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スタッフブログ

油引きのはなし

ラジオで今の小学生にいつの間にか伝わっている下らないこと云々、という話があって
例)「今 なにしてるん?」「息してる」
(という小学生の会話を電車の中で聞いて懐かしかったという投稿でした)
なんとなく思い出したのが「油引き」です。(関連はないけど)

「油引き」が分かるか分からないか、二分するんですかね??
私は世の中はみんな「油引き」するもんだと思ってましたが、どうやら違うらしいです。
小学校の時、数か月に一度板張りの教室の床を保護するため、「油引き」という行事がありました。ワックス・・といえばかっこいいですが、油です茶色の油、結構ダークな茶色でしたね・・・それをモップで引く(塗る?)んです。
わが子の小学校は上靴+床がニス塗ってるみたいな床だったので「油引き」なかったですね。

調べてみたら、昭和・平成を超えた令和の今でも油引きは行われているそうで、デジタルな世の中のアナログ感にうれしくなってしまいました!
もう出身校は建て替わってしまったので、油引きはなくなってしまってそうですが、まだ残っている学校があるんですね。

油引きのある日は、いつも以上にきれいに掃除して砂をキレイに掃いて掃いて掃いて掃いて
机を下げて空いたスペースにまず油を引いていきます。
次に、油引きたてほやほやのスペースに机を移動・・・これが、引きずるの禁止なんで持ち上げて移動しますが、油引きたてなんで、机の移動どころか歩くのすら恐怖。
油引きが終わっても、油引きイベントは終わりません。
しばらくは机から物を落とすこと・給食袋の下部を床につけること・靴底以外の部分を床につけること・・・・・できないんです!!
うっかりこけてしまった日にはもう・・・・・(以下略)
小学生なんで、しょっちゅう消しゴム鉛筆おとすじゃないですか。教科書を落としてしまったら、素敵なダークブラウンデザインの教科書の出来上がりです。一生の思い出になりますが確実に怒られます。

そして、数日は油のにおいで 血管の中もにおいが付いてるんじゃないかと思うくらいラリラリで授業をうけます。今はにおいはマシになってるのかな・・・
懐かしい・・・とラジオ聞きながら回想してしまいました。大人の今の自分で油引き体験したいですね。
画像はイメージです。(実際はモップなので)マーケ松田でした。