楠木建氏(一橋大学大学院教授)によると、リーダー像は「三角形のリーダー」と「矢印のリーダー」に大別されるそうです。
組織階層の頂点、いわゆる三角形の頂点にいて、その地位にいることが人を動かすパワーの源泉となっているのが「三角形のリーダー」であり、昭和の日本の多数派だったようです。
しかし、真のリーダーは「矢印のリーダー」。自分たちがどんな商売をしてどう稼いでいくのか、向かうべき方向性を指し示し、人と組織を動かしていく「矢印のリーダー」とのこと。
そこで、一つの疑問が。
「果たして、私はどちらのリーダーだろう!?」
少なくとも、「三角形のリーダー」では無いと思います。おそらく、多分、こんな感じではないでしょうか。
方向は指し示すが、ふらふらしながら、取り敢えずは前進しているような、、、 もちろん、迷いなくまっすぐに進んでいきたいとは考えているのですが、なかなか思うように行かないのが現実です。
また、楠木建氏は「リーダーに必要なのは『スキル』ではなく『センス』だ」と力説されています。
「スキルについては、標準的な育成メソッドが確立されているので、努力によって習得できるが、センスを身につける標準化された方法は無い」
だから、リーダーを担える人材はいつでもどこでも希少となるそうです。
私には、センスの良い経営者の友人がいます。付き合いの中でセンスが磨かれて「真のリーダー」になれるかも、と密かに期待しています。