開発 原田です。
昨年の11月から社会人サッカーチームに入り、6年ぶりに社会人サッカーライフを再開しました。
僕にとってはわりとビッグイベントです。
母校の高校サッカーの選手権の試合を見て、ただただボールを蹴りたくなって、気付いたら入団体験のテストを受けていて、入部できました。
知らない人ばかりでしたが、いきなり11人×11人の試合で、20分-5分を3ゲーム。
気持ちは現役ですが、体はアラサーということで、あらゆる動きが期待値以下でショックでした。肺も死んでいて、すぐに息切れします。
きついなー、死にそうだなー、もう交代しようか、とぽこぽことネガティブが出てきます。
サッカー選手は50mを6秒前後で走る人が多いので、つまり、1秒あれば6m敵が寄ってきます。コートが100m*70mぐらいです。その中で、自分を中心とした半径6mの円がどうなるのかを想像して、サッカー選手はプレーしています。
実は、ボールってあんまり見なくて、周りを見てサッカーしてる人の方が多いです。
息も切れていて、頭は真っ白になるのですが、考えることは
1秒で、回りを見て、敵味方の情報収集をして、少ない体力で自分にできる1手を考えて、やってみる。味方の動きを見て連動しながら、追い込み漁で相手からボールを回収する。
ここまでくると、かなりの集中状態になって、研ぎ澄まされる感覚になります。狩りをしてるライオンとかってこんな感じなんやろな~と
死んでもいいから走ろう、怪我してもいいし全力でやり切りたい、どうなってもいいからこのまま試合をしてたい、って、そんな気持ちになっています。
そして、あ~そうだった、と。
昔本気でサッカーをしていた時って、こういう感覚で、この公式戦みたいなヒリヒリした感覚がずっと欲しかったな~と
試合に負けたら終わりで、自分に負けても終わりで、楽しくて、死んでもいいからやってたい。
僕はドリブルが好きなので、右サイドで、左足のインサイドにボールを吸い付かせて、中に行くと見せかけて、そのまま縦に抜ききるのが好きです。
ダブルダッチorループで頭上orまた抜きorエラシコ、同じ状況で縦に抜くにも、4バリエーションあります。
僕は右利きですが、ドリブルとシュートは左足のほうがやりやすくって、
右サイドで右足で相手と対面するよりも、右サイドで左足インサイドにボールを付けると
実は相手と”ボールの距離“は遠くなるし、”体の距離“は近づくので、そのロジックを知らない、距離感調整ができてないディフェンスに対しては、取られにくいし、抜群に抜きやすかったりします。
ネイマールがよく使う、体より遅れてボールを前に蹴りだして、ストレートに縦に抜くまさにあの技のロジックです。
そんなことを考えて試合をして、家に帰る頃には、足が痛くて、しっかり足の指の骨が欠けていました。
1ヶ月くらいで治りましたが
それでもやっぱりまたサッカーしたいな~と思ってしまいます。