の商品の工程管理・品質管理を行っていて、印刷自体はパートさんが行ってくれていますね。

紙詰まりや出力ミスといったトラブルがあった時は社員が対応するけど、印刷機器にデータを入れて、スイッチを押せば出力はされる。印刷自体に複雑なプロセスはないからパートさんでも十分作業ができるし、クオリティに問題はないからね。それよりも工程管理を任されている社員の僕らは、仕入れた素材が届くのはいつなのか、どの商品をどの印刷機器で刷るのか、加工工程でどれくらい時間がかかるのか、といったことを考慮しながら、限られた生産能力の中で効率よく量をこなすための指示・サポートが主な役割だ。パートさんのシフトは配置にも気を配らないといけないし。

あっちでこれを印刷したら時間がかかる……こっちで印刷したら次の商品の印刷が遅れる……じゃあ、ああして、こうして……。いつも頭の中はこんな感じです。

そう、パズルみたいなもの。ゲームにしたら売れるかも(苦笑)。

専門スキルを身につけながら
モノづくりの醍醐味が得られる

苔縄くんは生産部門のどんなところに面白さを感じているの?

僕が組み立てた段取りに沿ってパートさんやみんなが動いてくれて、その通りに印刷機器が回って、その日に必要な印刷をきっちり終えて、無事出荷まで完了する…。生産部門にとっては当たり前の風景なんですが、それを日々日々やり遂げ続けていることに、大きなやりがいを感じています。また、僕は加工工程も担当しています。たとえば、僕が担当している伝票なら、パートさんではできないようなミシン目を打ったり、のり付けしたり、断裁したり……ここには技術が必要で、好きな仕事ですね。

本通と複写がずれないよう、印刷した伝票を積み上げるだけでも難しい。あれは苔縄くん、上手だよな。

ありがとうございます!「WEBを通して…」がアーツの事業の核にあるけど、生産部門の加工工程にはモノづくりの醍醐味があるんですよね。美しく仕上がった時は、やっぱりうれしいです。きっとお客様も喜んでくれるだろうなって思うとニヤニヤしてきます(笑)

そうだな。工程で言えば最後になる断裁も難しい。ある程度システム化されていて、一般的なサイズなら断裁の手順がインプットされているし、その通りに機械を動かせばいいんだけど、イレギュラーなサイズだとそうはいかない。自分で数値を考えて、インプットする必要があるからね

最初はよく失敗しました。断裁のサイズを間違えて、全部廃棄処分になったり……(笑)。これまでの工程がパァですからね。で、もう一度刷ってもらって、加工して、最後の断裁でまたミスすることもありました。「またやってしまった…」って。これ、生産部門あるあるです(笑)。

もちろん、最初は誰でもミスするもの。そこから学ばないとな。何度も経験することで技術はどんどん身につくものだから。苔縄くんみたいに2回もミスするのはダメだけど(笑)

すみません。ところで鴨川さんはどこに仕事の面白さを感じてるんですか?

さっきパズルって話をしたけど、生産部門を効率よく回すためには、たとえば、この機械は早いけど出力後に反りが出てしまうから断裁に困るとか、あっちの機械は、品質はいいけど出力スピードが遅いとか、1枚の出力単価が値上がってしまうとか、各印刷機器のクセまで考えないといけない。でも、この組み合わせなら早く安くキレイに仕上げられる…といった道筋が、パーッと見えてくる瞬間があるんだよね。特に忙しい時に。それがズバっとはまった時は、むっちゃうれしい(笑)

それは鴨川さんの経験の賜物ですよ。鴨川さんは機械にも詳しいですものね。この前、メーカーさんが持ってきた印刷機器のカタログ、ずいぶん楽しそうに読んでいるのを見かけました(笑)。

確かに…。でも、マーケティング部門から新しい商品を作りたいという要望が来るだろう?あれは、生産部門で印刷可能なのか考えないといけない。「この機械があればできます」といったように、常に最新情報をストックして、マーケティング部門のニーズに応えることも大切な役割。カタログを読むのもその一環かな。まあ、スペック比較なんかが単純に好きだというのものある(笑)。

アーツのビジョン達成のために
現場の拡充とスペシャリスト化を進める

特に年末にピークを迎える年賀状印刷では、毎年すごい量を刷っています。

2016年度は約21万5000件の受注があったけど、年賀状だけ印刷しているわけじゃないし、大変だったね。現場は戦場だったなぁ。協力印刷会社にお願いした分もあるけど、生産部門だけで700万枚以上は印刷したよね。

その分、達成感も半端なかったです。本当に年の瀬も近づいた12月30日。やった〜!終わった〜!!って。部門全体の一体感もすごかったです。いい年越しになりそうだって。

クレドにある「ARTS VISION 2020」では年賀事業で目標70億円、グループ年商で目標100億円を掲げている。そのためには現状で満足せず、もっと効率化を図らないといけないし、人員も増やさないと。生産部門のメンバーが100人、200人と増えてもしっかり管理できる体制を整えていくことが、生産部門の目標だね。

今は部門内でも、社員や準社員を商品や工程別に担当化するなど、役割ごとのスペシャリスト化が進んでいるように思います。

苔縄くんなら加工の担当になってもらうなど、メンバーの得意分野を活かせる体制にしていきたいね。

では、どんな人なら生産部門で活躍できると思いますか?

技術や知識は入社して経験を積めばしっかり身につくから心配はしていない。それよりも、社員やパートさんとしっかり連携を取れる人。コミュニケーション力を重視したいな。

クレドで言えば、「チームワークを大切にする」「お互いを高め合うことで共に成長します」に該当しますね。あと、僕は柔軟性も求めたいと思います。急な注文が入ることだってありますから。

そうそう(笑)。年末などの忙しい時に限って、普段はあまりないイレギュラーな注文が入ってくるんだよね。うわ、このタイミングでこれが来たか〜って。

それも生産部門あるあるですよ(笑)。