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これってグルテン不耐症? グルテンフリーについてゆるゆる考えてみた

私はパンが大好きで、買うだけでは飽き足らず、自分で手ごねして焼いていた(それも週1ペースで)時期もあったくらいなのですが、最近まったく作らなくなりました。

なぜかというと、夫がパンを食べるとおなかを壊すから。
正確にはパンだけではありません。一部の小麦食品を食べると調子が悪くなってしまうのです。

「小麦がダメ」と聞くとまず小麦アレルギーが思い浮かびますが、夫の症状はアレルギーではないい様子(血液検査では何も出なかったとのこと)。

調べてみると、小麦に関連する疾患はほかにもいろいろあります。
そのひとつの「セリアック病」は、自己免疫疾患のひとつで、小麦食品に含まれるグルテンに対して免疫反応が起こり、小腸の粘膜に炎症が起こって機能が低下してしまう病気なんだそう(素人の解説です。詳しくはご自身でお調べください)。
そして夫の症状に近そうなのが疾患として見つけたのが「グルテン不耐症」。セリアック病とは違うけれど、グルテンを含む食品を食べると下痢が起こる、というところがまさに、という感じです(が、これも素人診断なので、早く専門医を見つけて診てもらうのが良いと思っています)。

とにもかくにも「グルテン」、コイツが悪さをしているっぽいね、というところに行きついたわけです。

グルテンって何?

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ところで、そもそもグルテンって何なのでしょう?Wikipediaによると下記の通りです。

小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種であるグルテニンとグリアジンが水を吸収して網目状につながったもの。料理では小麦粉に水を加えてこねる事でこれら2つのタンパク質が絡めあわされてグルテンが作られる。

小麦にもともとグルテンが含まれているのではなくて、水とあわせてこねることによってはじめて生成されるもの、ということのよう。粘りと弾力があるのが特徴で、生地をこねるほどそれは強まるのだとか。

確かに、パンを手ごねで作るとき、台にこすりつけたりたたきつけたりして、弾力のある生地になるまでしっかりこね上げなくてはならないのですが、教本には、これは網目構造になったグルテンの組織をたくさん作るための作業、と書いてありました。

つまり、しっかりこねないと大量のグルテンはできない。ということは、あまりこねていない小麦はグルテンの量が少ないのでは…?

じつはこの気づきが、夫の症状の原因発見につながったのです。

気づくのに時間がかかった理由

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夫の不調の原因がグルテンかも、 と気づいたのは、じつはわりと最近。ですが、不調自体は以前からありました。
たとえば夫が子どものときからちょくちょく通っていたラーメン屋さん。「ココのラーメンを食べた後おなかの調子が悪いな~」というのは感じていたそうです。

なのにどうしてグルテンが原因であることに気づけなかったのか?
それは同じラーメンでも、食べても何ともないラーメンがあるから。
たとえば博多ラーメンのような、細めでコシの少ない麺だとわりと平気なのです(ちなみに前述の幼少期から通うラーメン屋はなかなかゴツめの太麺)。

もちろんそのとき体調や、食べた量にもよるらしいのですが、グルテン量が少なめっぽい場合は大丈夫な気がする、とのこと。

確かに、小麦を使っていても、お好み焼きやたこ焼き、クッキーやケーキなど、こねないもので調子が悪くなることはまずない様子ですし、こねるものでも中力粉(パンなどに使う強力粉よりグルテンの元となるタンパク質の量が少ない)を使うのが一般的なうどんも、症状は出にくいようです。

ゆるっとグルテンフリーを実践!

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最近「グルテンフリー」なる言葉をよく見聞きにします。が、小麦をがっつり100%除去した食生活を指すケースが多いように感じます。
でも、小麦を100%取り除くのってほんとうに難しい…! パンや麺類だけでなく、揚げ物やホワイトソースなども小麦を使っていますから。

私の夫の場合はグルテンの量にさえ気を付ければ大丈夫そうなので、ゆるっとしたグルテンフリーに取り組んでいます(あくまで素人考えなので、もしかすると本当はもっと気を付けたほうがいいのかもしれませんが)。

パンは食べられないけれど、薄力粉をさっくり混ぜて作るパンケーキはときどき作ったり。
ラーメンの代わりにビーフンやフォーを試してみたり(焼きビーフンで有名なケンミンのインスタント麺はほぼ制覇しました)。

ただ、ときどき失敗も。
先日も、お蕎麦なら大丈夫でしょーと買ってきたら、蕎麦粉より小麦粉の量のほうが多いやつだったようで(確かにそれなりの値段だった)、「あかんやつやった…」と苦しんでいました。
夫よ、ごめん!これからはもっといいやつ買ってくるから!こんどおいしいお蕎麦屋さんに十割蕎麦食べに行こう!

まだまだ試行錯誤を続きますが、いろいろ工夫してみたいと思っています。