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西は香川、東は仙台。アイスショーとご当地グルメと猫の旅。

近ごろ、旅といえばもっぱらスケート観戦&鑑賞や観劇を目的とした地方都市遠征。
そんなマーケティング部門の田中(と)がこの春~初夏に訪れた、香川&仙台のお話です。

少し前の話になりますが、4月下旬に楽しんだのは「浅田真央サンクスツアー」高松公演をメインイベントとした香川県の旅。
真央ちゃんをはじめスケーターみんなの絆と一体感を強く感じられた、素晴らしいショーでした。
昔ながらの町の体育館のような、小さな空間に暗幕を張って行われた公演。
暗幕の隙間から光が漏れてリンクに射し込んでいたりするのも、なんだかノスタルジックで素敵な味わいがありました。

会場の様子はこんな感じ↓(出演スケーターの練習風景動画 無良崇人さんらの公式Instagramアカウントより)

真央ちゃんが「全国の街で滑って皆さんに感謝を届けたい」との想いでプロデュースしているこのサンクスツアーでは、毎回地元県民を対象にした優先チケット先行もあって、観客の多くは地元のお客さんたち。
オープニングで真央ちゃんが登場して客席にスーッと滑りながら近づくと、お客さんから本当に嬉しそうな歓声が挙がって、「あの浅田真央ちゃんが目の前に!」という興奮と幸福感が会場いっぱいに広がるんですよね。
真央ちゃんがこのショーで日本中の人に届けたいと願い、届けているハッピーが目の前に広がっていくのを感じて、鳥肌が立ちました。

鑑賞時、私はバイオリンの発表会を間近に控えて毎晩あるクラシック曲の練習に励んでいたのですが、その楽曲に乗せて真央ちゃんが素晴らしいステップワークを披露するナンバーも。
実は、去年の真央ちゃんショーをきっかけに発表会用に選んだ曲なんです。練習大詰めの時期にまた演技を観られたことが、曲想を深めるヒントにもなりました。
私が弾くのはバイオリン、真央ちゃんが滑るのはチェロ版で少し違う部分はあるのですが、音楽を演奏するのも滑りで魅せるのも、曲の世界をどう表現するかという点において同じ。
最近はスケート観戦のたびにバイオリンを弾きたくなる日々です。習い始めてまだ2年なのでとっても未熟ですが!

話がそれましたが、そんな実り多いショー鑑賞を終え、次の日に向かったのは瀬戸内海に浮かぶ小さな島でした。
香川県多度津港からこの島へ向かうフェリー乗り場はGoogle Mapに「猫の島行き」と表示されている、猫好きにとって天国のような島なのです。
しかも、ただ猫が多いだけじゃありません。
「飛び猫」写真を撮れる島として秘かに人気なんです!
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タイミングを合わせるのが難しく、スマホの連写機能の力を借りまくりましたが。背景の海とぽっこりフォルムの島のおかげで、素人が撮っても絵になりますよね!

猫たちはとっても人懐っこく、膝の上に乗ってくれたりスリスリしてくれたり。猫と戯れまくり撮りまくり、帰りのフェリーが出るまで5時間半の滞在があっという間でした。

もちろん香川に行くからには、うどんも食べましたよ!
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こちらは行列店「風月」の名物メニュー「かしわ天おろし」。
そしてこちらは…
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同じく高松の人気店「鶴丸」の「牛すじカレーうどん」。
圧の強い、大迫力のうどんたちですよね…!

DSC_1403カウンターから見える釜の湯気も圧巻。ホテルに帰ったら、茹でたグルテンの香りが服から漂ってきました(笑)。美味しかった!!

そして今月、「Fantasy on Ice 2019」仙台公演のために遠征した宮城県。

仙台は荒川静香さん、羽生結弦選手と五輪金メダリストを立て続けに輩出しているフィギュアスケートの聖地。
日本におけるフィギュアスケート発祥の地「五色沼」もあり、その最寄り駅には二人のモニュメントも作られています。

当日はショーを観に全国から集まった羽生くんファンが、モニュメントとの記念撮影のために長い列を作ってました。
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杜の都仙台でアイスショーの合間に堪能したのは、やはりご当地グルメの牛タン、そして「ずんだ」スイーツの数々。
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マツコデラックスの番組で人気に火が付いた「ずんだ茶寮」の「ずんだシェイク」

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「牛たんの一仙」の、お肉ゴロゴロ「牛タンシチュー」

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お茶の井ヶ田を展開する「喜久水庵」の「プチずんだわらび餅パフェ」

他にも、撮り忘れましたが単体の「ずんだソフト」も食しました。
観光名所のあちこちに、ずんだスイーツのローカルチェーン店があることにも驚き。特にずんだシェイク、こんなにまで名物化していたとは…! 確かにとっても美味しかったです。

アイスショーの方はというと。私の愛してやまない海外スケーターが複数出演していて、ものすごく密度の濃い3時間40分でした!
このショーならでは、ゲストアーティストとの生コラボレーションも今年は特にハイレベル。今回初めてX JAPANのボーカルTOSHIさんの生歌を聴きましたが、なんてスペシャルな喉と声なんでしょう。
MCで「ゆづー!」とシャウトしまくって声が嗄れようが、ここぞという聴かせどころで喉を押せば、会場を音圧で震わせるハイパーボイスを繰り出してくることに驚嘆。まさに規格外の声…!

そして特に感激したのが、イタリアのアイスダンスカップル、アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテのパフォーマンス。
なんと、古き良きモノクロ無声映画の世界観を作り出すために、自らモノクロームにメイクしてのスケーティング。
いつもお洒落&キュートなナンバーで魅了してくれる二人ですが、今回のプログラムはとりわけチャーミングでクリエイティブでした。

幕張公演の記事(読売新聞写真部Twitter)で写真をご覧ください↓

他にも他にも、見所が多すぎて書ききれませんが、尾崎豊の名曲に乗せたステファン・ランビエルの色っぽいスケーティング、王者オーラを漂わせるエフゲニー・プルシェンコにテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアも素晴らしくて! 海外からの来日組はもちろん、日本人スケーターもそれぞれに印象に残りました。スタンディングオベーションの嵐!

ちなみにこの翌週の神戸公演ではまた違った構成で、そちらはさらに密度がアップしていたような(特にテサモエが圧巻!!)。
仙台・神戸と、結弦くんがフィナーレで4回転ジャンプに挑み続け、だんだんレベルアップ(カムバック)していく様子を観られるのも貴重な体験でした。
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欲を言えば、せっかくなら東北の有名な猫の島にも立ち寄りたかった…!
ですが、ショーの長さと濃さからいっても、一泊二日ではとても足りませんね。
猫の島訪問はいつかまた宮城を訪れる時のお楽しみにしたいと思います!

真央ちゃんサンクスツアーも、今年もう何度か行けることを願って。
地元大阪の公演は予定にありませんが、関西圏の公演のチケットとりに励みたいと思います!